2015年12月から3カ月連続企画としてThe Flickersが展開してきた「SUMMER OF LOVE」。その締めくくりとなるこの日の公演では、another sunnydayを迎えてのツーマンライブが展開された。先陣を切ったanother sunnydayのライブは初期ナンバー「Sunnyday」で幕開け。ナカヤマシンペイ(Dr)と美登一(B)ががっちりとボトムを支え、大山純(G)が骨太なギターリフを奏でる中で、伊藤文暁(Vo)は脱力感のある伸びやかな歌声を響かせていく。ひさしぶりの披露となった「夜道のハイライト」と、人気曲「ユーグレナ」を続けて届けたあと、バンドは「Dashboard Story」「Bucket Mash」「The perfect ivy」とラストに疾走感のあるナンバーを立て続けに演奏してThe Flickersにバトンを渡した。
The Flickersはこの日、安島裕輔(Vo, G, Syn)、堀内祥太郎(B, Cho)、本吉“Nico”弘樹(Dr, Cho)と、サポートの三橋隼人(G /
MCでは安島が3カ月連続自主企画の最終日を無事に迎えられたことに感謝の言葉を述べたあと、Kanakoがこの日をもってThe Flickersのサポートを終了することを発表。Kanakoは「今回の3カ月連続企画の最終日を私の音楽活動の区切りにさせてもらいました」と話し、音楽活動自体を休止することを明かした。安島が約1年にわたって活動をともにしたKanakoに「バカな3人だったでしょ?」と笑顔で問いかけると、彼女は「かわいい弟ができたみたいだった」とコメント。続けて安島はKanakoの存在がバンドの大きな支えになっていたことを伝え、「またいつか一緒にできたらいいなって思います」とメッセージを贈った。そして彼らはミディアムチューンの新曲「そばにいてよ」を披露し、優しいメロディで会場を包み込んだ。
ライブ終盤には堀内がニューアルバム「MISSING PIECE」を3月23日にリリースすることを改めて告知。さらにリード曲となる「new romantics」について安島が「悲しいこととか大変なこととかたくさんあるけど、それを乗り越えられるような元気で明るい曲を作りました」と説明してから、全員で「new romantics」を届けた。ラストの「love in the music」では、曲中に安島が「生きてるなら叫べ!」と連呼。渾身のシャウトを響かせてドラマチックに本編を終えた。
アンコールでは安島、堀内、本吉の3人が姿を見せ、安島が「私は愛が何かわからないが、それを思いながら音を鳴らし続けようと思います。最後は3人で作った新曲をやります」と口にする。The Flickersは最後にアグレッシブなロックチューンの新曲「overdrive in my blood」を初披露し、ソリッドな演奏でライブを締めくくった。
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The Flickers presents「SUMMER OF LOVE」
2016年2月26日 新宿MARZ セットリスト
another sunnyday
01. Sunnyday
02. CLAP PARTY
03. 夏の再来
04. Ganache
05. Wrapping City
06. Time for Healing
07. Prelude
08. 夜道のハイライト
09. ユーグレナ
10. Dashboard Story
11. Bucket Mash
12. The perfect ivy
The Flickers
01. midnight express
02. nova
03. non-fiction
04. fight club
05. techno kids
06. vivian girls
07. そばにいてよ
08. new romantics
09. orange sunshine distortion
10. supersonic
11. love in the music
<アンコール>
12. overdrive in my blood
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