「歴史的な1日に」TOTALFAT、豪華ゲスト迎えたツアーファイナル

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TOTALFATの全国ワンマンツアー「COME TOGETHER, SING WITH US -ONE MAN- Tour 2016」のファイナル公演が、3月5日に東京・新木場STUDIO COASTにて行われた。

Zeebra(右から2人目)を迎えて「The Saviour feat. Zeebra」を披露するTOTALFAT。(Photo by AZUSA TAKADA)

Zeebra(右から2人目)を迎えて「The Saviour feat. Zeebra」を披露するTOTALFAT。(Photo by AZUSA TAKADA)

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昨年7月にフルアルバム「COME TOGETHER, SING WITH US」を、10月にシングル「宴の合図」をリリースし、これと並行して対バンツアーやワンマンツアーを長期にわたって開催してきた彼ら。ファイナルの会場となったSTUDIO COASTには、ライブ開始前からファンの熱気が充満した。

左よりShun(Vo, B)、Jose(Vo, G)。(Photo by AZUSA TAKADA)

左よりShun(Vo, B)、Jose(Vo, G)。(Photo by AZUSA TAKADA)[拡大]

この日は機材トラブルにより開演が30分遅れるアクシデントに見舞われたものの、オーディエンスのテンションはかえって上がる一方。メンバーがステージに現れ、Shun(Vo, B)が「新木場行こうぜ! 待ちすぎてうずうずしちまったぜ!」と声をかけると、全員が大歓声で応えた。Jose(Vo, G)が「会いたかったぜ! 歴史的な1日にするぞ!」と叫んで始まった1曲目は「Moment of the Show Getting "CRAY"」。フロアでは激しいサークルモッシュが起こり、サビでは観客が一斉にジャンプを繰り返した。

Bunta(Dr)の刻む軽快なリズムに乗せて全員が踊り狂った「Run to Horizon」、タオルが振り回された「夏のトカゲ」、まっすぐなメッセージをファンに届けた「Walls」と、アルバムの楽曲が次々と披露される。7曲目の「The Saviour feat. Zeebra」では、サプライズゲストとしてZeebraが登場しオーディエンスからどよめきが起こった。Zeebraは強力なラップで会場を圧倒し、楽曲にさらなるパワーを与えた。

Bunta(左)とSN-Z(右)のコラボパフォーマンスの様子。(Photo by AZUSA TAKADA)

Bunta(左)とSN-Z(右)のコラボパフォーマンスの様子。(Photo by AZUSA TAKADA)[拡大]

その後はさらなるゲスト、DJ SN-Z(OZROSAURUS)が登場。親交の深いBuntaとともに、DJとドラムのコラボパフォーマンスで会場を沸かせた。「Room45」「Trend Beat Maker」に続いては、ミディアムチューン「We Sing Everyday For Hometown」で場内を温かな雰囲気に導く。この曲が終わると、MCの前にShunが星野源の「SUN」を一節弾き語り、フロアからは拍手が起こる。「この曲、難しい!」とShunがこぼすとJoseは「先週くらいからこの曲弾いてたけど、まさかここでやるとは……(笑)」と突っ込んでいた。

中盤ではShunとJoseがアコースティックスタイルで「The Naked Journey」を披露。そしてBuntaとKuboty(G)も加わり、「BxAxSxMxT」を演奏する。前半の熱いプレイから一転した優しい音色にオーディエンスはうっとりと聴き入り、演奏を終えたShunは照れ隠しのように「以上、おしゃれカフェTOTALFATでした!(笑)」と挨拶して笑いを誘った。

ATSUSHI(左から2人目)が参加した「This Life」の様子。(Photo by AZUSA TAKADA)

ATSUSHI(左から2人目)が参加した「This Life」の様子。(Photo by AZUSA TAKADA)[拡大]

「おしゃれカフェじゃ汗かけねえよな!」というJoseの煽りから、ライブは後半戦へ。「World of Glory」から始まったアッパーチューンのメドレーで再びフロアの熱気が上昇していく。メドレー後のKubotyのギターソロでは、バスドラを踏みながらの演奏に場内が大いに盛り上がった。その後も「Just Say Your Word」「Overdrive」と、強力なナンバーを連発。ラストに差しかかり、Shunは「長いツアーだったけど、回ってきてよかったなと思ってます。15年やってきて仲間も増えて、怖いものがなくなってきました。俺たちはあなたたちのことを本当に誇りに思っています」と、ファイナルを見守ったオーディエンスに挨拶し、「宴の合図」を披露した。本編最後の曲「This Life」では、こちらもサプライズゲストのATSUSHI(Dragon Ash)が登場。楽曲の世界をエモーショナルなダンスで彩った。

Kuboty(G)(Photo by AZUSA TAKADA)

Kuboty(G)(Photo by AZUSA TAKADA)[拡大]

アンコールでShunは4月5日に東京・下北沢GARDENでライブイベント「TOTALFAT 15周年おつかれっしたファイナルパーティ」を開催すること、4月2日と3日に行われるライブイベント「PUNKSPRING 2016」の会場で新曲を収録したCDを無料配布することを発表。大喜びするオーディエンスに向けて「その曲をどこよりも早く披露したいと思います!」と叫び、新曲「ONE FOR THE DREAMS」をパフォーマンスした。

ラストナンバーは「Place to Try」。演奏を終えたJoseは「ここにいる全員がTOTALFATだ! これからもよろしくお願いします!」と、熱い盛り上がりで4人の演奏に応えたオーディエンスに改めて感謝を述べた。

今後TOTALFATは3月12日に、沖縄・桜坂セントラルにて「COME TOGETHER, SING WITH US Tour -沖縄ハイサイPARTY!!!!-」を開催。4月2日と3日の「PUNKSPRING 2016」には邦楽アーティスト初のヘッドライナーとして出演し、4月5日に「TOTALFAT 15周年おつかれっしたファイナルパーティ」を開催する。

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TOTALFAT「COME TOGETHER, SING WITH US -ONE MAN- Tour 2016」
2016年3月5日 新木場STUDIO COAST セットリスト

01. Moment of The Show Getting “CRAY”
02. Ride Your Life
03. Run to Horizon
04. 夏のトカゲ
05. Walls
06. Let It Die ~Come & Get It~
07. The Saviour feat. Zeebra
08. Room45
09. Trend Beat Maker
10. We Sing Everyday For Hometown
11. The Naked Journey(アコースティック)
12. BxAxSxMxT(アコースティック)
13. メドレー(World of Glory / Summer Frequence / Highway Part2 / DA NA NA)
14. PARTY PARTY
15. Just Say Your Word
16. Good bye, Good Luck
17. Overdrive
18. 宴の合図
19. This Life feat. ATSUSHI(Dragon Ash
<アンコール>
20. ONE FOR THE DREAMS
21. Place to Try

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ひろ @Hiro_rock009

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