このイベントタイトルは、大槻ケンヂ(Vo)が声帯ポリープ除去手術直前で非常に声が出しづらい状況にあるため、観客に大槻の代わりに歌ってほしいという思いを込めて付けられたもの。複数のゲストが出演することが事前に告知されていたが、誰がステージに上がるのか当日まで明かされず、ファンは期待に胸を膨らませて会場に集った。
大槻の「お客様は神様でーす!」の第一声に導かれて1曲目「オーディエンス・イズ・ゴッド」がスタートすると、観客は一気に興奮。序盤は内田雄一郎(B)が味わい深い歌声を響かせる「モコモコボンボン」、本城聡章(G)の華やかなボーカルを堪能できる「LIVE HOUSE」、橘高文彦(G)がアグレッシブに叫ぶ「スラッシュ禅問答」が披露された。
最初のゲストは
後半には筋肉少女帯人間椅子の「地獄のアロハ」を橘高、本城、内田がボーカルをとってセルフカバー。最後に「混ぜるな危険」と、4月20日に発売されたばかりでライブ初披露となった「週替わりの奇跡の神話」という、アニメ「うしおととら」のオープニングテーマとしておなじみのナンバーを連発してライブ本編は終了した。
やまないアンコールの声に導かれて再びステージに姿を現した筋少のメンバーたちは、ひさびさに「蓮華畑」を披露。「マタンゴ」「枕投げ営業」で場内の一体感を上昇させた。そしてラストは、この日ゲスト参加した二井原、ナカジマ、野水とともに「釈迦」を熱唱。二井原が筋少に向けて「あなたがたの演奏を楽屋のモニターで観ていて、涙が出そうになりましたよ! 筋肉少女帯、いいバンドだな!」と叫んだように、この日は終始優しく明るい空気が場内に漂うライブとなった。
なお、筋肉少女帯は7月13日にBlu-ray「橘高文彦デビュー30周年記念LIVE“筋肉少女帯”」をリリース。この作品には昨年10月12日に、橘高文彦デビュー30周年記念公演として開催された筋少のライブの映像が収められる。
※記事初出時、写真のアーティスト名に一部誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
筋肉少女帯「2016 筋少1st Live 歌って!筋肉少女帯!!」2016年4月23日 LIQUIDROOM セットリスト
01. オーディエンス・イズ・ゴッド
02. カーネーション・リインカネーション
03. モコモコボンボン(Vo:内田雄一郎)
04. LIVE HOUSE(Vo:本城聡章)
05. スラッシュ禅問答(Vo:橘高文彦)
06. 日本印度化計画(Vo:ナカジマノブ)
07. 球体関節人形の夜(Vo:
08. イワンのばか(Vo:二井原実)
09. 日本の米(Vo:橘高文彦、本城聡章、内田雄一郎)
10. 航海の日
11. 地獄のアロハ(Vo:橘高文彦、本城聡章、内田雄一郎)
12. サンフランシスコ
13. みんなの歌
14. 混ぜるな危険
15. 週替わりの奇跡の神話
<アンコール>
16. 蓮華畑
17. マタンゴ
18. 枕投げ営業
19. 釈迦(Vo:二井原実、ナカジマノブ、野水いおり、大槻ケンヂ)
橘高文彦(筋肉少女帯)「橘高文彦デビュー30周年記念LIVE“筋肉少女帯”」収録予定曲
01. Opening ~ サーカスの来た日
02. ゾロ目
03. くるくる少女
04. ノゾミのなくならない世界
05. 踊る赤ちゃん人間
06. レジテロの夢
07. 球体関節人形の夜
08. おわかりいただけただろうか (Vo.橘高 Ver.)
09. 小さな恋のメロディ (Vo.橘高 Ver.)
10. 交渉人とロザリア
11. レティクル座の花園
12. 橘高文彦 Guitar Solo ~ 再殺部隊
13. 詩人オウムの世界
14. パブロフの犬
15. ア・デイ・イン・ザ・ライフ
16. Thank You (Vo.橘高Ver.)
17. 影法師
18. 少女の王国
19. イワンのばか
20. トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く
21. Ending ~航海の日
関連商品
リンク
- 筋肉少女帯 大情報局!
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
歌謡ロックbot @kayourock
筋少ライブでオーケンの喉をかばいナカジマノブ、野水いおり、二井原実が熱唱 #筋肉少女帯 #人間椅子 https://t.co/GiSeBij680