MUCC対シド、ギルガメ対DIV、ユナイト対カメレオ!武道館で熾烈バトル3戦

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MAVERICK DC GROUPが企画する「MAVERICK DC presents BATTLE ARENA in BUDOKAN」が、12月27日に東京・日本武道館で開催された。

MUCCとシドのコラボセッションの様子。

MUCCとシドのコラボセッションの様子。

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「音楽バトルイベント」をコンセプトに掲げたこのイベントでは、MAVERICK DC GROUPに所属するバンドたちが熾烈なライブバトルを展開。ユナイトカメレオ、ギルガメッシュ対DIV、MUCCシドという顔合わせが実現した。

第1試合 ユナイト VS カメレオ

「ユナイト VS カメレオ」の様子。

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「BATTLE ARENA in BUDOKAN」の“第1試合”に登場するのは、MAVERICK DC GROUPの若手カメレオとユナイトだ。2組の対決を煽るオープニングムービーがスクリーンで上映されたのを経て、カメレオの面々が羽織袴姿で上手ステージに登場。HIKARU.(Vo)が「バトルだってよ!」とシャウトしたことを機にライブバトルがスタートした。先攻のカメレオは「パリピポ」でオーディエンスを熱くさせ、2曲披露したところで下手ステージにユナイトが登場。ハイテンションなカメレオとは相反するように、結(Vo)の美しいファルセットボイスから始まるミディアムテンポの「美空結び」や「君は知らない」で切ない空気を作り出した。

その後、再びターンが回ってきたカメレオは今度は法被を羽織って登場。「ニート姫」の曲中で来場者にディズニーランドのペアチケットをプレゼントする抽選会を行ったり、「万歳\(・∀・)/Music!」でメンバー全員がマイクを持ち踊りながら歌ったりとにぎやかなパフォーマンスを繰り広げた。一方のユナイトは、後半のターンは攻めの姿勢。「ice」でエロティックなムードを醸し出し、終盤はアップテンポな「WONDER f∞l PEOPLE」「small world order」でオーディエンスを熱狂させた。そしてユナイトのライブ後にカメレオが赤いローブをまとって現れ、HIKARU.の「最高の試合だったぜ」という言葉ともに第1試合は幕引きとなった。

第2試合 ギルガメッシュ VS DIV

ギルガメッシュ

ギルガメッシュ[拡大]

DIV

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“第2試合”の組み合わせは、激しいライブに定評のあるギルガメッシュとDIV。オープニングムービーで左迅(Vo)が「調子に乗ってると痛い目みるから覚えてろよ」と挑発するとオーディエンスは歓声をあげた。DIVは、CHISA(Vo)の「最上級のリスペクトを込めてギルガメッシュをぶっ潰していくぞ!」という宣言通り、「イケナイKISS」を皮切りにヘビーかつハイボルテージのロックチューンで会場に熱気をもたらしていく。「STORY」で会場をセンチメンタルな空気で包み込むも、「ANSWER」で再び攻撃的なモードにスイッチ。ギルガメッシュへの宣戦布告のように、豪快なバンドサウンドを響かせた。

DIVの熱演を受けて、ギルガメッシュは左迅のデスボイスが轟く「Go ahead」でライブをスタートし、「patchwork」「DRAIN」といった激しいナンバーを投下。4人のプレイに呼応するように、会場のファンも怒号のようなコールを巻き起こしていく。しかしMCでЯyo(Dr)が「もうみんなケンカはやめようよ」と叫ぶと、オーディエンスはイベントのコンセプトを覆す発言に大爆笑した。そしてライブ後半に差し掛かると再びDIVのターンに。CHISAは「武道館を夏一色に染めようか?」と言い放ち「夏の行方」を全力でプレイする。一方のギルガメッシュは、ライブの定番曲「evolution」で後輩に応戦。60分にわたったギルガメッシュとDIVの先輩後輩対決は、激しい余韻を残して終了した。

第3試合 MUCC VS シド

MUCC

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いよいよこの日のメインイベントとなるMUCCとシドの対バン「MDC世界V級タイトルマッチ 150分一本勝負」の時間へ。武道館にゴングが鳴り響き、リングアナの「赤コーナー、シド入場!」という紹介を受けてシドの4人がステージへ現れると、場内は大盛り上がりとなった。そのまま4人は1曲目「エール」を華やかに演奏。続いて青コーナーのMUCCが入場し、「睡蓮」を披露する。重厚なサウンドで、あっという間に会場を制圧していった。

