ライブのスタート前には、ヒット曲「Hello, Again ~昔からある場所~」の新バージョンがキャンペーンソングに起用された、三井ガーデンホテルズのキャンペーン「PRESENT LOVE.」ショートムービーが上映され、会場を温かな雰囲気へと導く。そんな中、森俊之(Piano)と古川昌義(G)、そしてクラッシャー木村(Violin)、上里はな子(Violin)、三木章子(Viola)、原口梓(Cello)のストリングス隊とともにakkoがステージへ登場。1曲目「STARDUST」を語りかけるように歌い上げる。森と古川によるボサノバ調のサウンドが印象的な「悲しみよ今日わ」、柔らかな導入から力強く展開していった「予感」と、アコースティック編成ならではの空気感に、オーディエンスはじっくりと聴き入った。
最初のMCでakkoは、このアコースティックプロジェクト「acoakko」が10年目を迎えたことについて「まあ、1年に2回とかなんですが(笑)。でも充実した10年でした」と感慨深げに語り「10年目にふさわしいライブになりますよう、楽しんでいっていただければ」と観客に挨拶する。その後は「ターミナル」「送る想い」を丁寧に届けた。
ここでakkoはこのライブのために制作したグッズを紹介した。バングル、ハンカチ、ポーチ、Tシャツなど、彼女のこだわりを追求してさまざまなブランドとコラボレーションしたグッズを披露しながら「私は手間暇をかけて、丁寧に作られているものに惹かれるんです」とにこやかに話す。そしてTシャツにプリントした「Keep doing what you believe」というメッセージに込めた思いを「このステージもたくさんの方に支えられていますが、その方たちを信じてやってきた10年でした。信じるに勝るものはないんじゃないかと、最近強く思っています。信じる気持ちをどんどん育てて、信念を揺るがさない、惑わされない人になりたいんです」と明かした。
再びストリングス隊が加わった「あふれる」では、深みのある弦の音色とakkoの透明な歌声が絡み合い、歌詞の世界をより際立たせていく。「ここから盛り上がっていきましょう!」というakkoの言葉のあとは「wintersong が聴こえる」を軽やかに響かせ、さらに「recall」へと続く。「Man & Woman」ではスペシャルゲストとして沼澤尚(Dr)が登場。「今日観に来るって言うから『叩いて』ってお願いしたの(笑)。リハはやってません!」とakkoが紹介するが、沼澤が叩くのはドラム代わりの段ボール箱。彼が刻むビートはアンサンブルを牽引し、客席はさらなる盛り上がりを見せた。
「もう1曲付き合ってくれる?」というakkoの言葉に続き、沼澤も含めて本編最後に披露されたのは「白いカイト」。イントロではステージ後方のカーテンが開き、バックステージの大きな窓に美しい夜景が広がった。アンコールで再びステージに現れたakkoは「Hello,Again ~昔からある場所~」を披露。メロディラインを力強く歌い上げ、「acoakko」10周年の夜を締めくくった。
なお、三井ガーデンホテルズのキャンペーン「PRESENT LOVE.」のショートムービーはYouTubeでも公開中。「Hello, Again ~昔からある場所~ acoakko ver.」もこの中で聴くことができる。
My Little Lover☆acoakko at Billboard Live presented by 三井ガーデンホテルズ 2016年11月28日 Billboard Live TOKYO セットリスト
01. STARDUST
02. 悲しみよ今日わ
03. 予感
04. ターミナル
05. 送る想い
06. あふれる
07. wintersong が聴こえる
08. recall
09. Man & Woman
10. 白いカイト
<アンコール>
11. Hello, Again ~昔からある場所~
リンク
- My Little Lover
- PRESENT LOVE. FILM 「母娘」篇 - YouTube
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シューヘータカノ @groundcolor
PRESENT https://t.co/WbWSUeNcN2に言及されてるー!【マイラバ、ビルボードで「acoakko」10周年ライブ「充実した10年でした」 】- 音楽ナタリー https://t.co/sQ5yUbzA11