冨田ラボの最新アルバム「SUPERFINE」の発売を記念したワンマンライブ「isai Beat presents 冨田ラボ LIVE 2017」が、2月21日に東京・LIQUIDROOMで行われた。
冨田ラボがワンマンライブを行うのはこれが4回目で、2014年2月に同じくLIQUIDROOMで開催された前回のワンマンからはおよそ3年ぶり。今回のライブでは新作「SUPERFINE」の世界観を再現すべく、アルバムに参加している多彩なゲストボーカリストのうち、AKIO、安部勇磨(
冨田は複数の鍵盤とギターに囲まれたステージ下手に陣取ると、サンプラーなどを駆使したインストでライブをスタートさせた。冨田が奏でる即興性の高いサウンドに、バンドメンバーの平陸(Dr)、鈴木正人(B /
AKIOはステージ上で飛び跳ねるようにダンスしながら「笑ってリグレット」を歌い、間奏では冨田がパワフルなギターソロを披露。ハイテンションでフロアを盛り上げたAKIOに続き、ゆっくりとはにかみながら登場したネバヤン安部は「雪の街」で柔らかいロートーンを響かせた。アコースティックタッチのインストを挟み、次は藤原さくらがボーカルをとる「Bite My Nails」へ。続いてのゲスト・坂本真綾は「SUPERFINE」に収録された「荒川小景」と、2011年発表のコラボ曲「エイプリルフール」の2曲を歌った。間髪入れずに始まった「ふたりは空気の底に」では、ゲストのcero高城がバンドのグルーヴに乗ってゆらゆらと揺れ、場内の熱気をゆっくりと高めていく。CICADA城戸もゆるやかなビートの「鼓動」を丁寧に歌い上げ、熱気をじわじわと引き上げた。
そして最後は、冨田ラボ始動以前から冨田とタッグを組んできた
アンコールでは過去の冨田ラボのレパートリーを、「SUPERFINE」のゲスト陣が歌うことに。まずはCICADA城戸が2ndアルバム「Shiplaunching」の「しあわせのBlue feat. YOSHIKA」を熱唱。そして最後は、この日トップバッターとしてライブを盛り上げたAKIOが再び登場し、1stアルバム「Shipbuilding」から「眠りの森 feat. ハナレグミ」を歌い上げた。冨田は「冨田ラボはあんまりライブやらないけど、次はあまり間を空けないようにしたいと思ってます。確約ではないですよ? でも近々。また会いましょう」と期待感を募らせステージを去った。
なお当日ライブ会場で先行販売されたアルバム「SUPERFINE」のアナログ盤は、3月1日より各レコードショップ店で販売開始となる。
関連する特集・インタビュー
isai Beat presents 冨田ラボ LIVE 2017
2017年2月21日 LIQUIDROOM セットリスト
01. Inst_1
02. 笑ってリグレット / AKIO
03. 雪の街 / 安部勇磨(
04. Inst_2
05. Bite My Nails /
06. エイプリルフール /
07. 荒川小景 / 坂本真綾
08. ふたりは空気の底に / 高城晶平(
09. 鼓動 / 城戸あき子(
10. タイドグラフ/
11. 道 / bird
<アンコール>
12. しあわせのBlue / 城戸あき子(CICADA)
13. 眠りの森 / AKIO
冨田ラボ「SUPERFINE」アナログ盤収録曲
SIDE A
01. SUPERFINE OPENING(instrumental)
02. Radio体操ガール feat. YONCE
03. 冨田魚店 feat. コムアイ
SIDE B
01. 荒川小景 feat. 坂本真綾
02. ふたりは空気の底に feat. 高城昌平
SIDE C
01. Bite My Nails feat. 藤原さくら
02. 鼓動 feat. 城戸あき子
SIDE D
01. 雪の街 feat. 安部勇麿
02. 笑ってリグレット feat. AKIO
03. SUPERFINE ENDING(instrumental)
※高城昌平の「高」ははしご高が正式名称。
関連商品
冨田恵一「SUPERFINE(アナログ盤)」
[アナログ] 2017年3月1日発売 / SPEEDSTAR RECORDS / HRLP069~70
リンク
- 冨田ラボ - Tomita Lab
- 冨田ラボ (@tomitakeiichi) | Twitter
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コウノアスヤ @asuyakono
参加したやつ。良かったなぁ
冨田ラボ3年ぶりライブにbird、真綾、cero高城ら豪華ゲスト集結 - 音楽ナタリー https://t.co/wlnfye3XHk