「You & I」は彼らが東名阪で実施中のツアー。東京公演の序盤に福永浩平(Vo)が挨拶すると、満員のフロアからはパフォーマンスへの期待度を伺わせるような歓声と拍手が起こる。彼はステージ上を体を揺らしながら歩き回り、観客のほうを向くと楽しそうな表情で歌唱。是永亮祐(B)と山崎康介(G)は熱のこもった演奏を見せた。「epoch」では福永が奏でるシンセサイザーと大澤実音穂(Dr)が叩くサンプリングパッドの音色が独特の世界観を作り上げ、観客は同曲を口ずさみながら演奏を楽しんでいた。
「最高だぜ! ありがとう」と笑った福永は、今回のツアーチケットが即完したことに触れる。そして「今日はマジで最高な夜にしようと思ってるんで。ちなみにこのツアーのセットリスト、過去最長です」と宣言して観客を喜ばせた。「Petrichor」では大澤の力強いドラミングと山崎によるループするギターリフがオーディエンスを高揚させる。メンバーのコーラスワークが彩る「bam」「encore」が2曲続けて披露されると、フロアからは大歓声が起こった。
「encore」で歌詞を間違えた福永は「ライブは生ものですからね」とはにかみ、「最近ライブをしていると『ここで生きていきたいな』ってすごく思って。できればみんなでもっと大きなところに行きたいので、これからもよろしくお願いします」と呼びかける。「morning」では大澤がマレットで深い音を響かせ、福永の甘い歌声が場内を包み込んだ。
新曲「stage」の演奏前、福永は「楽曲制作、本当大変だよ。1行出てくるのにすごく時間がかかって……」と漏らすも、「でも音楽は大好きだし、ここに立っていたい。大変だったけどみんなにとって大切な曲になってくれたらうれしいです」と力強く述べる。彼は同曲をときに熱く、ときにささやくように歌い上げた。
スカイブルーの照明に照らされ、4人が息ぴったりなアンサンブルを作り上げた「Tokyo」で観客は心地よさそうに体を揺らす。福永は「You」の演奏時に「人を救えるような歌を書きたかった」と述べ、スポットライトを浴びて情感たっぷりに歌唱。オーディエンスの目を釘付けにしていた。
なお雨のパレードはこのツアーの最終公演を本日9月22日に大阪・ROCKTOWNで開催。チケットはソールドアウトしている。
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太一 @Gooner0115
雨のパレード初の渋谷クアトロワンマン「ここで生きていきたいな」 - 音楽ナタリー https://t.co/h1SfFVPDsA
おれもワンマン観たい。
福岡でもビーステくらいなら即完するはず。