「one-Me Tour "DEEP/SEEK"」はヒトリエが2月に発表した2ndアルバム「DEEPER」を携えて行ったツアー。彼らは冒頭で最新作からストレートなロックサウンドが印象的な「GO BACK TO VENUSFORT」「シャッタードール」を続けて演奏し、ツアーファイナルをスタートさせた。そしてシノダ(G, Cho)が改めて最終公演が始まったことを力強く宣言してからミディアムテンポの「Swipe, Shrink」、細かいギターカッティングや、うねるベースラインのアンサンブルがファンの体を揺らした「アンチテーゼ・ジャンクガール」を続けて演奏。さらにwowaka(Vo, G)が「笑って泣いて、踊り狂って帰れるようなそんな1日にしたいと思います!」とファンに伝えてから、彼らは「ワンミーツハー」や「サークル サークル」とアッパーチューンを披露して場内の熱気を高めた。
またバンドはアッパーチューンのみならず「バスタブと夢遊」「Inaikara」といったゆったりしたテンポのナンバーでも熱のこもったパフォーマンスを見せる。さらにウインターソング「フユノ」でミラーボールが真っ白な光を乱反射させるなど、照明演出で彼らの楽曲の世界観が美しく彩られた。wowakaはMCでヒトリエが結成から約4年半であることを話してから、「メンバーがいて、スタッフがいて、こんなにお客さんがいて。本当の意味であなたに生かされています、ありがとうございます」とヒトリエに関わるすべての人に向けて感謝の言葉を述べた。また「こんなに濃い空間を作れる僕らとみんななら、もっと幸せになれるはずだ」と発言したのちに、「この曲は僕らの血になっているような曲です」と説明。そしてwowakaは初期ナンバー「カラノワレモノ」を丁寧に歌いつつ、曲中に「行くぞコースト!」と叫んで会場の一体感を高めた。
ライブ終盤、イガラシ(B)のベースソロに続けて「踊るマネキン、唄う阿呆」でフロアにモッシュを巻き起こしたバンドは、バラードでありながら間奏にオルタナティブロック要素を盛り込んだ「MIRROR」、カラフルなレーザーが高速ビートにあわせて会場を飛び交った「インパーフェクション」を演奏。ラストには疾走感たっぷりの「トーキーダンス」でフロアの合唱を起こしてステージを去った。
アンコールでは「プリズムキューブ」が届けられたあと、少し長めのMCタイムに。ここではツアーファイナルの模様を収めたライブDVD / Blu-rayが8月17日にリリースされることと、7月15日に東京・下北沢GARDENにてヒトリエ主催の対バンイベント「bAnd」の4回目公演が開催されることが明かされた。その後、バンドは「ハグレノカラー」を披露し、最後にライブ定番曲「センスレス・ワンダー」を投下。盤石の演奏とアグレッシブなパフォーマンスで会場の興奮をピークに高めたところでツアーファイナルを締めくくった。
ヒトリエ「one-Me Tour "DEEP/SEEK"」
2016年4月29日 新木場STUDIO COAST セットリスト
01. GO BACK TO VENUSFORT
02. シャッタードール
03. Swipe, Shrink
04. アンチテーゼ・ジャンクガール
05. ワンミーツハー
06. サークル サークル
07. バスタブと夢遊
08. Inaikara
09. なぜなぜ
10. フユノ
11. カラノワレモノ
12. 輪郭
13. 後天症のバックビート
14. 踊るマネキン、唄う阿呆
15. MIRROR
16. インパーフェクション
17. トーキーダンス
<アンコール>
18. プリズムキューブ
19. ハグレノカラー(新曲)
20. センスレス・ワンダー
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