PELICAN FANCLUB、“CLUB”付くバンド集った自主企画で新曲連発

PELICAN FANCLUBが1月30日に東京・clubasiaにて、自主企画「PELICAN FANCLUB presents "CLUB NIGHT"」を開催した。

名前に“CLUB”を含むバンドのみが“club”asiaで競演する本イベントにはPELICAN FANCLUB、MARQUEE BEACH CLUB、Ancient Youth Clubの3組が出演。トップバッターを務めた北海道・札幌のバンドAncient Youth Clubは「迷宮少女」でライブを開始すると、昨年8月に発表した全国流通盤「FOR,EMMA」の収録曲を中心に披露。浮遊感のあるバンドサウンドで会場を包み込み、最後は「Stockholm」を力強く演奏し出番を終えた。

2番手のMARQUEE BEACH CLUBは高揚感のあるサウンドが印象的な「eye」で演奏を開始。彼らはシマダアスカ（Vo, Per）のソウルフルな歌声で観客を魅了する「wonder」や「swim」をはじめ、ダンサブルなナンバーでフロアを揺らす。盤石なバンドアンサンブルで魅せる「escape」をラストに届け、拍手喝采の中MARQUEE BEACH CLUBはステージを去った。なお彼女たちは2月17日に東京・下北沢GARAGEにて自主企画「amaze」を行う。

主催者のPELICAN FANCLUBは「Chilico」でライブの口火を切る。4人によるサウンドがフロアへあふれだすと、観客たちは一気に色めき立つ。この日PELICAN FANCLUBは多くの新曲を用意。昨年11月に開催したワンマンライブで披露した楽曲を始め、全4曲の新曲を届けた。ラウドロック色の強い「説明」に続いて披露された新曲（タイトル未定）ではシンプルなリズムパターンにクルマダヤスフミが骨太なギターサウンドを乗せ、エンドウアンリ（Vo, G）が渾身のシャウトを響かせ観客を圧倒。終盤に演奏された新曲（タイトル未定）はPELICAN FANCLUBには珍しいストレートなロックチューンで、彼らの新機軸をファンに強く印象付けた。本編ラストは代表曲の「記憶について」。分厚いバンドアンサンブルを奏で、4人はステージを下りた。

アンコールでエンドウは春に1stフルアルバム（タイトル未定）をリリースすることを発表。そして「春はいいね」という歌詞で始まる「Dali」で「CLUB NIGHT」の幕は閉じた。なおPELICAN FANCLUBは3月3日に東京・新代田FEVERにてodolとの共同企画「凄い日」を開催する。