この作品には、日本有線大賞の新人賞を獲得したややの「夜霧のハウスマヌカン」や、日本における最初期の本格ヒップホップと言われているいとうせいこうの「業界こんなもんだラップ」を始め、多彩なジャンルの音楽とコントを収録。いとうとややのほか、
今回発売されるCDには「夜霧のハウスマヌカン」のカラオケバージョンと「Gi Mi Gi Mi Time~徹夜明け多忙人にささぐ」のシングルミックスをボーナストラックとして追加収録。オリジナルのアナログに封入されていた「業界双六」も復刻して封入し、さらにいとうへのインタビューも読むことができる。
いとうせいこう「業界くん物語」収録曲
01. 業界こんなもんだラップ / いとうせいこう
02. 業界講座(音楽業界編) / 竹中直人、いとうせいこう
03. ホラー~心配御無用(電話相談室) / 斉木しげる、秋野まりこ
04. 夜霧のハウスマヌカン / やや
05. AD界の前説男(TV業界) / 中村ゆうじ
06. 清八の人生(芸人業界) / きたろう、斉木しげる、いとうせいこう
07. 業界ランキングテン / いとうせいこう、ふせえり、大竹まこと
08. スタイリストの発音における若干の考察 / ふせえり、竹中直人+いとうせいこう(べごっこスマイリーズ)
09. まっじぇ!!(めざせコピーライター・つっぱり編) / きたろう、竹中直人、いとうせいこう
10. おサイケミーハー / リリー松本とトレモローズ(ちわきまゆみ、ブラボー小松ほか)
11. パパ・ママ・アキラ / 中村ゆうじ、久本雅美、いとうせいこう
12. 業界スポット / いとうせいこう、ふせえり、大竹まこと
13. Gi Mi Gi Mi Time~徹夜明け多忙人にささぐ / いとうせいこう
14. 夜霧のハウスマヌカン (オリジナル・カラオケ)(ボーナストラック)
15. Gi Mi Gi Mi Time~徹夜明け多忙人にささぐ (シングル・ミックス)(ボーナストラック)
宇多丸(RHYMESTER)コメント
明白に五七五調からの脱却を意図したフロウと、完全に「ラッパーモード」の安定した発声(しかも、『The Show』由来の対照的な2種のスタイルを使い分けている!)。その上、ヒューマンビートボックスからスクラッチバトルまで、その時点でできることすべてがこの一曲(「業界こんなもんだラップ」)にブチ込まれてるのだから……企画物の皮を被った、これぞ真の「日本のヒップホップ史はじまりのうた」!
高木完 コメント
ギョ!ギョーカイ!入ればこんなもんだ!!!
ノベルティレコードのようでありながら、
実はリアルなストーリーテリング、、、、
妄想ではない80年代半ばがここで聴ける!
竹中直人 コメント
いとうと初めて出会った時「なんだこいつムカつくやろうだな!」と心の中で静かに思った!いとうが俺にヒップホップと呟いた時「ヒップホップなんだそりゃ?!訳の分からんこと言いやがってカッコつけんじゃねえ!」と静かに思った。そして今、再びこのアルバムを聴いた。するとあの頃の感情が鮮度を持って蘇って来た!いとう!覚悟しろ!!いつかお前の背後から…!
屋敷豪太 コメント
30年以上前の原宿ピテカントロプスで、僕は新しいパフォーマンスの形を見た。
記憶が定かではないけれど、古舘伊知郎がプロレスの実況中継の如く凄いスピードで煽った後の、
その時から、僕はいとうせいこうと言う人物の大ファンとなり、いつも話をすると何か一つを悟らされて自分の未来に希望を持って帰る事が出来た。多分誰もが一度話せば、彼の優しくも知的で、時には攻撃的なオーラが凄い事に気付く筈。それが本人的には日常的会話だったとしても、僕にはとても刺激的。そして気持ちをポジティブにさせてくれるとても大切な存在。
やや コメント
アルバム「業界くん物語」発売から31年目の、長い年月を経てのCD化
おめでとうございます。
「業界くん物語」の1曲として収録した「夜霧のハウスマヌカン」が翌年1986年1月に
まさかのシングルカット、有線放送から火が付き 気が付けば沢山の新人賞を。
しかし30年が過ぎ去った今 ハウスマヌカンは もはや死語・・バブル時代も終わった今・・若者たちにも知っていただきたい、そして同じ時代を生きた皆様にももう一度
聴いていただきたい
是非「業界くん物語」 お楽しみください。
レキシ コメント
タグ
リンク
- 業界くん物語 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
いとうせいこう @seikoito
これです、よろしく→いとうせいこうの原点アルバム「業界くん物語」31年の時を超えて初CD化 - 音楽ナタリー https://t.co/LnvaZvJiH8