次世代アーティスト18組が集結！レーベルの垣根越えて熱演繰り広げた4時間半

3月23日に東京・チームスマイル・豊洲PITにて日本レコード協会主催のライブイベント「Coming Next 2017」が開催された。

今年で3回目の開催となる「Coming Next」。イベントには各レーベル所属の新人アーティストが1組ずつ計18組出演し、会場に集まった観客はジャンルの垣根を越えたアーティストたちのパフォーマンスを約4時間半にわたって楽しんだ。

1組目のJin-Machineは卒業シーズンにピッタリな曲として「がんばれ！桜、アディオス」をパフォーマンス。卒業式を彷彿とさせるコール＆レスポンスで観客の笑いを誘い、イベントの序盤を大いに盛り上げる。沖縄発の3人組・DEVIL NO IDは「EVE -革命前夜-」「Sweet Escape」の2曲を元気いっぱいに歌って踊り、オーディエンスを魅了した。焚吐はMCで「ここにいる誰よりも熱い心をもって、ライブをやり遂げたい」と話し、「オールカテゴライズ」を熱唱。伸びやかなボーカルを会場内に響かせた。

5人組ボーカルユニット・UNIONEは、絢香「三日月」のカバーをしっとりと歌い上げ、その歌唱力を観客に見せつける。バックダンサーを率いてメジャーデビュー曲「Boogie Back」を歌った井上実優は、ステージ上で「いつか武道館でワンマンライブができるようになりたい」と自身の目標を高らかに宣言。オーディエンスから大きな喝さいを浴びた。Flower Notesは6人の息の合ったフォーメーションで「Seed of Departure」「恋花」を披露。ファンに笑顔で手を振り、ステージをあとにした。

Ayasaは「私はバイオリンで皆さんをガッツリ楽しませたいと思います」と意気込みを明かし、「Re:Birth」「華吹雪！破天連娘」などのインスト曲を熱演。フロアからは自然と手拍子が上がり、会場が一体となったパフォーマンスが繰り広げられた。Beverlyは「Tell Me Baby」「I need your love」の2曲で得意のハイトーンボイスを届け、オーディエンスを圧倒。その後登場したカノエラナは自己紹介的なナンバー「カノエラナです。」で自身をアピールした。「トーキョー」の歌唱時には観客に「東京！」と呼びかけ、フロアからは大きな歓声が上がっていた。

イベントの折り返し地点となる10組目に登場したBOYS AND MENの弟分、BOYS AND MEN研究生は「そいじゃッ レベルUP」などを勢いよくパフォーマンス。アコースティクギターとドラムという編成でステージに現れた山崎彩音は、「プレゼント」「キキ」をクールに歌い上げた。Maison book girlは「faithlessness」とメジャーデビュー曲「cloudy irony」を連投。場内を独特の世界観で包み込んだ。

看護師として働きつつ歌手活動を行っている瀬川あやかは、「一緒に盛り上がってくれますか!?」という叫びと共に「妄想スニーカー」を元気いっぱいに歌唱。The Idol Formerly Known As LADYBABYは「声が全然足りてないんですけど！」と観客を煽りつつ、4月12日発売のメジャー2ndシングル曲「Pelo」を披露した。ラックライフはPON（Vo, G）の「音楽であなたの世界を変えに来ました」という言葉から演奏をスタートさせ、エモーショナルなナンバー「名前を呼ぶよ」を投下した。

ダンスユニットのエグスプロージョンは、YouTubeで公開した動画が人気を博した「本能寺の変」「島原の乱」で会場の熱を高めていく。BAND-MAIDは「Don't you tell me」を演奏したのち、小鳩ミク（Vo, G）がバンドのコンセプトを説明。彼女たちのライブ恒例の“おまじない”タイムで「萌え萌えキュンキュン」のコール＆レスポンスを展開した。イベントのトリを飾るBOYS AND MENがステージに登場すると、フロアは彼らのファンによるペンライトの光で埋め尽くされる。10人はマイクスタンドを使って「GO!! 世侍塾 GO!!」や「ヤングマン～B.M.C.A.～」を披露し、今年の「Coming Next」を締めくくった。