大御所も若手もリスペクト捧げ集結、ひさびさ開催hideフェス大盛況
2016年7月25日 20:30
19 音楽ナタリー編集部
7月18日に千葉・舞浜アンフィシアターでライブイベント「MIX LEMONeD JELLY 2016」が開催された。
hideが1997年に初開催し、長い年月を経て復活を果たした「MIX LEMONeD JELLY」。当日は生前hideと交流のあった人物から、hideにリスペクトを捧げるグループまで、数々のアーティストたちがステージを彩った。
黒い円盤 collectionステージではDJ-CUTTが来場者を気さくなトークで迎える中、SHAVADA DUBI DABA DA collectionステージではラックライフがトップバッターを担当。「この日最初に音出します!」と気合い十分なパフォーマンスで来場者たちを歓迎した。
SUPER SONIC SLIMMY GO GO collectionステージではhideの未公開ライブ動画やオフショットを編集したオープニング映像が上映されたのちZEPPET STOREがスタンバイ。「FLAKE」「BELLE」などアルバム「716」収録ナンバーを演奏したほか、「MISERY」のカバーでは木村世治(Vo, G)がhideのブランド・LEMONeD製のラインパーカーを身に着けた咲良菜緒(チームしゃちほこ)を呼び込み、共にパフォーマンスを繰り広げた。
SHAVADA DUBI DABA DA collectionでベイビーレイズJAPAN、新しい学校のリーダーズがアグレッシブなダンスを披露する中、黒い円盤 collectionには清 竜人25が登場。夫人たちの「YO! YO! hideさん! hideさん!」というコールに合わせ、竜人は客席後方まで駆け出しPA卓に飛び乗ったり、観客をハグしたりと自由気ままなパフォーマンスを繰り広げた。さらにSUPER SONIC SLIMMY GO GO collectionでは、女王蜂がhide「MISERY」をきらびやかなアレンジを施し披露。「告げ口」ではアヴちゃん(Vo)の殺気立った歌唱で緊張感あふれる雰囲気が生み出されていった。
黒い円盤 collectionに現れたDJ-INAは木村世治(ZEPPET STORE)やCUTT(SPEED OF LIGHTS)、TAKA(defspiral)、KOHSHI(FLOW)、@17、桃知みなみらをゲストに招きhideの名曲を次々と流していった。一方SHAVADA DUBI DABA DA collectionではJin-Machineの演奏中にチームしゃちほこの咲良、大黒柚姫が乱入し、一緒にマグロのぬいぐるみを客席に投げ入れる様子も見られた。
イベント中盤、SUPER SONIC SLIMMY GO GO collectionに出演したD'ERLANGERはhide「限界破裂」をオリジナルより攻撃的なアレンジでカバー。曲中にはhideがライブでカバーしたこともあるThe Damned「New Rose」のリフを挟み、観客を盛り上げた。同ステージに続いて登場した大森靖子は弾き語りのほか、楽器隊を迎えたバンド編成でもパフォーマンス。終盤では大森が円形ステージ側に歩いていき、観客1人ひとりに歌いかける場面もあった。
黒い円盤 collectionのKNOCK OUT MONKEYはステージ中を縦横無尽に走り回るフィジカルなステージングを行いつつ、渾身の「ROCKET DIVE」カバーも披露。FLOWはhide「D.O.D.(DRINK OR DIE)」をカバーする前に観客たちと乾杯を交わすなど、フレンドリーな様子を見せつつライブを楽しんでいた。
SHAVADA DUBI DABA DA collectionで特に多くの観客を集めたdefspiralはhide with Spread BeaverのD.I.E.(Key)とI.N.A.(Manipulate)をゲストに迎え「ピンク スパイダー」をカバー。途中では同楽曲の続きを描いた楽曲「PINK CLOUD ASSEMBLY」の歌詞を付け加えて歌うというサプライズも用意し、涙を浮かべる観客もいた。このステージ最後の出演者となったSPEED OF LIGHTSは、ゲストのKiyoshiと共に「POSE」「ROCKET DIVE」をコラボでカバーした。
2ステージとなった後半には、「イエローハート」柄の学ランを着た氣志團がSUPER SONIC SLIMMY GO GO collectionに入場。綾小路翔(Dragon Voice)はhideの楽曲との出会いや思い入れをたっぷりと語り、「ever free」カバーの終盤では観客と一緒に「hideちゃーーん!」と叫んでリスペクトを表した。黒い円盤 collectionのトリを務めたチームしゃちほこはhideが着ていた服を再現した衣装でパフォーマンス。中でも咲良はこの日のために、人生で初めて染めたというピンクの髪を逆立て、チェック柄のレプリカスーツを身に付けるという気合いの入れようで、熱いhide愛を涙ながらに語り、hideファンから「がんばって!」と声援を送られる一幕もあった。
ライブアクトとしては最後となったJは1997年開催時のhideの様子をしみじみと語りつつ、彼と出会わなければ生まれなかったという「TONIGHT」や、「FLAME」カバーをパワフルに奏で会場を盛り上げる。最後はhideのライブ映像が上映され、「MISERY」では数多くのハート型カードが会場中に舞った。そして「ROCKET DIVE」の映像が流されると、ステージにはこの日の出演者が集結。笑顔で客席にサインボールを投げ入れるなど、イベントは賑やかなムードの中で締めくくられた。
※記事初出時、写真の撮影者クレジットに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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