シド

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手始めに1曲ずつ演奏したあとは、それぞれが5曲ずつをパフォーマンス。シドは最新シングル曲の「漂流」や「運命の人」に続き、「V.I.P」を高らかに響かせて場内の熱気を上げていく。マオ(Vo)は「マーヴェリックはたくさんの皆さんに愛されてるなと思うイベントになっています」と集まった観客に感謝を述べ、「hug」と「ハナビラ」を情熱的に歌い上げた。MUCCは「THE END OF THE WORLD」から「ENDER ENDER」さらに「G.G.」と強力なナンバーを連発。逹瑯(Vo)は「初めてMUCCを観た人は『怖いバンドだと思ってたけど、曲も聴きやすいしみんな優しそうだ』と騙されかけてるかもしれませんが、今日は聴きやすい曲を持ってきたので」と笑わせる。さらに期間限定で配信リリースしたばかりの新曲「ブリリアント ワールド」をしっとりと聴かせた。

MUCCとシドのトークセッションの様子。

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ここで両バンドのメンバー全員がステージに登場し、事前に行ったアンケートの結果を逹瑯とゆうや(シド / Dr)の司会で発表していく。今回のイベントコンセプトが“バトル”ということもあり、アンケートの内容は「相手バンドのメンバーの嫌いなところ」。飲み会の席やプライベートでの交流、このライブに関するリハーサルや打ち合わせでのさまざまなエピソードを交えながらお互いの本音が暴露されていくが、マオは逹瑯に対して「本当は相手思いで優しいところが憎い」と答えるなど褒め殺し作戦を展開。逹瑯は「こういう方向で来たか! ずるい!」と怯え、観客を大爆笑させていた。

約40分にもおよぶトークが終わると、タイトルマッチは後半戦へ。シドは「循環」「妄想日記」「プロポーズ」とインディーズ時代の曲を連発し、客席は激しいヘドバンの嵐に見舞われる。対するMUCCも「オルゴォル」で激しく盛り上げたあと、「流星」「娼婦」を披露した。終盤ではそれぞれの楽曲が交互に披露されていく。シドは「one way」と「眩暈」、MUCCは「ファズ」と「蘭鋳」と、ライブに欠かせないキラーチューンを連発。会場はタイトルマッチの名にふさわしい壮絶な盛り上がりとなった。

MUCCとシドのコラボセッションの様子。

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タイトルマッチを締めくくったのは、8人が一体となってのセッション。最初にMUCCの「TONIGHT」がステージ上に炎が上がる中で演奏され、両バンドのメンバーが向かい合って演奏したり肩を組んだりする姿に客席からは大歓声が起こった。ラストナンバーはシドの「Dear Tokyo」。イントロのギターをサプライズでミヤ(G / MUCC)が弾くはずだったのを忘れてしまい、メンバーが大笑いしながらやり直すというハプニングも起こりつつ、8人はステージを縦横無尽に移動しながら演奏。曲が終わるとお互いにハイタッチし、2時間半にわたる健闘をお互いに讃え合っていた。

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MAVERICK DC presents BATTLE ARENA in BUDOKAN
2015年12月27日 日本武道館 セットリスト

第1試合 ユナイト vs カメレオ

01. パリピポ(カメレオ
02. デビルくん(カメレオ)
03. 美空結び(ユナイト
04. 君は知らない(ユナイト)
05. ニート姫(カメレオ)
06. ダメ男(カメレオ)
07. 万歳\(・∀・)/Music!(カメレオ)
08. ice(ユナイト)
09. WONDER f∞l PEOPLE(ユナイト)
10. small world order(ユナイト)

第2試合 ギルガメッシュ vs DIV

01. イケナイKISS(DIV)
02. LOVE IS DEAD(DIV)
03. STORY(DIV)
04. ANSWER(DIV)
05. Go ahead(ギルガメッシュ)
06. patchwork(ギルガメッシュ)
07. Drain(ギルガメッシュ)
08. INCOMPLETE(ギルガメッシュ)
09. 夏の行方(DIV)
10. evolution(ギルガメッシュ)

メインイベント MDC世界V級タイトルマッチ MUCC vs シド 150分一本勝負

01. エール(シド
02. 睡蓮(MUCC
03. 漂流(シド)
04. 運命の人(シド)
05. V.I.P(シド)
06. hug(シド)
07. ハナビラ(シド)
08. THE END OF THE WORLD(MUCC)
09. ENDER ENDER(MUCC)
10. G.G.(MUCC)
11. ニルヴァーナ(MUCC)
12. ブリリアント ワールド(MUCC)
13. 循環(シド)
14. 妄想日記(シド)
15. プロポーズ(シド)
16. オルゴォル(MUCC)
17. 流星(MUCC)
18. 娼婦(MUCC)
19. one way(シド)
20. ファズ(MUCC)
21. 眩暈(シド)
22. 蘭鋳(MUCC)
23. TONIGHT(MUCC & シド)
24. Dear Tokyo(MUCC & シド)

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撮影:今元秀明、西槙太一

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