この日のライブはギター、ベース、ドラム、キーボードをサポートメンバーに迎えてバンド編成で実施。路上ライブをしていた時代から演奏しているおなじみのナンバー「笑顔のカバー」で公演をスタートさせた。この曲で2人はまず向き合ってアカペラで歌い、澄んだハーモニーで観客を魅了。やがてバンドサウンドへと移行し、オーディエンスから自然と手拍子が沸き起こった。
吉田理幹(Piano, Vo)は「ついにこの日がやってきました! 1度しかない特別な記念日をこうしてみんなと迎えることができて本当に幸せだなと思います。一生忘れない最高の思い出を作れたらなと思っています!」と挨拶。「シアワセ」では2人の「みんなで1つになりたい」という思いから、フロアの上手を佐々木陽吾(G, Vo)のチーム、下手を吉田のチームに分けて異なる音程で歌い、会場中を巻き込んで美しいハーモニーを響かせた。
結成以来、2人で同居生活を送りながら楽曲を制作し、ライブやYouTubeなどでの動画配信を行ってきたThe Super Ballだが、MCでは2年間の2人暮らしの中で1度もケンカをしたことがないというエピソードも告白。初めて立つ赤坂BLITZの天井を2人で見上げて「高いなー」と感慨にひたる初々しい姿が会場をなごませた。
ライブ中盤では「夏にピッタリの曲を」と言ってそれまで歌に専念していた吉田がピアノを弾き、すがすがしいメロディのサマーチューン「キラキラ」を披露。一方で、しっとりした切ないラブソング「秘密」では大人っぽい表情も覗かせた。
また彼らは、ハシグチカナデリヤとのコラボユニット「ハシグチカナデリヤ hugs The Super Ball」として10月19日にシングル「Rin! Rin! Hi! Hi!」をリリースし、この曲が10月に放送がスタートするテレビアニメ「ナンバカ」のオープニングテーマになることを報告。吉田は「ちょっとラウドな曲で新鮮だった」、佐々木は「初めて聴いたときは感動して『カッケー!』って思った」とそれぞれ感想を述べた。この日は「Rin! Rin! Hi! Hi!」は演奏されなかったものの、その後彼らはひさしぶりに2人で作ったという新曲「SKY」を初披露した。
ライヴ後半にはメジャーデビューシングル「トモダチメートル」も演奏され、躍動感あふれるアッパーチューン「夢人島へGO!」ではオーディエンスが公式グッズのタオルを振って大盛り上がり。最後はデビューシングルに収録されているバラード「ココロのブランケット」で締めくくられた。
アンコールでタオルを手に笑顔で登場した2人は、楽しさのあまり「最初からもう1回やろうか」と冗談を飛ばした。佐々木が吉田に「ありがとう! 理幹! この前、サラダパスタ勝手に食ってごめんね」と謝ると、吉田も「僕だって陽吾が買ってきたアイスをよく食べるからさ」と謝罪。生活感あふれるやりとりで場内はすっかりリラックスした雰囲気になった。
彼らはその後、いつか47都道府県ツアーを実現させることと、みんなをもっと笑顔にする曲を作っていくこと来場者に約束。「はなうたのメロディ」と「君の目盛り」を歌い、名残惜しそうな笑顔で立ち去る2人に、会場中から温かい拍手が送られた。
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