Crossfaith国内ツアーファイナルで10周年に感謝「このライブは全員のもの」

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1月からワールドツアー「XENO WORLD TOUR 2016」をスタートさせたCrossfaithが、その国内での最終公演を2月13日に東京・豊洲PITで実施。ゲストにthe HIATUSを迎えてライブを繰り広げた。

Skindredのベンジ・ウェブ(後列中央)とCrossfaith。(撮影:青木カズロー)

Skindredのベンジ・ウェブ(後列中央)とCrossfaith。(撮影:青木カズロー)

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開演するとまずthe HIATUSがステージに現れ、「The Ivy」からライブを開始。強烈な熱を放つダイナミックな演奏で、満員のオーディエンスを圧倒していく。細美武士(Vo, G)はCrossfaithについて「まだHiroki(Ikegawa / B)としか仲よくないんだけど、あいつの使う日本語がすごく好きで。ただのショートメッセージなのに文学読んでるみたいな気分になる」と言ってCrossfaithファンを笑わせた。

その後も彼らは1stアルバム「Trash We'd Love」と2ndアルバム「ANOMALY」の曲を中心に、ハイペースに次々と曲を披露。細美が「最近セットリストがずっと一緒でごめんね。もうすぐ新作ができるから」と言って詫びると、観客から喜びの声が上がった。さらに彼はCrossfaithとの対バンについて「今までつながりがなかったバンドに呼んでもらえるのはめちゃくちゃうれしくて、すごく楽しみにしてました。こっちも向こうもツンツンしてる奴らばっかりだから無理に仲良くなる必要はないけど、もし仲良くなれたら今日がきっかけだから」とコメント。手を振り上げて盛り上がる観客を前に、バンドは終始エモーショナルな演奏を繰り広げた。

Kenta Koie(Vo)(撮影:青木カズロー)

Kenta Koie(Vo)(撮影:青木カズロー)[拡大]

Crossfaithのライブは最新アルバム「XENO」のオープニングトラック「System X」で幕を開け、彼らはアルバムの曲順通り「Xeno」「Raise Your Voice」を演奏。スモークや派手な照明により彩られたステージで、破壊的でアグレッシブなパフォーマンスが繰り広げられ、観客のテンションも一気に高まった。

Crossfaithとベンジ・ウェブ(Skindred)。(撮影:青木カズロー)

Crossfaithとベンジ・ウェブ(Skindred)。(撮影:青木カズロー)[拡大]

「Wildfire」では同曲に参加したイギリスのバンド・Skindredのベンジ・ウェブ(Vo)が現れ、Kenta Koie(Vo)と掛け合いを繰り広げながらステージ中を闊歩。思わぬゲストの登場にオーディエンスは沸き立ち、タオルを振り回しながら盛り上がった。

「Countdown To Hell」での会場の様子。(撮影:青木カズロー)

「Countdown To Hell」での会場の様子。(撮影:青木カズロー)[拡大]

その後Koieは、Crossfaithが2016年で結成10周年を迎えることをファンに伝えつつ、「俺たちがバンドを解散することなく同じメンバーで続けてこれたのも、応援してくれたお前らやスタッフ、出会った仲間たちのおかげ。そういう人たちに囲まれてここまで来ることができました。だからこのライブは俺たちだけのものでも、お前たちだけのものでもない。ここにいる全員のものなんです」と言ってこれまでバンドに関わったすべての人々に感謝。終盤にはこの10年でバンドが積み重ねてきたものを解き放つように、2009年発売の1stアルバム「The Artificial Theory For The Dramatic Beauty」に収録された初期曲「Mirror」と最新アルバム「XENO」収録の神曲「Devil's Party」を次々に演奏した。最後にフロアの中央で大規模なウォールオブデスを発生させながら「Countdown To Hell」を披露し、メンバーはステージを後にした。

Kazuki Takemura(G)(撮影:青木カズロー)

Kazuki Takemura(G)(撮影:青木カズロー)[拡大]

アンコールではまずTatsuya Amano(Dr)が1人で登場し、ハイスピードかつ重厚感のあるドラムソロで会場を沸かせた。その後Terufumi Tamano(Programming, Vision)がDJプレイを披露。派手なEDMサウンドが鳴り響く中、Koieが「いつもとは違う遊び方を教えてやるよ!」と言って客を煽り、Kazuki Takemura(G)はゴムボートに乗ってクラウドサーフをした。続いて演奏された「Omen」では、Koieが「最後一発デカい花火ぶち上げようぜ!」と言って観客全員をその場に座らせ、合図に合わせて一斉にジャンプ。最後にすべての力を振り絞るようなテンションで「Monolith」を披露し、会場中から盛大なCrossfaithコールが起こる中、国内ツアーファイナルは幕を下ろされた。

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the HIATUS

01. The Ivy
02. The Flare
03. Monkeys
04. Storm Racers
05. Thirst
06. Unhurt
07. Lone Train Running
08. Insomnia
09. 紺碧の夜に
10. Silver Birch

Crossfaith

01. System X
02. Xeno
03. Raise Your Voice
04. Ghost In The Mirror
05. Eclipse
06. Dystopia
07. Wildfire(feat Benji Webbe from Skindred)
08. Paint It Black
09. Photosphere
10. Scarlett
11. Mirror
12. Devil's Party
13. Countdown To Hell
<アンコール>
DJ & Drum Solo
14. Omen
15. Monolith

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ひろ @Hiro_rock009

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