Cocco、plenty、ヒトリエが個性派競演で魅せた異色イベント

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Coccoplentyヒトリエの3組が出演するライブイベント「CまでNight ▼ ワンツースリー」の東京公演が、6月21日にZepp DiverCity TOKYOで行われた。

Cocco(撮影:西槇太一)

Cocco(撮影:西槇太一)

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ヒトリエ(撮影:西槇太一)

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異色の組み合わせによる対バンを見届けるべく、会場には大勢の観客が足を運び、フロアはすし詰め状態。期待感が場内を満たす中、トップバッターのヒトリエが登場した。4人は切れ味の鋭いトリッキーなアンサンブルと、小気味いい歌でオーディエンスを揺らしていく。MCでwowaka(Vo, G)は「心から尊敬する先輩たちと一緒にステージに立てることをうれしく思います」と述べ、ヒトリエとして初めて作ったという「カラノワレモノ」を熱演するなど、気合いの入ったパフォーマンスを繰り広げた。

plenty(撮影:西槇太一)

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続くplentyは、壮大なミディアムテンポのナンバーや、疾走感のあるロックチューンなどを幅広くプレイ。骨太なアンサンブルで自分たちの世界にオーディエンスを引き込んでいく。江沼郁弥(Vo, G)は途中で「あ、楽しいです」とつぶやくように口にし、伸びやかな歌声を披露していた。

Cocco(撮影:西槇太一)

Cocco(撮影:西槇太一)[拡大]

トリはこの日が約2年半ぶりの本格的なライブとなったCocco。真っ白なドレスに身を包み、大きな花束を抱えた彼女が姿を表すと会場内は高揚感に包まれた。Coccoが歌い出すとフロアのムードは一変。ときに壮絶で、ときにたおやかなその歌声にオーディエンスは圧倒されていった。歌っているときは緊迫した空気を放っていた彼女だが、MCではあどけない表情に。「いつもひさしぶりになってごめんなさい。いつもありがとう」と言葉少なにファンに感謝の思いを伝えていた。また曲が始まる直前にふと観客に伝えたい言葉を思い出し、「思い出すってことは、生きてるってことだから……」ととつとつと語る一幕もあった。そして最後に彼女は床に置いた花束を抱え、「またね」とマイクの前でひと言口にするとステージの袖へと消えていった。

なお「CまでNight ▼ ワンツースリー」の大阪公演は、6月28日にフェスティバルホールにて行われる。

CまでNight ▼ ワンツースリー

2016年6月28日(火)大阪府 フェスティバルホール
<出演者>
Cocco(バンドセット) / plenty / ヒトリエ

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