スペースシャワーTVが主催するライブイベント「
スペースシャワーTVのレギュラー番組「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪」によるこのイベントの開催は今回で4回目。番組MCを務めるチュートリアル、菅沼ゆりの進行のもと、
オープニングトークに続いて登場したトップバッターのフレデリックは、「オワラセナイト」で会場のテンションを一気に引き上げる。さらに「KITAKU BEATS」「リリリピート」とダンスチューンを立て続けに披露。ツアーのラストを飾る台湾公演を終えたばかりの3人を代表し、三原康司(B)は「台湾を終えて、熱々のままやってまいりました!」と笑顔で3000人のオーディエンスに挨拶した。
中盤ではスペシャルゲストとしてSKY-HIが登場し、彼の楽曲「Double Down」をフレデリックの演奏で披露する。エネルギッシュな演奏にキレの鋭いラップが乗ると、フロアからは大歓声が沸き起こった。最後は「オドループ」「オンリーワンダー」を畳みかけ、熱狂のうちにフレデリックのパフォーマンスが終了した。
続いてのライブに移る前には、チュートリアルの福田充徳と菅沼、そしてMrs. GREEN APPLEの若井滉斗(G)、藤澤涼架(Key)が登場してのトークへ。彼らのサイン入りTシャツをプレゼントすべく、観客への「3000分の1アンケート」を行って盛り上がった。2番手はチュートリアルの徳井義実率いるバンド、鴬谷フィルハーモニー。メロディアスで壮大なサウンドに乗せて下ネタ炸裂の歌詞を歌う「夏月」でフロアを大爆笑に導くと、徳井は「普段はヒドい歌詞の曲が多いんですけど、今日は若い方にも自信を持ってオススメできる曲を用意してきました」と涼しい顔で言い放った。その後も若い女性とパトロンの関係を疑う「金銭的支援関係」、さらに“性欲の化け物”について歌う「化ケモノ」、引っ越した部屋の悲劇を歌った「金縛り」を演奏。ハイクオリティな楽曲とユーモラスな歌詞のギャップで、オーディエンスを最後まで笑わせ続けていた。
その後のトークに登場したSKY-HIは、先ほどのフレデリックとのコラボレーションについて「ステージ上が初対面に近かったんです」とほぼぶっつけ本番だったことを明かし、観客を驚かせる。そして鴬谷フィルハーモニーを「フェスにガンガン出たら勝ちまくるんじゃないですか?(笑)」と絶賛した。続くライブアクトはMrs. GREEN APPLE。山中綾華(Dr)のダイナミックなソロから1曲目「VIP」が始まり、大森元貴(Vo, G)と藤澤はステージ狭しと走り回って観客を煽る。MCでは彼らが「徳ダネ福キタル♪」に出演した際、チュートリアルから伝授されたネタとして藤澤が「こんなにたくさんの人が集まってくれて、僕たちは……なんとも思ってません!」とボケをかますものの、「(ボケの)回収の仕方を教えてもらってなかった!(笑)」と苦笑いする一幕もあった。
この日が今年1発目のライブだという彼ら。大森は「“スタート”を大切にしたいと思います」と話し、メジャーデビュー曲「StaRt」を力強く歌い上げた。ラストの「サママ・フェスティバル!」では、10人のキッズダンサーに混じってチュートリアルの2人もダンサーとしてステージへ登場。会場を大いに盛り上げた。
Mrs. GREEN APPLEのライブに続いて行われたのは、KANA-BOONの飯田祐馬(B)と小泉貴裕(Dr)がチュートリアルと対決する企画。飯田が「これからライブやっちゅうのに!」と悲鳴を上げた「うまい棒早食い対決」では、KANA-BOONの2人が圧勝。続く「コンビ愛対決」ではそれぞれが「好きな食べ物」「2人の一番大切な場所」などを当てるクイズを繰り広げ、観客の笑いを誘った。
SKY-HIはバックバンドのSUPER FLYERSを従えて黒のスーツ姿で登場し、1曲目「逆転ファンファーレ」から華々しいサウンドで場内を楽しませる。その後も「Ms. Liberty」「スマイルドロップ」と圧巻のパフォーマンスでフロアを圧倒。彼はMCで「大変だね、立ちっぱなしで。でも楽しいよな?」とオーディエンスをいたわりつつ、「今日は『SKY-HIなんて全然知らなかったけど、こんなヤツが埋もれてたのか』って言わせるために来た!」と宣言し、大きな拍手を浴びた。
