来来来チームのミニアルバム「muchujin」が明日12月7日にリリースされる。
2014年7月に発表されたアルバム「東洋一」以来、約2年5カ月ぶりの新作となる「muchujin」。本作にはゲストとしてMCperoとヒロネちゃんがレコーディングに参加し、ライブでも披露されている「ぴんなっぷす」「桃色化粧惑星」のほか、H MOUNTAINS「江ノ島」のカバーなど6曲が収められる。
また来来来チームは本作の発売を記念し、2月13日に東京・新代田FEVERでワンマンライブを実施。当日はMCpero、ヒロネちゃんもゲストとして出演する。
来来来チーム「muchujin」収録曲
01. 夢中人
02. 幽霊部員
03. ぴんなっぷす
04. 江ノ島
05. 桃色化粧惑星
06. タイニーバブルス
来来来チーム「muchujin」リリース記念ワンマンショー「来来来世紀で会おうよ 14 来年からちゃんとするから」
2017年2月13日(月)東京都 新代田FEVER
<出演者>
来来来チーム
ゲスト:MCpero / ヒロネちゃん
直枝政広(カーネーション)コメント
たまらないです。とびきりの詩情に胸打たれまくりで、まず、ぼくなどは山下泰平くんの書く歌詞がとても美しいなと思うわけです。“売れ残る土産に幸あれ 夏の空 しらけてくるぜ”(「幽霊部員」)、“電光が降りました 寝過ごした遠い街は ふとした瞬間が魔法”(「ぴんなっぷす」)なんて切なくてね、悔しくなるほど上手い。音も浮遊感のあるギター・サウンドとリズムのキレが持ち味とはいえ、その裏の顔というか、バンドの本質が表れたような「桃色化粧惑星」の凝りに凝ったアレンジメントがまた最高ですね。良いシューゲイザーは夏の夕立の匂いを連れて来るのですよ。だからもう何度でも聴きます。
畠山健嗣(H MOUNTAINS)コメント
夢中人、聴いている俺のコンディションによるものかもしれないが、いつも以上にズル休み感、病み上がり感、サボってる感がある。
張り切ってなくてダルさがどこかにずっと付いてきて、でも暗いかというとそうでもなく空元気で表面的にはキラキラしてる。軽くて不健康で切ない。
重たい鬱々としたロックにはとっくに飽きてるし、元気の良いギターロックも聴きたいとはあまり思わないし、何するのもだいたい面倒くさいけどせめて音楽には救いを感じたい今の俺が手に取りたい音楽はこういうやつかなあと思う。
あとギターのダビング、定位の置き方が秀逸で飽きない。全体的なダルさユルさを引き締めているのはよっちゃんの正統派なルーツ感のあるロックギターだ。
今までの来来来チームの音源の中で一番良いね! H Mountainsのカバーも入ってるし。
山口将司(bed)コメント
「この世界の片隅に、確かに存在していてくれて、ありがとう」
思わずそんな言葉を叫びそうになってしまう。来来来チームとは僕にとってそういうバンドだ。
眩いばかりの東京インディーシーン、シティポップの喧騒から少し横へ目を向けると確かにそこにある「商店街POP」とは良くいったもので、決して寂れてはいないソレは僕にとって唯一無二だ。
でも決してひっそりとそこに佇んでいるだけじゃない。実は幽霊部員のフリしてちゃっかり外の学校に彼女を作っちゃってる、みたいな懐の深さも内包したバンドでもあるのがニクい。
「夢来人」には彼らのどこか懐かしさを帯びたメロディーや、オリエンタル、というか、自分の胸のどこかにある大事な部分をくすぐられるフレーズや、そして今作の特徴の一つと言えるかもしれないドライブしたギターソロが満載で、何度でも聴き返してこの世界に戻って来たくなるんだ。
「いつかはあっちにいる奴と喋りたい」「明日からちゃんとするから」
とか、本当どうしようもなくて、でもそれが僕だし、来来来チームなんだって思えて、喧騒の中を自転車2人乗りで走りたい…そんなあったようでなかったような景色を思い出させてくれる。
これを聴きながらインスタントラーメンでも作ってつまみながら、コンビニおでんの出汁とワンカップを1:1で割ってキマりたい…そんな気分。
リンク
- 来来来チーム (@lailailaiteam) | Twitter
- 来来来チーム
- 来来来チーム「muchujin」全曲トレーラー - YouTube
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音楽ナタリー @natalie_mu
来来来チーム約2年ぶり新作「muchujin」MCpero&ヒロネちゃんがゲスト参加 https://t.co/yRxxwzeJUE https://t.co/q2ivtgJhvU