佐賀県が地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の一環として、歴史好きのラッパーである
この曲は、2018年に明治維新から150年という節目を迎えるにあたり、佐賀県の歴史や偉人を全国にアピールするために制作されたもの。佐賀藩を牽引した第10代藩主である鍋島閑叟こと鍋島直正の、類まれなリーダーシップと広い視野をテーマに4人がマイクリレーを繰り広げている。
DEJIは佐賀県出身であり、KEN THE 390、KOHEI JAPAN、DEJIの3人は佐賀藩出身の大隈重信が創立した早稲田大学におけるソウルミュージック研究会・GALAXYのOB。またKダブシャインは佐賀藩主の流れをくむ鍋島家の邸宅があった渋谷区立松濤中学校のOBであり、いずれも佐賀藩に縁のあるラッパーだ。
MVは、佐賀藩にゆかりのある東京都内3カ所と、佐賀城跡に本丸御殿を復元した佐賀城本丸歴史館で撮影。佐賀城本丸歴史館の外観や内観にラッパーたちのパフォーマンスの様子を投影し、さらに鍋島直正役として
さらに3月25日に、東京・タワーレコード渋谷店と佐賀県内にて同曲を収録したカセットテープが配布されることも決定した。カセットテープのデザインは光嶋崇が担当。配布数は「明治維新150年」にちなんで両所合計150個となるので、気になる人は早めに入手しておこう。
※動画は現在非公開です。
KEN THE 390 コメント
個人的に維新前後の歴史が好きだったので、オファーをとても嬉しく思いました! 参加MC陣皆で、佐賀県の方から、歴史や幕末の話を詳しく聞かせていただいたのも、とても楽しかったです。楽曲としても、同級生のDEJIやシーンの大先輩たちとご一緒させて頂けて光栄でしたし、このメンバーならではのミラクルが起きていると思いますので、ぜひ聴いてみていただければ嬉しいです。
KOHEI JAPANコメント
「幕末」に活躍した藩といえば、「薩長土肥」と答えられるのだけど、じゃあその「肥」、つまり肥前佐賀藩は何をやっていたのか?と問われると、意外に答えられなかったりして。じゃあその答えは? この曲を聴けば分かるハズです。みなさん乞うご期待!
DEJIコメント
佐賀県出身者として、今回の企画に参加させていただいたことを非常に嬉しく思います。佐賀城本丸歴史館が建っている場所は、私が小学生の頃は赤松小学校の敷地であり、真夏の暑さの中、少年野球で汗を流した記憶や、真冬にお堀端を何周も走った記憶は、一生忘れることのない大切な思い出です。今は東京で暮らす身ですが、佐賀の歴史に触れることが出来て、また、楽曲で憧れの先輩方と共演することが出来て、こんなに嬉しいことはありません。日本全国の皆様、そして佐賀の友人知人の皆に聴いていただきたいと思います! THE SAGA! CONTINUES!!!
Kダブシャイン コメント
HIP HOPで情報発信することが、「佐賀県シャレてるな」と思いました。自分にとっても小さい頃から松濤公園は馴染みのある場所だから、鍋島家の足跡が残っている土地ということも知っていたし、この地からメッセージを届ける事をイメージしました。佐賀県だけじゃなくて、九州、日本全国でこの曲みたいな試みが増えていて我々としてもラップをやってきて良かったなと思います。
武田真治 コメント
佐賀は毎年のようにライブで訪れている思い入れのある地です。
今回、鍋島直正という歴史に埋もれさせるには惜しい男を演じる機会に恵まれ、大変光栄に思っています。
僕自身は北海道出身ではありますが、明治維新後、蝦夷地開拓に積極的に取り組み、今の北海道の礎を築いてくれた鍋島直正は道民にとっても英雄であり、鍋島直正役で今回の撮影に参加できたことはとても感慨深いものでした。
幕末、近代化のトップランナーとまで呼ばれた彼の思考性や行動力は今の時代にも必要なのではないでしょうか。
このプロジェクトを機に、たくさんの方に鍋島直正の歴史と彼が愛した佐賀に触れて頂ければと願ってます。
リンク
- The SAGA Continues...
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KEN THE 390 @KENTHE390
佐賀県がKEN THE 390やKダブらとコラボ曲制作、幕末の偉人をラップで称える - 音楽ナタリー https://t.co/d4AHmqLqE5