昨日5月8日に東京・日比谷野外大音楽堂で
バンドのデビュー10周年を記念し、2月から3カ月にわたって行われたこのツアー。ファイナルとなった今回の公演は晴天の下で開催された。
前座であるネーネーズが「黄金の花」「ノーウーマン・ノークライ」を歌唱したのち、かりゆし58のメンバーが入場。彼らはまず「心に太陽」でライブをスタートさせた。この楽曲の途中で前川真悟(Vo, B)は「この1本のライブのために、10年間用意してきましたよ!」と意気込みを語った。演奏後のMCでは、宮平直樹(G)が前川に話を振られるもうまく話すことができず「正直、緊張してる……」と吐露。客席からは「直樹ー!」「がんばれー!」といった歓声が飛び交った。
その後「手と手」で新屋行裕(G)は、ソロパートになるとステージ前方を歩き回り、ギターを肩に乗せながら弾いてアピール。さらにゲストとして
ライブも後半戦に入り、サポートメンバーの田代浩一(Dr)がアップテンポなリズムでリードした「愛と呼ぶ」では多くのファンがタオルを回す一幕も。この様子を見た宮平はステージ上を縦横無尽に駆け回り、「楽しんでますねー!」とうれしそうに語った。さらに「ウクイウタ」では、手の不調のため活動を休止していた中村洋貴(Dr)がステージに登場。メンバーとの久々の共演を喜びつつ「愛の歌」「アンマー」ではパーカッションで参加し、一緒に本編を締めくくった。
アンコールで前川は感謝の気持ちを述べつつ、「夕方から始まって夜になっていく、このいつもと違う感じ。気持ちいいね」とコメント。さらに彼は、作家・有川浩が楽曲「アンマー」から着想を得て執筆した小説「アンマーとぼくら」を発表することを明かした。「まだまだやる気だから! 明日からもまたよろしくお願いいたします!」と語ったのち、最後は中村と日食も参加した「オワリはじまり」で10周年ツアーの幕を下ろした。
なお有川浩の小説「アンマーとぼくら」は7月19日に刊行される。
「ハイサイロード 2006-2016~オワリ×はじまり~」 2016年5月8日
日比谷野外大音楽堂 セットリスト
ネーネーズ
01. 黄金の花
02. ノーウーマン・ノークライ
かりゆし58
01. 心に太陽
02. 手と手
03. アイアムを
04. 嗚呼、人生が二度あれば
05. さよなら
06. まっとーばー
07. 会いたくて
08. 雨上がりのオリオン
09. カイ・ホー
10. サマーソング
11. 愛と呼ぶ
12. 南に舵を取れ
13. 電照菊
14. ナナ
15. ウクイウタ
16. 愛の歌
17. アンマー
<アンコール>
18. オワリはじまり
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