CYNTIA「Urban Night」ツアー、夢の大合唱でフィニッシュ

1月28日に東京・WWW Xで、CYNTIAのワンマンツアー「CYNTIA LIVE TOUR 2017 ‐Urban Night‐」ファイナル公演が開催された。

昨年12月にニューアルバム「Urban Night」を発表し、1月からレコ発ツアーを開始したCYNTIA。今回のツアーではおよそ1カ月にわたり、5都市でワンマンライブが行われた。

AZU（B）が影アナで挨拶とコールを行ったのち、ライブは「if」からスタート。「不眠症シンデレラ」ではYUI（G）とAZUがステージ上を駆け回り、オーディエンスの様子を伺いつつ煽っていった。会場はすぐに熱を帯びていき、「暁の華」演奏前にはSAKI（Vo）が「衣装さん、すいません！」と革ジャンを脱ぐ場面も。その後も客席が回るタオルで埋め尽くされた「Woman」、幾度もハンドクラップが巻き起こった「ハピネス」でファンのテンションもどんどんと上がっていった。

メンバーが脱退し悩んでいた時期に制作したという「TAKE ME HIGHER」で、SAKIは涙を浮かべつつ歌唱。このほかAYANO（Key）とYUIのメロディアスなソロパートが特徴的なバラード「Call Me.」など、中盤では落ち着いた様子の楽曲が披露されていった。そんな雰囲気から一転、notallがダンサーとして登場した「熱ポジヴォルケーノ」では、AYANOが「熱い声をぶつけてくれー！」「燃えてますかー!!」と観客に向かって絶叫。さらにMCでnotallが自己紹介すると、SAKIは「うちにもすごい自己紹介ができる人がいるから！」とサポートメンバーのnatsume（Dr）を指名する。natsumeは可愛らしいリアクションを交えて自己紹介をするが、これを終えると恥ずかしそうな様子を見せる一幕もあった。

さらにnotallをゲストに迎えての「JUST NOW★」、Aldiousのトキ（G）がテクニカルな演奏で楽曲を彩った「Bless of the Fire」といったコラボも展開され、最後はムーディな雰囲気漂う「Urban Night」で本編は終了した。アンコールでは最新アルバムの1曲目「introduction」を新たなアレンジで披露。終了後にAYANOが「終わりたくないー!!」と叫ぶと、ファンも名残惜しそうに相づちを打っていた。そんな中ツアーのラストナンバー「Un!verse」について、SAKIは「大合唱できるような曲にしようと思って作って。ツアーファイナルでみんなと歌うのが夢だったんです」と思いを明かす。その願いに応えるように、この楽曲でフロアはオーディエンスの歌声で包まれ、ツアーは大団円で締めくくられた。

「CYNTIA LIVE TOUR 2017 ‐Urban Night‐」
2017年1月28日 WWW X セットリスト

01. if
02. 不眠症シンデレラ
03. 暁の華
04. Woman
05. ハピネス
06. ZOO
07. TAKE ME HIGHER
08. Call Me.
09. 熱ポジヴォルケーノ
10. JUST NOW★
11. Run to the Future
12. Bless of the Fire
13. 深愛エゴイズム
14. Through the Fire and the Desire
15. Life Goes On
16. Urban Night
＜アンコール＞
17. introduction（アレンジVer.）
18. 閃光ストリングス
19. Un!verse