Nothing's Carved In Stone、ファンと作った「円環」ライブで26曲熱演

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Nothing's Carved In Stoneが11月6日に東京・豊洲PITにて、ワンマンライブ「円環 -ENCORE-」を開催した。

Nothing's Carved In Stone「円環 -ENCORE-」の様子。(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])

Nothing's Carved In Stone「円環 -ENCORE-」の様子。(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])

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村松拓(Vo, G)(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])

村松拓(Vo, G)(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])[拡大]

この公演は、今年8月にリリースしたバンドにとって初のライブアルバム「円環 -ENCORE-」の全収録曲と、シングルのカップリング曲で構成したセットリストをもとにライブを行うコンセプチュアルなもの。2時間におよんだライブは、オープニングからアンコールまで終始熱気が漂う内容となった。

村松拓(Vo, G)と日向秀和(B)が向かい合い、それぞれの楽器を鳴らしたことを口火にライブの幕が上がる。大喜多崇規(Dr)のエネルギッシュなドラムがさく裂したオープニングナンバー「Isolation」からステージ前方にはクラウドサーファーが続出し、それに応えるようにメンバー4人も力強いプレイを繰り広げた。「こんばんはNothing's Carved In Stoneです。最後までよろしく」と村松が手短に挨拶をしたことを機に、メロディアスな「The Swim」から始まる次のブロックに突入。ここでは日向のベースが躍動感のあるグルーヴを生み出す「Brotherhood」や、ライブの定番曲「Sands of Time」がフロアの熱気をぐいぐいと引き上げていく。

生形真一(G)(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])

生形真一(G)(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])[拡大]

その後も、うねるようなグルーヴと村松のクールな声がミステリアスな空気を紡ぎ出した「Lighthouse」、生形真一(G)のかき鳴らすノイジーなギターにあわせて盛大なコールを起こった「Rendaman」など4人は緩急をつけた流れでライブを進行。合間に村松が短いMCを挟み、彼は「今日はみんなと一緒に作ったライブだと思って。存分に楽しんで帰ってください」と呼びかけたり、「最高に楽しいです!」とうれしそうに語りながらオーディエンスとコミュニケーションを図った。

日向秀和(B)(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])

日向秀和(B)(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])[拡大]

大喜多崇規(Dr)(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])

大喜多崇規(Dr)(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])[拡大]

赤い照明の下でプレイされた「Red Light」に続いたのは、壮大なスケールを描くスローテンポの「BLUE SHADOW」。青いレーザーが放たれる中、村松の少ししゃがれた低い歌声が響き、その声に寄り添うように生形がコーラスを重ねる。オーディエンスは曲の世界に浸るようにゆっくりと体を揺らした。「Raining Ash」で軽やかなアンサンブルを奏でたあと、村松は「いつもは自分たちの気持ちのまま、ぶっかけてるんですけど、今日はみんなを笑顔にして帰りたい。行けるか?」と叫び、「Idols」から怒涛の後半戦へとなだれ込んだ。「今日はお前らのためにある夜なんだぜ」という村松の言葉から始まった「Out of Control」では、生形の切れ味の鋭いギターと日向が生み出す強烈グルーヴがフロアを揺らした。「November 15th」「きらめきの花」という痛快なロックチューンを連投したあと、本編のラストナンバーとして奏でられたのは力強いメッセージが込められたダイナミックな「Shimmer Song」。村松は歌詞を噛みしめるように丁寧に歌い上げ、「ありがとうございました」という挨拶をもってステージをあとにした。

観客のアンコールに応えて姿を見せたメンバーはまず、「円環 -ENCORE-」の最後に収録されている「Chain reaction」を披露し、続けて「おおっ」という驚きの声が上がる中で「Inside Out」をプレイして再びフロアに熱狂を呼び戻す。4人が放談を繰り広げるMCでは、2016年5月15日に東京・日比谷野外大音楽堂にて単独公演「Nothing’s Carved In Stone Live at 野音」が行われることがアナウンスされ、オーディエンスを歓喜させる一幕も。そしてライブの最後を飾ったのは「Around the Clock」。「いくぞ!」という村松の掛け声から、豪快なバンドサウンドがフロアに叩き込まれる。曲のサビに入る前に4人は、一旦楽器を鳴らす手をストップ。村松がオーディエンスに向かって「Nothing's Carved In Stone一同、心からお礼をお伝え申し上げます。また会おうぜ!」と高らかに宣言したことを機に一気にラストスパートをかけ、爽快な余韻を残してライブを締めくくった。

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Nothing's Carved In Stone「円環 -ENCORE-」
2015年11月6日 豊洲PIT セットリスト

01. Isolation
02. ツバメクリムゾン
03. Crystal Beat
04. The Swim
05. Brotherhood
06. Sands of Time
07. Lighthouse
08. Rendaman
09. Bone Age
10. GOD HAND GAME
11. 村雨の中で
12. Red Light
13. BLUE SHADOW
14. It means
15. Diachronic
16. Sunday Morning Escape
17. Raining Ash
18. Idols
19. Spirit Inspiration
20. Out of Control
21. November 15th
22. きらめきの花
23. Shimmer Song
<アンコール>
24. Chain reaction
25. Inside Out
26. Around the Clock

Nothing’s Carved In Stone Live at 野音

2016年5月15日(日)東京都 日比谷野外大音楽堂

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読者の反応

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Kento Yamamuro 山室健人 @kent6is9DEAD

わかっちゃいたけど最高のセットリスト。うわーCrystal Beatは生で聴きたいなぁ。。

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