大阪初開催も大盛況!「ビクターロック祭り」で星野源、スガ、レキシ、KEYTALKら熱演

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ビクターエンタテインメントとMBS毎日放送が共催するライブイベント「ビクターロック祭り×MBS音祭~2016大阪・秋の陣~supported by uP!!!」が10月9日に大阪・大阪城ホールで開催された。

星野源(Photo by Joe、maco-j)

星野源(Photo by Joe、maco-j)

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今年で開催3年目を迎える「ビクターロック祭り」。初の大阪開催となった今回は、星野源スガシカオwith菅波栄純(THE BACK HORN)、レキシKEYTALK藤原さくらGacharic SpinXmas Eileenというビクター所属のアーティストたちが出演した。

Gacharic Spin(撮影:大久保啓二、小林俊史)

Gacharic Spin(撮影:大久保啓二、小林俊史)[拡大]

オープニングアクトのXmas Eileenが「Walk the Talk」「March」といったナンバーを力強く演奏したあと、ステージに現れたのはGacharic Spin。彼女たちは1曲目「KAKUHEN」から全力のパフォーマンスを見せつけ、「赤裸ライアー」ではパフォーマーのまいとねんねが息ぴったりのダンスで観客を圧倒する。FチョッパーKOGA(B)が「こんな大きいステージに立てること本当にうれしく思います!」と話したあと、バンドはハウスウェルネスフーズ「メガシャキ」CM曲の「シャキシャキして!!」、ライブの定番曲「ダンガンビート」を続けてプレイ。めまぐるしい展開でオーディエンスを楽しませた。

藤原さくら(Photo by Joe、maco-j)

藤原さくら(Photo by Joe、maco-j)[拡大]

続く藤原さくらは白いブラウスにロングスカートという出で立ちで登場。リラックスした様子で椅子に腰掛けると、「Lucky boy」でバンドと息の合ったパフォーマンスを届ける。「Walking on the clouds」の軽やかな演奏で観客を心地よく揺らしたあと、彼女は「ピックとか投げたいけど飛距離がないな……。さくらのライブだけはモッシュもヘドバンもありですよ!」と飄々とした口ぶりで話し笑いを誘う。その後もうなるようなボーカルが印象的な「I wanna go out」、温かなバラードナンバー「好きよ 好きよ 好きよ」とさまざまな表情で観客を魅了した彼女は、ポップな「『かわいい』」でライブを締めくくった。

KEYTALK(撮影:大久保啓二、小林俊史)

KEYTALK(撮影:大久保啓二、小林俊史)[拡大]

サウンドチェックから気合十分の様子を見せたKEYTALKは、「初めて観る人も多いと思うんですけど、僕らのよさを少しでも伝えるためにやってきました!」と挨拶し「HELLO WONDERLAND」「パラレル」とアッパーチューンを連発していく。寺中友将(Vo, G)が缶ビールの一気飲みを披露して拍手を浴びたあと、バンドはその勢いのまま「MATSURI BAYASHI」になだれ込む。ステージにははっぴ姿のダンサーたちが登場しコール&レスポンスをあおり、熱狂を生み出した。「MONSTER DANCE」の演奏を終えると彼らは「絶対にここでワンマンしてやります!」と高らかに宣言し笑顔でステージをあとにした。

レキシ(Photo by Joe、maco-j)

レキシ(Photo by Joe、maco-j)[拡大]

イベント後半戦の口火を切ったレキシは、足早にステージ中央に向かうとすぐにSEを止めて「はい、もう時間が惜しいの!」と一言。早速オーディエンスの笑いを誘いつつ「きらきら武士」を投下する。彼は「大阪城ホール初めてかも。これ、レキシ的にはすごいことなんじゃないの!?」と高いテンションで話し、「SHIKIBU」ではステージを縦横無尽に走り回り観客との一体感を高めていった。「狩りから稲作へ」で客席のあちこちから稲穂が上がると、レキシは「うれしそうに振りやがって。持って帰るとき恥ずかしいだけだからね?」と毒づきつつも笑顔を見せる。さらには星野源の「SUN」のサビを「君の稲を振らせて」と歌唱するパフォーマンスも飛び出し爆笑をさらった。

スガシカオwith菅波栄純(THE BACK HORN)(撮影:大久保啓二、小林俊史)

スガシカオwith菅波栄純(THE BACK HORN)(撮影:大久保啓二、小林俊史)[拡大]

スガシカオは「リスペクトと感謝を込めて」と口にすると、1曲目に「夜空ノムコウ」を弾き語りで披露。続けてバンド編成で「赤い実」「あなたひとりだけ 幸せになることは 許されないのよ」といったナンバーをプレイし、妖艶な雰囲気を作り上げていく。 MCではギターの菅波栄純(THE BACK HORN)がアグレッシブな演奏の末にギターを持たずに一心不乱にジャンプしていたことに触れ、「ギターは持てよ(笑)。いつから持ってなかったの?」と突っ込みを入れる和やかな一幕も見られた。スガは「人生は壁にぶつかることが俺にもあるし、みんなにもある。そんな時いっぺんに片付けようとするんじゃなくて、俺は一歩ずつ前に進もうと思っています」と話すと、最後に力強い演奏で「Progress」を届けた。

星野源(Photo by Joe、maco-j)

星野源(Photo by Joe、maco-j)[拡大]

トリを務める星野源は、薄暗い照明の中「くせのうた」の弾き語りでしっとりとライブをスタートさせた。一瞬の静寂のあと、バンドと共に「地獄でなぜ悪い」「化け物」の豊かなアンサンブルで客席の熱気をいっきに高めていく。その後も彼は「桜の森」や「Crazy Crazy」といったダンサンブルなナンバーを畳みかけ、観客を踊らせる。自身も軽快なステップを披露した「SUN」では、サビで前触れもなく稲穂を手に取りレキシのアクトに応えるように「君の稲を振らせて」と歌唱。オーディエンスを存分に喜ばせた。

アンコールを受け、星野は新曲「恋」のミュージックビデオと同じ衣装に身を包み舞台に戻る。彼は「6年目くらいですかね、ビクターに入らせていただいて。トリをやらせてもらえて本当にうれしいです。入った頃はチラシ1枚も刷ってくれなかったんだから!(笑)」と冗談交じりに感謝を述べ、最後に「恋」をライブ初披露。場内をハッピーな空気で包んでイベントの幕を下ろした。

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