昨日12月25日、
今回のライブは、“新しいアレンジで聴かせる新たなさかいゆう。”をテーマに、11月から全国6カ所で行ってきた全国ツアーのスペシャル版。さかいは柴山哲郎(G)、Shingo Suzuki(B /
最初のMCでは「ツアーファイナルへお越しいただきありがとうございます。2012年にイギリスでライブをしたとき、The Beatles、Radioheadのカバーよりも盛り上がった曲が、自分の曲『ストーリー』でした。『これがJ-POPだ!』と外国のお客さんに胸を張って言えたことが、今回のツアータイトルにもつながっています」と、ツアータイトル「POP TO THE WORLD」の由来を語った。続く「薔薇とローズ」「よさこい鳴子踊り」は、最近のさかいのライブで定番の2曲だが、新たなアレンジで新鮮さをまとって観客の耳に届いていく。
この日はクリスマスとあって、サンタの帽子をかぶり、クリスマスソングのカバーコーナーも。
ライブ後半はラブソングを4曲連続で投下。「無言の月」「井の頭公園」といったインディーズ時代の楽曲を経て、多幸感いっぱいの「ジャスミン」につなげる。じっくりと聴き入るムードから一転、本編クライマックスは観客を総立ちにさせて最新シングル「再燃SHOW」から「But It's OK !」と表題曲を送り、四つ打ちのアッパーなビートで一旦ライブを締めくくった。
アンコールに応えて再登場したさかいは、長年連れ添っているマネージャーが一番好きな曲だというインディーズ時代の曲「みち」と、今年逝去した永六輔の名作「上を向いて歩こう」を歌唱。その後「クリスマスにライブができて、些細なことで笑えて、僕は幸せです」と感慨深く語り、ジョン・レノン「Happy Xmas(War Is Over)」をカバーした。さらに屈指のポップチューン「まなざし☆デイドリーム」でこの日一番の盛り上がりを生み出す。
バンドメンバーと礼をして閉幕かと思いきや、さかいは1人ステージに残って再びキーボードの前へ。「今年は尊敬するミュージシャンがたくさん亡くなりました。デヴィッド・ボウイも、モーリス・ホワイトも、レオン・ラッセルも、プリンスも……。ボクの曲の中にも、亡くなった友人を思って作った曲があります」と前置きしつつ、「最後にこれをやるのは僕の独断で、もしアンコールで呼ばれなくてもやろうと思ってました」と話して演奏したのは「君と僕の挽歌」。さかいがアーティストを志すきっかけとなった親友の死を歌ったナンバーだ。彼は大切な1曲を万感の思いで弾き語り、2016年の歌い納めとした。
なお、さかいゆうは1月20日に神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場にて開催される「『歌い、継ぐ』 ~永六輔さん追悼コンサート~」で新年1発目のライブを行う。
さかいゆう「さかいゆうLIVE "POP TO THE WORLD" SPECIAL」
2016年12月25日 中野サンプラザホール セットリスト
01. Drowning
02. ストーリー
03. Headphone Girl
04. 薔薇とローズ
05. Midnight U
06. よさこい鳴子踊り
07. ケセラセLIFE
08. クリスマス・イブ(※オリジナル:
09. いつかのメリークリスマス(※オリジナル:
10. She Left
11. 無言の月
12. 井の頭公園
13. ジャスミン
14. But It’s OK !
15. 再燃SHOW
<アンコール>
16. みち~上を向いて歩こう
17. Happy Xmas(War Is Over)(※オリジナル:ジョン・レノン)
18. 君と僕の挽歌
「歌い、継ぐ」 ~永六輔さん追悼コンサート~
2017年1月20日(金)神奈川県 KAAT 神奈川芸術劇場
<出演者>
デューク・エイセス / 大友良英 / Little Glee Monster / 育之介 / 大友良英スペシャルバンド
スペシャルゲスト:
2017年1月22日(日)神奈川県 KAAT 神奈川芸術劇場
<出演者>
デューク・エイセス / 大友良英 / Little Glee Monster / 育之介 / 大友良英スペシャルバンド
スペシャルゲスト:大竹しのぶ
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