これからは彼女面で来て！ONIGAWARA、ボーイフレンドに就任

ONIGAWARAが6月5日に東京・WWWにてライブツアー「ONIGAWARA 1st mini album『欲望』リリースツアー2016～ボーイフレンド就任記念式典～」の最終公演を行った。

サブタイトル通り、ライブは“ボーイフレンド就任記念式典”からスタート。ステージには赤じゅうたんが敷かれ、竹内サティフォ（Vo, G, Programming）と斉藤伸也（Vo, GAYA, Programming）が順番に姿を現すと場内には「“ボーイフレンド就任記念式典”のオープンです！」というアナウンスが。その声に続き2人は紅白テープにハサミを入れ、式典という名のライブをスタートさせた。

彼らは最新ミニアルバム「欲望」の1曲目「ボーイフレンドになりたいっ！」でライブの口火を切る。続く「Let's Dance!!」では間奏でサティフォが斉藤に“壁ドン”する一幕もあり、フロアからは歓声が上がった。楽曲にあわせてレーザーが飛び交ったり、ステージ後方のスクリーンに映像が映し出されたりと、さまざまな趣向が凝らされていたこの日のライブ。ステージ上には黒板や机など教室を思わせるようなセットが用意され、曲間に2人は楽曲にあわせた小芝居を見せる。「（ライブの調子は）どうですか？」という斉藤の問いかけにサティフォが「おなかがすいてるんですよ」と回答してから始まった「favorite」では、「CoCo壱番屋」のカレーが好きなサティフォはスプーンを、ラーメンが好きな斉藤は箸を手に歌唱した。

後半戦はサティフォのギターソロで幕開け。歪ませたギターを気持ちよさそうに弾くサティフォを横目に、斉藤は黒板消しクリーナーをうならせて笑いを誘ったり、切れのいいダンスを見せたりして対抗していた。「恋はすいみん不足」では“Ohnny's Jr”と名付けられた子供のダンサーたちが登場してさらにステージを盛り上げる。コールアンドレスポンスで場内が一体感に包まれた「Eじゃん」ののち、メンバーと観客がそろいの振り付けで盛り上がった「欲望」で本編は締めくくられた。

アンコールで斉藤が「みんなのボーイフレンドになれたと思うので、これからは彼女面、彼氏面してライブに来て」とこの日の感想を口にする。さらに2人は“ペンライトシングル”「タンクトップは似合わない」を6月29日にリリースすることを発表し、同曲を早速披露。オーディエンスは入場時に配布された黄色のペンラントを振って場内を彩った。そして2人は最後に「ポップミュージックは僕のもの」をプレイ。温かな空気に包まれる中、無事“ボーイフレンド”になったONIGAWARAは笑顔でステージをあとにした。