バンド結成10周年を記念してリリースされたベストアルバム「THE BLUE」を携えて、4月から全国を回ってきた彼ら。ツアー中最大規模の会場となった4日の公演では「THE BLUE」の収録曲を中心に新旧のナンバー全24曲を披露し、集まったオーディエンスを熱狂の渦に巻き込んだ。
場内が暗転すると、青地のノースリーブシャツを着た渡邊一丘(Dr)を筆頭に、青い革ジャンを羽織った佐々木亮介(Vo, G)、青いワンピース姿のHISAYO(B)、青いシャツを着たサポートギターのキョウスケ(
中盤のハイライトとなったのは「Black Eye Blues」。渡邊とHISAYOが繰り出す太いリズムに乗せて、佐々木はハンドマイクでパフォーマンスを繰り広げる。佐々木の熱演を支えるようにオーディエンスも大きくシンガロングし、力強い一体感を会場に作り出した。
「月に吠える」「月面のプール」といったミディアムチューンでひと息入れつつ、後半は「Buffalo Dance」「Dancing Zombiez」などでアグレッシブなモードを全開にしたメンバーたち。佐々木は「俺はこのバンドやっててよかった」と紆余曲折あった10年間を振り返り、「俺たちみんな、ここからお互い転がり続けていきましょう」「これが集大成ではなく、ここからがスタート」と力強く口にしさらなる飛躍をファンに約束した。ライブの終盤ではロンドンでレコーディングしてきたという、朗らかなメロディとバンドサウンドが印象的な新曲「BLUE」をプレイし、a flood of circleの新しい一面をオーディエンスにアピールしていた。
なお「AFOC 10th Anniversary“THE BLUE TOUR -青く塗れ!-”」は、6月11日に沖縄・Outputでファイナルを迎える。また新木場STUDIO COAST公演は映像化され、9月7日にBlu-rayおよびDVDでリリースされることが決定している。
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音楽ナタリー @natalie_mu
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