TUBEの横浜スタジアム公演は今回で26年連続、通算28回目の開催となり、バンドが持つ同会場での単独ライブの連続開催記録、最多開催記録を更新した。本公演ではアリーナ前方にメインステージ、会場後方にはサブステージが設営された。
前田亘輝(Vo)の「ようこそ、28年目の横スタへ!」の声に会場の約3万人のファンから歓声が上がる中ライブはスタート。TUBEは序盤からロックナンバー10曲をノンストップでつないだ約25分のメドレーを畳みかけ、続けて「シーズン・イン・ザ・サン」などの往年のヒット曲や長年ライブで演奏していない懐かしい曲を惜しみなく披露していく。前田の声帯手術を経て7月に発表した最新シングル曲「RIDE ON SUMMER」では、ポジティブな歌詞をパワフルな歌声で歌い上げ観客を魅了した。
ライブ後半には、今年11月にアルバムを発売し、全国ソロツアーを実施する春畑道哉(G, Key, Cho)のソロコーナーも用意された。春畑はJリーグクラブ・ヴィッセル神戸のために書き下ろした楽曲「WE ARE ONE」をパフォーマンス。迫力のギタープレイとドラマチックなサウンドで会場を1つにした。その後メインステージに置かれた気球に前田が乗り込み、広瀬香美の提供曲「おかげサマ―」を歌いながらアリーナの上空を1周し観客を盛り上げる。前田がサブステージへと降り立つと、会場にメインステージとサブステージをつなぐバルーンでできた橋が登場。春畑、角野秀行(B, Cho)が演奏しながら橋を渡りサブステージで待つ前田と合流する演出に、会場の興奮はピークに達した。
本編ラストのMCで前田は声帯手術を終え無事に回復したことを改めてファンに報告し、「今日はひさしぶりに歌えることの喜びを噛みしめながら、楽しいステージができました。本当にありがとう」と語った。そして昨年冬に発表したシングル曲「灯台」を、ステージから噴水が上がる中で熱唱。ファンに対する感謝の気持ちをつづったバラードで観客を感動で包んだ。
アンコールで再びステージに登場した彼らは、炎や打ち上げ花火などのダイナミックな演出で「SKY HIGH」を披露。続けて「あー夏休み」を熱唱し観客を圧倒する。ダブルアンコールではメンバーがオリンピックカラーのTUBEのロゴが入ったTシャツを着て登場し、「思い起こせば、パイプラインという名前で今はなき横浜シェルガーデンというアマチュアのステージに立ったのが最初でした。今はその何倍もたくさんの人に聴いてもらえるバンドになりました」と改めてファンに感謝。ラストは「海のバラード」でライブを締めくくった。
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