butterfly inthe stomach、GARAGEライブで完全復活
2009年6月17日 13:25 1
2月に全国ツアーの真っ最中に交通事故に遭い、入院やリハビリのためしばらく活動休止を余儀なくされていたメンバーたち。活動再開後初のライブとなったこの日は、彼らの復活した姿をひと目見ようと多くのファンが集まった。
場内に流れていたSEが止まりメンバーが姿を現すと、彼らの復帰を祝福するようなあたたかな拍手が会場を包む。小澤秀明(B)はうれしそうな表情を浮かべモニターの上からフロアを見渡し、小野雄一郎(Vo, G)と渡辺裕次(Dr)は笑いながらオーディエンスに向かって挨拶をする。ライブはそんな3人の破顔で幕を開けた。
この日は、事故の影響で2月に中止となった「BANK TOUR FINAL」のリベンジ公演として行われ、セットリストも最新アルバム「BANK」からの楽曲が中心。1曲目の「ghost overlap」をはじめ、アルバムからのナンバーが多数披露された。
2曲目の「喪失運命論」を終えると、小野は「おひさしぶりです。ひさしぶりすぎて2曲でもうお腹いっぱいなんだけど……」と呟きファンを爆笑させる。そんなことを言いつつも、ブランクを感じさせない屈強なアンサンブルで立て続けに「ハレーション」「タイムスリップ」「モルグ」などを演奏した。
中盤ではストレートな思いを歌ったラブソング「リップシンク」や小澤のベースから始まる「ヒラクミライ」という新曲2曲も初披露。「BANK」の世界観をキッチリと再現しながら、新曲では新たな方向性を提示しバンドの底力を見せつけた。
終盤は「アシタカ」「ダムスのシナリオ」といったアグレッシブな楽曲を連発。本編はライブではおなじみの「フォトグラファー」で締めくくられた。その後、アンコールで「軋む夕暮れ」「ninety seven」の2曲を演奏するも、フロアからはまだ足りないとばかりに拍手が止まない。
ステージ上に戻ってきた3人は急遽相談し、新曲「スパーキングウェンズディ」で場内を再びヒートアップ。ライブ序盤と変わらぬエネルギッシュなパフォーマンスで、完全復活を遂げたことを証明した。
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音楽ナタリー @natalie_mu
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