世界ではじけろポップコーンガール！リリスクhina笑顔で卒業

lyrical schoolのhinaこと小松ひなが、昨日12月13日に東京・SOUND MUSEUM VISIONで行われたワンマンライブをもってグループを卒業した。

hinaは2013年3月、新メンバー募集オーディションにより当時16歳でリリスクに加入。およそ2年9カ月にわたり活動を続けてきたが、「学校で勉強している語学を生かした仕事に就きたい」という思いから海外留学を希望し、グループを離れることを決意した。

ayaka、ami、mei、yumi、hina、minanの“6本のマイク”による最後のステージは「photograph」からスタート。冒頭から盛大なコール＆レスポンスで盛り上げ、続けて「PARADE」「S.T.A.G.E」など4曲を披露した。すし詰めの場内は序盤から異様な熱気に包まれ、メンバーとヘッズ（ファンの総称）は早くも汗だく。しかし6人は簡単な挨拶を済ませたあと、ここからさらに合計14曲を畳み掛けていく。

「OMG」「PRIDE」「リボンをきゅっと」などのアッパーな楽曲から始まり、「ゆめであいたいね」「Akikaze」「ひとりぼっちのラビリンス」と曲が進むにつれ少しずつグラデーションをかけるようにメロウなナンバーへ。後半は6人での思い出を噛み締めるように「CAR」「P.S.」「bye bye」が歌われた。場内は少々しんみりしたムードとなったが、MCではhinaが在籍した2年9カ月間の思い出を振り返るうちに、hinaがかつてlyrical schoolのスペルを間違えた際に披露したラップを再現するなど、いつも通りのゆるいムードに。minanは「残り数曲ですけど、ライブで私たち6人の存在を証明していきますか。ラストブロック、皆さん行く準備はできてますか？」と煽ると、そのままアカペラで「I.D.O.L.R.A.P」の冒頭へとつなげた。

「tengal6」「そりゃ夏だ！」「おいでよ」「FRESH!!!」とキラーチューンが連発された終盤戦。ここに来て最高潮の盛り上がりを見せるヘッズを前に、yumiは「終わりたくないなあ。終わりたくないなー！」と思わず叫んだ。yumiに同調するヘッズの歓声が上がる中、6人は最新シングル曲「ワンダーグラウンド」でステージを締めくくった。

アンコールでは、まずhinaが1人でステージへ。ヘッズはhinaのイメージカラーである緑色のサイリウムで場内を染め上げ彼女を迎え入れた。さらにヘッズは海外留学を決意したhinaへ、「世界ではじけろ！ポップコーンガール！」と書かれた大きな横断幕と緑色のロゴが入ったキャップをプレゼント。横断幕の裏側には多数のヘッズからのメッセージが寄せられていた。笑顔でプレゼントを受け取ったhinaは「セットリストの予定ではここに『小松の大演説』って書いてあるんですけど、何も浮かばなくて……」とはにかみつつ、「演説について考えたんだけど、思い出すのはホントどうでもいいようなメンバーとの会話とか、ありふれたことしか思い出せなくて。でも何が一番楽しかったって、メンバーとのどうでもいい日常なんですよ」と卒業の日を迎えた自身の率直な思いを伝えた。

そして「次の曲は私がメンバーと一緒に歌いたい、一番好きな曲なので、1人ひとりとこれまでの時間を分かち合えたらなと」とhinaが告げると、オープニングでも歌われた「photograph」のスペシャルバージョンへ。メンバーが1人ずつステージに上がり、hinaとの掛け合いを楽しんだ。普段から姉妹のようにhinaと接していたayakaは最後に登場すると、思わず大粒の涙を浮かべてしまう。しかし最後は「一緒に歌ってみんなでプチャヘンザしましょう！」と叫び、「プチャヘンザ！」で明るくステージを終えた。

リリスクはこのあと、新メンバーのhime（ex. ライムベリー）を迎えた新体制へ。12月20日にはT-Palette Recordsのライブイベント「T-Palette Records 感謝祭 2015～今年新しく出来たyouthsource recordsも箱レコォズの面々も出るよ、もちろんTパレアームレスリング大会も開催!! 年末大大感謝祭!!～」に出演する。