昨年に続いて2回目の開催となるこのフェスでは、バラエティに富んだ13組のアーティストが2つ並んだステージに交互に登場し、次々にパフォーマンスを実施。ライブの合間には出演アーティストたちのトークも披露された。会場には広々としたキッズエリアも設置され、子連れの家族など幅広い年齢層の観客に対応。フードエリアではRHYMESTERメンバーがプロデュースしたオリジナルフード&ドリンクメニューも販売された。当日は開場時間からずっと真夏のような日差しが照りつけ、まさに絶好のフェス日和と言える1日となった。
SEX山口のDJプレイとともに会場がオープンしたのち、まずはオープニングアクトとして
RHYMESTERのMummy-D、宇多丸、DJ JINによる開会宣言を経て、トップバッターを務めたのは
KOHHはハイテンションでステージに現れ、ひたすらアグレッシブなステージングでオーディエンスを扇動。「Dirt Boys」ではDutch MontanaとLootaを迎え、「Fuck Swag」では観客に両手で中指を立てさせた。最後は地元である東京・王子の仲間たちをステージに上げ、大勢で「結局地元」をラップしながら大暴れした。この日初めてのバンド編成の出演者である
炎天下のステージに続けて現れた
日が暮れ始め、会場に冷たい海風が吹いてきた頃にゴスペラーズが登場。代表曲「ひとり」からライブをスタートさせ、夕暮れ空に美しいハーモニーを響かせた。彼らはその後「RHYMESTERは大学の先輩でもあり、レコード会社の先輩でもある。最初にFILE RECORDSに入ることになったのは宇多丸さんの紹介があったから」と説明し、FILE RECORDS代表取締役社長・佐藤善雄が所属するラッツ&スターのデビュー曲「ランナウェイ」をアカペラでカバー。途中からMummy-Dと宇多丸がそのアカペラに参加し、そのままRHYMESTERとのコラボで「ポーカーフェイス」を披露した。
日没後、いよいよこのフェスの主催者であるRHYMESTERのライブがスタート。「ONCE AGAIN」でトリの貫禄を見せつけ、「Still Changing」でオーディエンスを踊らせた。続く「Kids In The Park」ではゲストとしてPUNPEEが登場。盛り上がったPUNPEEはステージから降りてラップを続け、さらに自身の曲「Renaissance」も披露した。
PUNPEEの出番が終わると今度はステージに鍵盤が設置され、さかいゆうがライブに参加。ジャジーなピアノのアレンジで、2組のコラボ曲「Magic Hour」や、RHYMESTERの「ちょうどいい」「ザ・グレート・アマチュアリズム」が演奏された。
「The Choice Is Yours」で観客がシンガロングしライブ本編が終了するが、RHYMESTERはアンコールを受けて再びステージに登場。現在制作中だという次回作に収録されるストロングスタイルな新曲「スタイル・ウォーズ」を初披露し、さらに最後まで会場に残ったオーディエンスに、おなじみ「B-BOYイズム」、そしてこのフェスのテーマソングとも言える「人間交差点」を届けた。そしてフィナーレはこの日の出演者がステージに集合。第1回に引き続き、“プロの一本締め師”ことDJ JINによる一本締めで会場がひとつになり、10時間におよぶ長丁場のイベントは幕を下ろした。
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- RHYMESTER presents 野外音楽フェスティバル 人間交差点 2016
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