Salyu×小林武史、聖なる夜彩ったミニマ公演

Salyuと小林武史によるコンセプトライブ「a brand new concert issue "minima" - ミニマ - Salyu × 小林武史 - holy night -」が昨日12月20日に東京・めぐろパーシモンホール 大ホールにて開催された。

この日の「minima」はSalyuの歌声と小林の演奏するピアノのみで展開。2人は星空を思わせるステージへ静かに登場すると、ほのかな照明が炊かれる中「回復する傷」「エロティック」「飽和」とLily Chou-Chou名義の楽曲でライブの冒頭を飾った。

4曲を終えるとMCヘ。小林はめぐろパーシモンホールに初めて来たと明かし「素晴らしいホールだ」と大絶賛する。小林の言葉に頷いたSalyuは「年の暮れって緊張感があったり、厳粛な気持ちになったりするけれど、今日は心温まるライブを作っていきたいと思いますので、どうぞ自由に楽しんでいってください」と観客へ語りかけ、ライブを再開させた。

その後、彼女たちは映画「ハルフウェイ」主題歌として使用されていた「HALFWAY」、映画「バグダッド・カフェ」のテーマソングであるジェヴェッタ・スティール「Calling You」のカバーと、映画にちなんだ楽曲を情感たっぷりに届ける。この日に配信リリースされたルイ・アームストロングの「What A Wonderful World」のカバーでは、深みのある歌声で場内を厳かなムードで包んだ。

2人は「VALON-1」「新しいYES」といったライブ定番曲をピアノアレンジでしっとりと演奏したのち、クリスマスキャロルとして有名な「O Holy Night」のカバーをパフォーマンス。ステージは真っ赤な照明に照らされ、クリスマスムードをさらに盛り上げる。続けて「Lighthouse」を伸びやかに届け、本編を締めくくった。

アンコールで小林は、この日のライブの選曲について「『holy』という気持ちを表すために選んだ」と解説。加えてSalyuが「今日にしか贈れない音楽のプレゼントです」と説明し、2人は「to U」を丁寧に演奏する。最後に「The Christmas Song」のカバーを届けると、Salyuが「楽しい年末をお過ごしください。来年もいい年になりますように！」と言葉を送り、ステージをあとにした。

なお2人は12月28日に東京・晴れたら空に豆まいてでも「minima vol.3 add」として、昨日とはまた異なったコンセプトライブを実施する。