SUPER BEAVER、“あの日を軽々と超えるため”のZepp DiverCityワンマン終幕

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SUPER BEAVERが11月5日に東京・Zepp DiverCity TOKYOで全国ツアー「SUPER BEAVER『27』Release Tour 2016 ~27こぶ、ラクダ~」の最終公演を実施した。

SUPER BEAVER「SUPER BEAVER『27』Release Tour 2016 ~27こぶ、ラクダ~」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:青木カズロー)

SUPER BEAVER「SUPER BEAVER『27』Release Tour 2016 ~27こぶ、ラクダ~」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:青木カズロー)

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これはSUPER BEAVERが6月にリリースした最新アルバム「『27』」を携えて行っていたツアー。彼らは6月の千葉・千葉LOOKでのワンマンライブを皮切りに、約5カ月間かけて全国を回り、Zepp DiverCity TOKYOにてツアーファイナルを迎えた。

渋谷龍太(Vo)(Photo by Suzuki Kouhei)

渋谷龍太(Vo)(Photo by Suzuki Kouhei)[拡大]

真っ赤なシャツ姿で深く一礼した渋谷龍太(Vo)は歓声と拍手を浴びながら、じっくりと聴かせるように1曲目「27」を歌唱する。しかし上杉研太(B)がヘビーなベース音を鳴らすと、渋谷は「ファイナル始めます! 楽しむ準備はできてますか? ガンガン来れますか東京! 俺ら欲張ってますんでよろしくお願いします!」と観客に挨拶。ミラーボールに乱反射した光が星空のような空間を生み出した「東京流星群」では、オーディエンスとメンバーのシンガロングが響き、早くも一体感を作り上げた。

SUPER BEAVER「SUPER BEAVER『27』Release Tour 2016 ~27こぶ、ラクダ~」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by Suzuki Kouhei)

SUPER BEAVER「SUPER BEAVER『27』Release Tour 2016 ~27こぶ、ラクダ~」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by Suzuki Kouhei)[拡大]

4月に初めてZepp DiverCity TOKYOでワンマンライブを行ったことに触れた渋谷は、「DVDにもなったあの日を軽々と超えるためにやってきました。あの素晴らしい景色を超える準備はできてますか?」と観客を鼓舞。柳沢亮太(G)のキレのあるギターソロが響いた「うるさい」でフロアの熱狂する様子を見た渋谷は「負けねえかんな!」と声を上げる。「らしさ」では「手を繋ぐ」と歌う渋谷が前列の観客と実際に手をつなぐ様子が見られ、やわらかな光が注ぐ中、場内には和やかな空気が広がった。

小川貴之(Key, Cho)をゲストに迎えた「ひとつ」演奏時の様子。(撮影:青木カズロー)

小川貴之(Key, Cho)をゲストに迎えた「ひとつ」演奏時の様子。(撮影:青木カズロー)[拡大]

この日のライブで4人は、「もうすっかり大人なので、アダルトオリエンテッドロックっぽいのを作ってみました」と語る「まっしろ」や、30代を目前にして“年を重ねて柔軟になった部分”を曲にしたという「赤を塗って」をグルーヴィなアンサンブルで届け、バンドの多彩な表情の1つをのぞかせる。また「ひとつ」の演奏時には、レコーディングに参加しているレーベルメイトの小川貴之(Key, Cho / sumika)をステージに呼び込み観客を喜ばせる。小川の凛としたキーボードの音色と、バンドのまっすぐなプレイのアンサンブルを聴かせると、渋谷は小川に向けて「こうやって一緒にできるっていうのはうれしい。バチバチ楽しく意思を持って共に進み続けている大切なバンドからおがりんをお借りしました!」とオーディエンスと一緒に大きな拍手を送った。

左から渋谷龍太(Vo)、柳沢亮太(G)。(Photo by Junpei Hiyoshi)

左から渋谷龍太(Vo)、柳沢亮太(G)。(Photo by Junpei Hiyoshi)[拡大]

ライブ後半戦直後、彼らは温かなサウンドで「愛する」を披露するも、そののち藤原“28才”広明(Dr)、柳沢、上杉の3人が豪快に音を鳴らして「歓びの明日に」へとなだれ込むと、観客は拳を突き上げて白熱していく。「ファイナルだし、どこよりもキャパがでかいから、すげえのを聞きたい」とリクエストした渋谷が観客と発声練習を行ったあとに届けられた「青い春」では序盤から大きなシンガロングとリズミカルな拍手が響く。またフロア最前の柵に仁王立ちしながら「証明」を熱唱した渋谷は「好きなものや信じているものがあるのに好きって言えない、歯がゆい気持ちのときは、行動するってことが大事で。手を叩く、声を上げるってことをすれば何かが変わるって俺たちは信じてる。ビビるな! 立ち向かえ! ダメだったらそんときは俺らがなんとかしてやるよ!」と力強くオーディエンスと約束する。そしてラストナンバー「秘密」で柳沢がマイクを客席に向けるとひときわ大きな合唱が起こり、4人はその声に感謝しながらステージを降りた。

SUPER BEAVER「SUPER BEAVER『27』Release Tour 2016 ~27こぶ、ラクダ~」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:青木カズロー)

SUPER BEAVER「SUPER BEAVER『27』Release Tour 2016 ~27こぶ、ラクダ~」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:青木カズロー)[拡大]

アンコール前にはスクリーンを通じて2017年1月にニューシングル(タイトル未定)が発売されることと、4~5月にバンドが岡山・CRAZYMAMA KINGDOM、東京・日比谷野外大音楽堂、大阪・大阪城音楽堂を回るツアーが行われることがアナウンスされた。またアンコールで渋谷は「あなたのおかげでキャパが大きくなっていけてるんだ。そのキャパでしか見せられない景色があるし、なんとも素敵なことだと思う」とファンに改めて感謝。続けて「ただ、ライブハウスでもやろうね。な? “フロム・ライブハウス”だよ俺らは。これからも付いてきてください。よろしくお願いします」と言葉を重ねた。そして4人はニューシングルの収録曲(タイトル未定)を初披露。最後は「素晴らしい世界」を熱演し、ライブを締めくくった。

なおSUPER BEAVERのオフィシャルサイトでは、4~5月に岡山、東京、大阪で行われるライブツアーのチケット先行抽選予約を11月13日まで受付中。

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SUPER BEAVER「SUPER BEAVER『27』Release Tour 2016 ~27こぶ、ラクダ~」
2016年11月5日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. 27
02. 東京流星群
03. じぶんまかせ
04. うるさい
05. らしさ
06. 言えって
07. 本音
08. まっしろ
09. それでも世界が目を覚ますのなら
10. 運命
11. 赤を塗って
12. ひとつ
13. 人として
14. 愛する
15. 歓びの明日に
16. →
17. 361°
18. ルール
19. 青い春
20. 証明
21. 秘密
<アンコール>
22. 新曲(タイトル未定)
23. 素晴らしい世界

SUPER BEAVER「シングル発売記念“岡東阪”ラクダSP」

都会のラクダSP~ラクダキングダム~

2017年4月8日(土)岡山県 CRAZYMAMA KINGDOM

都会のラクダSP~ラクダビルディング~

2017年4月30日(日)東京都 日比谷野外大音楽堂

都会のラクダSP~ラクダキャッスル~

2017年5月13日(土)大阪府 大阪城音楽堂

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ひろ @Hiro_rock009

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