イベントではまず「君と見る流れ星」が約40分にわたって上映された。このプログラムでは美麗な星空や都会の街並みの映像がドームの天井いっぱいに映し出され、「アイ」「Girl」などさまざまな秦の楽曲がBGMとして流れた。抽選によって選ばれた参加者はそろってリクライニングシートを倒し、天井を眺めながら映像と音を堪能した。
上映を終えて間もなくトークショーが開始。同プログラムのナレーターを務めたレイチェル・チャンによる挨拶のあと、拍手を浴びながら秦が登場する。秦は、自身の楽曲の中から星や月が似合いそうなナンバーが使用された「君と見る流れ星」の感想として「楽曲のモチーフとは別の景色を与えてもらったような感覚。曲の新しいストーリーを見せてもらえてうれしかった」と笑顔を見せた。
トーク中盤には「天空」のプロデューサー・北畠一範氏がトークに加わって場内の機材について解説。施設内の6.1chの立体音響システムについて「秦さんやレイチェルさんの声が上から降り注いでくるように聴こえます」と紹介したほか、今回のプログラムについて「『天空』は星空を眺めて癒やされたり心をリセットしたりしてもらうところにこだわっています。だから今回は秦さんの優しい声や背中を押してくれる歌をコンセプトにしました」と話す。そして秦は細部にまでこだわった「天空」の設計について「たとえ聴く人が直接的にわからなくても感動の一因になると思い、自分も楽曲制作時には細かい部分にこだわっています」と共感を示した。
なお秦はこのイベントの前日に12月16日発売のニューアルバム「青の光景」の制作が完了したことを明かす。彼は作品のイメージカラー・青について、「『青』と言ってもいろんな青があります。収録曲『Sally』のような青空のイメージもあれば、果実が青いみたいに未熟さを表す青もある。それに悲哀を“ブルー”とも表現します。物悲しさがあるからこそいろいろなことが輝くということも含めてすべて表現できればという気持ちで、今作では青をイメージカラーにしました」と説明した。
トーク終盤はクイズコーナーとなり、「秦の好きな星座は?」「『五月の天の河』の歌詞には何回『星』が出てくる?」「秦が今年任命されたのは何大使?」といった質問に会場が沸いた。秦は「ヒントはありません! 考えて!」と茶化しながらにこやかにファンとやり取りし、クイズの正解者にサイン入りポスターなどの景品を直接プレゼントした。
「君と見る流れ星」の上映は2016年6月6日まで。
※動画は現在非公開です。
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- 「君と見る流れ星 starring 秦 基博」 - プラネタリウム“天空” | コニカミノルタ
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