Yuji Ohno & Lupintic Sixは、今年3月に結成された新バンド。大野(Piano)、市原康(Dr)、ミッチー長岡(B)、松島啓之(Tp)、鈴木央紹(Sax)、和泉聡志(G)、宮川純(Key)からなる。彼らにとって初のBillboard Live TOKYO公演となったこの日のライブは、「BUONO!! BUONO!!」でスタート。オーディエンスからは「Buono!! Buono!!」というかけ声が上がり、さっそく場内は一体感に包まれた。
以前のバンドであるYuji Ohno & Lupintic Fiveからから、新バンド・Yuji Ohno & Lupintic Sixへの変化について和泉が「1人増えて“Six”になりました。“forty eight(48)”までもうちょっと!(笑)」と笑いを誘う。またバンド名にちなんで観客に手で「6」の形を頭の上で作るように指示し、オーディエンスがそれに応える一幕も見受けられた。さらに1日に2ステージを行うことについて大野が「じじいにはキツいんですけど(笑)、皆さん最後まで楽しんでいってください」と冗談交じりに語るなど、ライブは終始和やかに進行されていった。
バンドは「ルパン三世」のヒロイン・峰不二子のテーマ曲「LOVE SQUALL 2016」や、新テレビシリーズのエンディングテーマ「CHANT IWANAKYA AISANAI」といった「ルパン三世」の楽曲を絶妙なアンサンブルで届けていく。長岡をフィーチャーした「ZENIGATA MARCH 2016」では彼のうねるベースラインが観客を魅了し、鈴木をフィーチャーした「ルパン三世 愛のテーマ」ではテナーサックスの妖艶な音色が楽曲を彩った。最後にバンドはおなじみの「ルパン三世のテーマ」を軽快に演奏し、本編を締めくくった。
アンコールで演奏されたのは映画「ルパン三世 カリオストロの城」の人気曲「サンバ・テンペラード」。ステージ後方のカーテンが開け放たれ、バンドメンバーの後ろには夜景が広がる。オーディエンスは立ち上がって手拍子をしたり、体を揺らしたりして、場内は大盛り上がりとなった。演奏後には和泉の提案で、観客は再び「6」を頭の上で掲げ、温かなムードの中、ライブは終幕を迎えた。
Yuji Ohno & Lupintic Six 単独公演
2016年8月3日 Billboard Live TOKYO セットリスト
01. OPENING THEME
02. BUONO!! BUONO!!
03. LOVE SQUALL 2016
04. CHANT IWANAKYA AISANAI
05. ZENIGATA MARCH 2016
06. TORNADO 2016
07. ルパン三世 愛のテーマ
08. ルパン三世のテーマ
09. ENDING THEME
<アンコール>
10. サンバ・テンペラード
リンク
- 大野雄二 OFFICIAL WEBSITE
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
空 @nagano_sora
Yuji Ohno & Lupintic Six、夜景をバックに「ルパン」曲熱演 - 音楽ナタリー https://t.co/XrqW25kIeB