ベルハー“壁ぶち破る”Zepp単独公演で35曲熱唱

BELLRING少女ハートが1月2日に東京・Zepp Tokyoにてワンマンライブ「Q」を開催した。

2016年最初のワンマンライブをグループ最大規模の会場となるZepp Tokyoで開催したベルハー。このライブは「Q」「B」「K」と銘打たれた“三部作ワンマン”の初回公演となり、ステージには“ベルリンの壁”を模した巨大な壁、フロアには円形のサブステージが用意され、集まった大勢のファンを趣向を凝らした演出で全編通して楽しませた。

オープニングではスクリーンに「Q」の文字が映し出され、文字が消えたところで壁の上にメンバーが出現。6人はゆっくりと揺れ動きながら「アイスクリーム」を歌い出し、壁から降りると激しいパフォーマンスで縦横無尽に動き回る。序盤はメインステージで定番の「World World World」「c.a.n.d.y.」「yOUらり」といったナンバーのほか、「Mr.メルシー」「チャッピー」などの初披露の新曲が届けられ、6人はフロアを徐々にヒートアップさせていく。また朝倉みずほ、宇佐美萌、柳沢あやの、カイは4人で「D.S.P. ～だいすぴッ～」を、甘楽、仮眠玲菜の2人は「get rid of the Chopper」で曲中にステージでボクシング対決を行って場内を沸かせた。メインステージを舞台としたライブは18曲目の「Revelry!!!」で一旦区切りを付け、6人はサブステージへつながる花道がスタッフの手によって作られるまで小休止に。

このタイミングでかねてより告知していた、バンジージャンプを飛べたのは誰かを当てるクイズの答え合わせが行われる。スクリーンでは日本一高いとされる茨城県・竜神大吊橋の100m級バンジージャンプに挑むメンバーとディレクターの田中紘治の様子が次々と映し出され、その結果、柳沢以外の全員がバンジーを飛んだことが伝えられた。これにより、柳沢とバンジーを飛ぶ権利がクイズ正解者の中から数名に与えられることに。柳沢は「リベンジでは絶対に飛びます！」と宣言し大歓声に包まれた。

花道が完成し円形のサブステージに踊りながら歩を進める6人。ミラーボールが彼女たちの高さまで降下し光を放つ中、まずは初披露の新曲「ヴァント！」「或いはドライブミュージック」の2曲が届けられる。360度オーディエンスに囲まれながら歌い踊る6人は「Cherry」「ボクらのWednesday」「GIGABITE」でさらにフロアをヒートアップさせ、再びメインステージに移動。ライブ終盤、汗だくの彼女たちは幻想的な「いんざれいん、いんざだあく」から新曲「The Victim」「Cold Flaver」へと繋ぎ、「サーカス＆恋愛相談」「rainy dance」「Starlight Sorrow」「夏のアッチェレランド」のキラーチューンを投下する。「ここに来てくれたみんな大好き！」と柳沢が叫び、オーディエンスからの大歓声を受けて6人は本編を締めくくった。

メンバーが捌けたところで円形のサブステージにファンが登りアンコールを誘発。大量のペンライトが投げ込まれながらもアンコールの声は続き、いつしか天井からは黒い羽が舞い落ちてくる。すると会場に大きな音が鳴り響き、6人が壁をぶち破ってメインステージに再登場し「WIDE MIND」を熱唱。熱狂したファンに6人は「the Edge of Goodbye」を追い打ちし、ステージ前はリフトアップされたファンでお祭り状態に。テンションの上がった柳沢もフロアに飛び込みファンの頭上を歩き出す。続く「asthma」の大サビでは花道がなくなったためオーディエンスをかき分けてメンバーがサブステージに移動し、ファンが用意した白いペンライトの光に照らされながら同曲を歌い上げた。

ここまで34曲を駆け抜けてきた6人は満面の笑顔をファンに見せる。そして柳沢が「本当にこれが最後の曲です。みんなで歌いましょう」と語りかけ、ラストナンバー「bedhead」が届けられた。「ありがとう」と口々に感謝の言葉を述べるメンバーたち。サブステージと壁をバックに記念撮影した6人は「2016年もよろしくお願いします」とコメントし、この日のワンマンライブを終えた。

※記事初出時、写真キャプションのアーティスト表記に一部誤りがありました。訂正してお詫びいたします。