峯田和伸、主演ドラマ「奇跡の人」制作発表会で「麻生さんに恩返ししたい」

峯田和伸（銀杏BOYZ）主演の連続ドラマ「奇跡の人」が4月24日（日）よりNHK BSプレミアムで放送される。このドラマの制作発表会が本日4月14日に東京・NHK放送センターにて行われた。

「奇跡の人」は岡田惠和が脚本を手がけたドラマで、聴覚と視覚に障害がありながらも社会活動家として活躍したヘレン・ケラーと、彼女の家庭教師を務めたアン・サリバンをモデルにした作品。ドラマで峯田は毎日をなんとなく過ごすだけの“ダメ男”亀持一択を演じ、麻生久美子演じる鶴里花に恋をする。花の娘で目と耳に障害のある少女・海は住田萌乃が演じ、ドラマでは亀持が母娘の手助けをして娘にとっての“サリバン先生“になろうと奮闘する姿が描かれる。この制作発表会には峯田、麻生、住田のほか、脚本を務めた岡田らスタッフ陣も登壇。和気あいあいとした雰囲気でドラマの内容や収録現場の様子などを語った。

ブルーのジャケットを羽織って発表会に現れた峯田は「撮影が始まってもう1カ月が経ちましたけど、嵐のように始まって、1日の撮影が終わると、頭が真っ白になって家の玄関でスイッチが切れてバタンと寝てしまうという毎日です」と充実した表情を見せる。岡田は主演の峯田について「企画段階から銀杏BOYZの峯田くんみたいな人がいいと思っていたんですが、全然見つからなくて……。連続ドラマの主演はされていなかったので、ダメ元で本人にオファーして叶いました。今ではそれしかなかったと思います」とコメントした。

峯田と麻生が共演するのは映画「アイデン＆ティティ」以来、約13年ぶり。彼はこのドラマで麻生と共演できることを喜び、「出ようと思った決め手は麻生さん。初めてお芝居の経験をさせてもらったのが『アイデン＆ティティ』で、麻生さんは僕がお芝居の仕方もわからないときに、失敗も全部受け止めてくれた恩人。共通の知り合いはいるんですけど、なかなか直接会うことはなくて。で、こういう話が来たときに、岡田さんが脚本、しかも麻生さんが出る作品だと聞いて、会社の意見も聞かずに『俺やる』って決めましたね」と話す。「洋服とか買ってあげられませんし、共演という形で、ちゃんと目を見て話すというだけで恩返しをしたい」と言う峯田に対し、麻生は「あのとき私、何もしてないですよ（笑）。でも本当にうれしいですね」と笑い、「峯田さんはお芝居をしてる感じがしないところがすごいなと思います。そのまんまでいつも全力で……役と峯田さんの境目がないような気にさせられるというか。峯田さんと役は違うんですけど、それほどに自然です。いつも魂がこもっていてそこが素敵です」と峯田の俳優としての魅力を語った。

NHK BSプレミアム「奇跡の人」

2016年4月24日（日）22:00～22:49
※以降毎週日曜日22:00～22:49に放送

※番組の放送が終了したため、一部画像を取り下げました。