「"it is WHAT it is" TOUR」は彼らが最新ミニアルバム「it is WHAT it is」を携えて昨年9月より実施しているもの。47都道府県を回るツアーで、この日はKOJI(Vo, B)の体調不良のため公演延期になった三重公演と、沖縄公演を残し、50本目となった。
4人は大歓声に迎えられて、大きなフラッグが掲げられたステージへゆっくりと登場。KOJIが「渋谷ー!」と興奮気味に声を上げ「WIMP」で勢いよくライブをスタートさせた。最初のMCではKOJIが「O-EASTには個人的な思い入れがある」と「Monster feat.Ryo(from CRYSTAL LAKE)」のミュージックビデオ撮影やZebraheadのオープニングアクトを務めたことなど、同会場での思い出を振り返る。そのMCに続いて披露された「Monster」ではステージ袖から
中盤のMCではKOJIが「今年で結成して10年です」と結成してからこれまでの軌跡を回想。結成当初はYUICHI(Vo, G)との2人組で、サポートドラマーを入れた編成だったため、思うように活動ができず苦しかったと話す。しかしながら別バンドに所属していたSHUN(Dr)と出会い、最終的に彼が正式加入を決意したときの心境について「俺らの音楽で気持ちが変えられるんだ、と思った」と笑顔になる。彼はさらにKO-TA(G)との出会いも語り、「10年を迎えて今日、最高な1日にできてます」と達成感に満ちあふれた表情を見せた。
キラーチューン「Listen to the Radio」でフロアが湧き上がったあと、YUICHIも「この曲は結成して2年目くらいに作った曲で。まさかO-EASTの舞台でやるとは。本当に感慨深い」と感激する。さらに炊飯器を持って、自分たちで米を炊きながら回ったという今回のツアーを振り返り「米を炊いたり、ケンカをしたりしたことはSWANKY DANKのためになくちゃならなかったことだったと思う」と振り返った。また改めてTSUTAYA O-EASTでのワンマンライブを実現できた喜びを「10年前の俺はこの景色を想像もしてなかった」と感慨深そうに語りつつ、ソールドアウトできなかったことについて「まだまだSWANKY DANKをやめる理由が見つからない……というか続けていく理由ができた。絶対次はここをソールドアウトさせる」と強い決意を口にした。その後バンドはさらに勢いを付けて「Sink Like a Stone」「MADE A MESS」といったアップテンポなナンバーを連投。場内に盛大なシンガロングを響かせてライブをフィナーレへ導いた。
なおこの日のステージでバンドは6月11日に東京・TSUTAYA O-EAST、TSUTAYA O-WEST、TSUTAYA O-Crestを使用したサーキットイベント「SWANKY PLAYGROUND CIRCUIT 2017」を開催することを発表した。
SWANKY DANK “it is WHAT it is” TOUR(終了分は割愛)
2017年2月2日(木)三重県 MUSIC SPACE 鈴鹿ANSWER(※振替公演)
<出演者>
2017年3月4日(土)沖縄県 Output
<出演者>
SWANKY DANK / and more
SWANKY PLAYGROUND CIRCUIT 2017
2017年6月11日(日)東京都 TSUTAYA O-EAST / TSUTAYA O-WEST / TSUTAYA O-Crest
OPEN 13:00 / START 14:00
SWANKY DANKのTV・ラジオ出演情報
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音楽ナタリー @natalie_mu
SWANKY DANK、万感のO-EASTワンマン「この景色を想像もしてなかった」 https://t.co/s5OaVDziUN https://t.co/xjg2jA4QIy