アカペラの「As A Sugar」からは4曲をメドレーで披露し、高速のラップにフロアからは歓声が起こった。最後は先ほどフレデリックとのコラボパフォーマンスを繰り広げた「Double Down」を再び演奏。ギターをかき鳴らしながら熱唱し、さまざまな魅力をアピールしたステージを締めくくった。
トリのKANA-BOONの前にはフレデリックの3人がトークゲストとしてステージへ。「とっておきの写真」を紹介するコーナーでは双子である三原健司(Vo, G)と康司の兄弟の幼い頃の写真を披露し、フロアを和ませた。そしてイベントの最後を飾るKANA-BOONのライブは「Wake up」でスタート。「盛者必衰の理、お断り」で会場の一体感を高めたあと、谷口鮪(Vo, G)は「(ギターの)ケーブルの長さが足りなくて花道に行けない!(笑)」とぼやき、ファンを笑わせていた。
後半、谷口は「今年のバレンタインは去年よりチョコの数が減りまして(笑)。その恨みつらみ、そねみひがみを詰め込んで、新曲をやろうと思います!」と話し、3月1日にリリースするニューシングル「Fighter」を演奏。最後は「シルエット」でオーディエンスを楽しませた。
アンコールの声に応え、4人は再びステージへ。ここで演奏されたのは「なんでもねだり」。大サビではチュートリアルと菅沼が花道へ現れ、おなじみの振り付けを息もぴったりに披露した。谷口はコラボに協力した3人に「今日ずっと、すげえ練習しはってくれて」と賛辞を贈り、ラストナンバー「フルドライブ」をアグレッシブに演奏した。
すべてのライブが終わると、この日の出演者たちがステージへ改めて集結。3000人の観客に挨拶し、笑顔でステージを去っていった。なお、このライブの模様は3月31日(金)にスペースシャワーTVにて放送される。
チュートリアルの徳ダネ福キタル♪SPECIAL LIVE Vol.4 2017年2月18日 チームスマイル・豊洲PIT セットリスト
フレデリック
01. オワラセナイト
02. KITAKU BEATS
03. リリリピート
04. ナイトステップ
05. Double Down(
06. オドループ
07. オンリーワンダー
鴬谷フィルハーモニー
01. 夏月
02. 金銭的支援関係
03. 化ケモノ
04. 金縛り
Mrs. GREEN APPLE
01. VIP
02. Speaking
03. In the Morning
04. うブ
05. StaRt
06. サママ・フェスティバル!
SKY-HI
01. 逆転ファンファーレ
02. Ms. Liberty
03. スマイルドロップ
04. As A Sugar~Welcome To The Dungeon~Enter The Dungeon~Tyrant Island
05. Seaside Bound
06. Double Down
KANA-BOON
01. Wake up
02. 盛者必衰の理、お断り
03. 見たくないもの
04. ウォーリーヒーロー
05. ないものねだり
06. Fighter
07. シルエット
<アンコール>
08. なんでもねだり
09. フルドライブ
スペースシャワーTV「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪ SPECIAL LIVE Vol.4」
2017年3月31日(金)22:00~23:30
※記事初出時、本文、セットリスト、写真キャプションの一部アーティスト名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
リンク
- チュートリアルの徳ダネ福キタル♪ SPECIAL LIVE vol.4
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hi ( @ころがるタヌキ🍃 ) @aug_am0502
@SkyHidaka 徳ダネ福キタルの記事がナタリーさんで上がってました😊写真も複数枚上げられてて、素敵なイベントだった事が伝わってきます!
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