これは12月2日に19歳の誕生日を迎えたHIROKIをお祝いするイベント。会場には彼のイメージカラーである緑色のアイテムを身に付けたチームZ(ファンの総称)が大勢駆け付けた。開演時刻を迎え、SEとして「管弦楽組曲第3番第2楽章」が会場に流れるとGORO(Vo, G)とDAICHI(Dr)が姿を見せる。この日の主役のHIROKIは2人のあとからステージに登場し、いつもの下手側のポジションではないセンターの立ち位置へ。HIROKIの代わりにベースを持ったDAICHIとギターのGOROを両サイドに据えると、彼は「刹那スクールゾーン」を元気いっぱいに歌い上げた。
続く「Life and death」でもHIROKIはメインボーカルを務め、ステージの両サイドに置かれたステップに上がってチームZを率先して盛り上げる。HIROKIが引っ張るパワフルなパフォーマンスに、チームZも大きなコールを響かせた。MCでHIROKIは「今日は異様な光景ですよね? 普段僕はベースなんだけど、今日は生誕祭ということで僕がボーカルの特別編成でやらせていただきます!」と説明。彼は自己紹介の口上で「おベースを担当しております」と言う部分も「おべ……いや、おボーカルを担当しております、HIROKIです!」と言い換え、大きな歓声を集めていた。
3曲目には、最新シングル「解」に収録されているGOROのソロボーカル曲「バンヴィーナス」が披露され、GOROは「HIROKIが『バンヴィーナス』歌うの新鮮だなあ」としみじみ語る。すると、この話をGOROにくっつきながら聞いているHIROKIの様子を見たDAICHIが「ちょっとさあ! さっきから2人イチャつき過ぎじゃない!?」と“嫉妬”。「ウチのGOROなんやけど!」という彼の言葉にHIROKIが「なんでやねん、ワイのGOROや!」と応戦し、なぜかGOROを取りあう小競り合いが勃発する。この2人の様子にGOROは「俺はみんなのGOROだよ。てか、HIROKIの生誕祭なんだからHIROKIを奪いあえよ(笑)」と言い、HIROKIはGOROの言葉で我に返ったように「そうだよ! 俺を奪いあえ!(笑)」とDAICHIとGOROに命令していた。
ここでステージ上にはケーキが運ばれ、メンバーとチームZは「Happy Birthday to You」の大合唱でHIROKIを祝福した。大きな祝福を受けたHIROKIは「ありがとうございます」と感謝し「次は、僕1人で歌いたいと思います」と続ける。GOROとDAICHIが降壇したステージで彼が届けたのは、桑田佳祐「白い恋人達」のカバー。HIROKIは思いを込めるようにこの曲を歌い上げ「僕はいつも頼りなかったりするけど、そんな僕を応援してくれるみんなのために、いろんなことに挑戦していきたいと思います。19歳のHIROKIもよろしくお願いします!」と客席に語りかけた。
HIROKIの決意の言葉を聞いたDAICHIは「19歳のHIROKIは雑誌の“頼れる男ランキング”にランクインするんだよね?(笑)」と笑顔で問いかけ、HIROKIは「そうそう!『HIROKI(カスタマイZ)』でランクインするの」と返してチームZの笑いを誘う。イベントのラストを飾ったのは「Never Give Up」。3人は紫色のタオルを手にステージのギリギリ前方まで身を乗り出してオーディエンスの熱狂を誘う。大きな一体感を生み出した3人は「ありがとうございました!」と深いお辞儀をして感謝を伝え、最後まで止まないHIROKIへの祝福の声の中、ステージをあとにした。
カスタマイZ HIROKI 19th Birthday Event~バッチグリーンのワンマンショー~
2015年12月12日 ららぽーと横浜 セットリスト
01. 刹那スクールゾーン
02. Life and death
03. バンヴィーナス
04. 白い恋人達 / 桑田佳祐
05. Never Give Up
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今日は“おボーカル”担当!カスタマイZ・HIROKI、生誕祭で祝福の中熱唱 https://t.co/0U0Jr7kyTf
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