ゆいかおり、正月のパシフィコでキュートに華麗に2016年の幕開ける

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1月3日、ゆいかおりのツアー「RAINBOW CANARY!!」の最終公演が神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで開催された。

ゆいかおり「RAINBOW CANARY!!」神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール公演の様子。(写真提供:キングレコード)

ゆいかおり「RAINBOW CANARY!!」神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール公演の様子。(写真提供:キングレコード)

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2015年11月に3rdアルバム「Bright Canary」をリリースし、同年末にはそのアルバムを携えて大阪、愛知でライブを行ってきた、ゆいかおり。そのツアーファイナルとなるパシフィコ横浜2DAYS公演には、両日それぞれ客席が満員となる5000人のファンが集まった。

ゆいかおり(写真提供:キングレコード)

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オープニング映像に続いて5000人の前に登場した小倉唯と石原夏織は最新シングル曲「Ring Ring Rainbow!!」でこの日のライブの幕を切って落とす。そして一糸乱れぬキュートなシンクロダンスで魅せる「倍速∞ラブストレート」や、ヌケのいいギターポップチューン「Intro Situation」、ステージ奥のスクリーンに投影された雨降る街のアニメーションを背に歌う、ミディアムチューン「Rainy Day」など「Bright Canary」収録曲を中心に前半のセットリストを構成した。

小倉と石原がジェンガで対決する幕間映像「RAINBOW FIGHT!!」1回戦が流れたのちには、ソロコーナーがスタートする。先攻は石原。メタリックなミニのツーピース姿でステージに現れた彼女は最新ソロ曲であるダンスチューン「Telephone Call」でオーディエンスを盛り上げると、続くMCタイムでは今年卒業を控えた大学生活を振り返る。「卒論、無事終わりました!」と5000人に報告した彼女は、卒論執筆時が一番学生らしい瞬間だったと笑顔を見せると、軽快なギターロックナンバー「Sunny Ray Beam!!」で再び大歓声を集めてみせた。

続く小倉のソロコーナーも、最新ソロナンバー「ライアーシープ」でスタート。ホワイトのつば広帽子にシャツ、イエロー、ピンク、グリーン、パープルのティアードスカートというガーリーなスタイリングでアップリフティングな四つ打ちダンスロックを歌った彼女が「成人ですよ!」と今月成人式を迎えることに触れると、石原のMCのとき同様、5000人からは「おめでとう」の声が。そして「一緒にハニカムできますか?」と、小倉唯名義でリリースした最新シングル曲「Honey▼Come!!」で、その5000人と「ハニカム」の大合唱を繰り広げた。

ストラックアウト、缶ポックリ競争・足つぼマット上での徒競走・三輪車レースという不思議な三種競技、相撲という3つのスポーツで対決した「RAINBOW FIGHT!!」2回戦ののちにライブ後半戦はダンスチューン目白押しの展開に。ここまでのかわいらしいステージングから一転。レインボーカラーのレーザー光がステージと客席を飛び交う中、ハードなダンスとともにEDM仕立ての「Billion-Carat」や、高速トランスチューン「NEO SIGNALIFE」を連発した。

そして「開運」をテーマにマネキンのコスチュームを選ぶコーディネート対決「RAINBOW FIGHT!!」3回戦ののちのMCタイムでは、勝敗をオーディエンスに委ねることに。小倉、石原がそれぞれ自身のコーディネートを支持する歓声を煽り、その音量を騒音計で計測。結果、石原が勝利すると、敗者・小倉への罰ゲームとして、子役時代、ある舞台で演じたカッパ役姿の彼女の写真がスクリーンいっぱいに表示される。これに石原と客席が笑い声を上げると、小倉は「これはダメだよ……」とボヤきながらも、当時ステージで踊ったというカッパダンスを披露して、石原とオーディエンスのさらなる笑いを誘っていた。

ゆいかおり「RAINBOW CANARY!!」神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール公演の様子。(写真提供:キングレコード)

ゆいかおり「RAINBOW CANARY!!」神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール公演の様子。(写真提供:キングレコード)[拡大]

小倉がステージ上手、石原が下手へと繰り出し、客席と「Woh, woh」の大シンガロングを繰り広げた「New World」と、2013年のアルバム「Bunny」の収録曲ながら、この日が初パフォーマンスとなった「翼になるよ」を披露したところで、ライブ本編は最終盤。2人の「ゆいかおりファミリーのみんなと一緒に2016年を迎えられたことがうれしい」「2016年、ゆいかおりについてきてくれますか?」の言葉にオーディエンスがこの日一番の歓声で応えると、彼女たちは正調アイドルポップ「星降る夜のハッピーリンク」と、アルバム「Bright Canary」のリードトラック「カナリア」を高らかに歌い上げた。

スクリーンを通じて武道館公演の開催を発表する、ゆいかおり。(写真提供:キングレコード)

スクリーンを通じて武道館公演の開催を発表する、ゆいかおり。(写真提供:キングレコード)[拡大]

アンコール代わりの「ゆいかおり」コールに、ステージに舞い戻った小倉と石原は、アッパーなギターロック「HEARTBEATが止まらないっ!」、コミカルなデジタルチューン「ウェィカッ!!」と「PUPPY LOVE!!」のメドレーを一気にパフォーマンス。そして石原が「皆さんの力あってのことだと思います」、小倉が「2016年はより輝けるゆいかおりでありたいと思います」と3月に東京・日本武道館でツアーの追加公演「RAINBOW CANARY!! ~Brightest Stage~」を開催することを発表すると、客席からはどよめきが。2人がその声を背に「Our Steady Boy」を歌ったところで、ライブは終了。小倉と石原は手をつないで階段ステージをあがっていくと、オフマイクのまま「今日は本当にありがとうございました」と、新年一発目のライブと「RAINBOW CANARY!!」ツアーを締めくくった。

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