蓮沼執太フィル3年ぶり復活ライブで本格再始動「パワーアップしてやっていきます」

6

163

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 41 99
  • 23 シェア

蓮沼執太フィルの再始動ライブ「Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra / Meeting Place」が2月25、26日に東京・スパイラルホールにて行われた。

「Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra / Meeting Place」2月26日公演の様子。(撮影:後藤武浩)

「Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra / Meeting Place」2月26日公演の様子。(撮影:後藤武浩)

大きなサイズで見る(全28件)

2014年に行われた全国ツアー「蓮沼執太フィル ツアー2014『時が奏でる、そして僕らも奏でる』」をもってその活動に一旦幕を降ろした蓮沼フィル。それからおよそ3年の年月を経て蓮沼は「継続することで新たな“Meeting Place”を作りたい」というテーマを掲げ、今回の復活ライブを実施した。この記事では26日の模様をレポートする。

蓮沼執太(撮影:後藤武浩)

蓮沼執太(撮影:後藤武浩)[拡大]

記念すべき復活ライブの1曲目に届けられたのは本公演を表題とする新曲「Meeting Place」。蓮沼のボーカルとキーボードを中心に環ROYのラップ、木下美紗都のコーラスを含む総勢16名のオーケストラが織りなす一体感のある演奏に、オーディエンスは心地よさそうに体を揺らしていた。続けて蓮沼フィルのライブでは定番の「Earphone & Headphone in my Head - PLAY0」や環ROYの楽曲「YES」、そして彼らの代表曲ともいえる「ONEMAN」が奏でられていく。インターバル前の前半最後には「Hello Everything」をパフォーマンス。曲のクライマックスを迎える環ROYのラストのラップパートでは蓮沼をはじめとする演奏メンバーが環ROYを煽るかのように激しいアレンジの演奏をぶつけて会場の熱気を一気に上昇させた。

環ROY(Rap)(撮影:後藤武浩)

環ROY(Rap)(撮影:後藤武浩)[拡大]

MCでは後半で披露する曲名「TIME」にちなみ、環ROYが「斉藤(亮輔)君のタイムを教えてください」とメンバーに質問を投げかけたことから、斉藤亮輔(G)がライブ当日に「東京マラソン2017」に出場してきたという事実が明らかに。ほかのメンバーに「言いづらかった」という理由で秘密裏にマラソンの準備を進めていたという斉藤のタイムは3時間51分という4時間を切る好タイムで、これにはオーディエンスから驚嘆の声と大きな拍手が沸き起こった。蓮沼から「(ライブとマラソン)どっちがゴール?」と詰め寄られた斉藤が「これからがゴールです。本物のゴールに向かってます」と答えると、環ROYが「いいね。ポエジーだね」と斉藤のコメントを称賛して観客の笑いを誘うひと幕もあった。

このほか彼らは2月22日にリリースされた蓮沼とU-zhaanのコラボアルバム「2 Tone」より新曲「Dryer」をフィルアレンジで披露。なめらかなメロディラインに乗せて蓮沼と木下が息の合ったハーモニーを響かせた。本編ラストには「YY」が届けられ、凜とした木下のコーラスと、それに重なるフィルの演奏に観客たちが魅了されていた。

「Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra / Meeting Place」2月25日公演の様子。(撮影:後藤武浩)

「Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra / Meeting Place」2月25日公演の様子。(撮影:後藤武浩)[拡大]

アンコールで再び登場した蓮沼は、ひさびさとなったフィルでの活動について「レコーディングもしましたし。宮地夏海(Flute)さんは今回から加わった新メンバーですからね。これからパワーアップしてやっていきますので、引き続きよろしくお願いします。ユザーンは入らないと思うので、それだけは安心してください」と冗談を交えつつ今後の展望を語り、「wannapunch! - Discover Tokyo - Sunny Day in Saginomiya」と「Meeting Place」を披露して復活ライブの幕を下ろした。

なお本公演の来場者には蓮沼フィルの新曲がダウンロードできるURL付きの会報誌が配布され、本誌で蓮沼は「今後のこと」と題して「僕にとって、人間と一緒に音楽を演奏する部分として、とても大切なところに蓮沼フィルはあります。この先、実際どこに進むのか、僕にもわかりません。メンバーの気持ちや活動だって変化していくでしょう。やってみたいことやアイデアはいくつも浮かんできます。また先の話にはなりますが、新しい音楽の創作が更新されていくことが他人事のように今から楽しみです」とコメントしている。

この記事の画像(全28件)

蓮沼執太フィル「Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra / Meeting Place」2017年2月26日 スパイラルホール セットリスト

01. Meeting Place
02. Earphone & Headphone in my Head - PLAY0
03. YES
04. NEW
05. ONEMAN
06. 5windows
07. Door of the Cosmos + Shangfai
08. Hello Everything
09. ZERO CONCERTO
10. Dryer
11. TIME
12. Centers #123
13. MeDeTaI
14. YY
<アンコール 1>
15. wannapunch! - Discover Tokyo - Sunny Day in Saginomiya
<アンコール 2>
16. Meeting Place

全文を表示

読者の反応

  • 6

齋藤あきこ @akiko_saito

ナタリー様に蓮沼フィルのライブレポートが https://t.co/iuEZP1bKsX

コメントを読む(6件)

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 蓮沼執太 / 環ROY の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。