7月に発売された最新アルバム「Bittersweet」を携え、全国8都市で展開された今回のツアー。最終公演は、アルバムの冒頭を飾るナンバー「セ・ラ・ヴィ ~女は愛に忙しい~」で幕を開けた。30代最後のツアーとして各地を回ってきた土岐は「ドキドキ、ワクワクしながらこの日を迎えました! ハロウィンの土曜日に土岐麻子を選んでいただいてありがとうございます!『Bittersweet』は自分自身の“今”を切り取ったアルバム。そんなことまで切り取っていいの?ということまで歌っています。『四十にして惑わず』と言うけれど、今が一番惑っている。いろんな覚悟を自分自身に求めなくてはならない年齢なのかも。同世代の女性へ向けて作ったつもりが、男性からも想像していなかったくらいたくさん反響がありうれしかった」とツアーを通しての心境を語った。
さらに彼女は「老後が不安で不安で、泣きながら作った」と語る「SU SA MIN」など、アルバム「Bittersweet」からの楽曲を次々と披露。アルバムのサウンドプロデュースを務めた渡辺シュンスケ(Key /
ライブ中盤には「きみだった」「How Beautiful」といった胸を打つバラードが続く。ひさびさに歌われた「サーファー・ガール」を挟んでの後半戦はオリエンタルなアレンジが施された「Kung Fu Girl」「杏仁ガール ~Far Eastern Tale~」などが畳みかけられ、最後はアルバム「Bittersweet」のラストナンバー「地下鉄のシンデレラ」でフィニッシュ。アンコールでは熊本民謡の「おてもやん」、そして代表曲「Gift ~あなたはマドンナ~」で締めくくった。ツアー本公演はこれをもってすべて終了となったが、12月21日には東京・WWWでオールスタンディングによる追加公演が行われる。
また12月10日には、土岐初のフォトエッセイ集「愛のでたらめ」が発売される。歌詞や書き下ろしエッセイ、彼女にとって原点と言える東京・代々木上原を訪ねた撮り下ろしフォトエッセイ、InstagramやTwitterでのつぶやき、アルバム「Bittersweet」のコンセプトプロデューサーであるジェーン・スーや小説家・柚木麻子との対談を収めた内容で、アルバム「Bittersweet」の背景としても楽しめる1冊だ。装丁はブックデザイナー・名久井直子が手がける。
土岐麻子「TOKI ASAKO LIVE TOUR 2015 "Bittersweet"~子曰、四十而不惑。麻子曰、惑うなら今だし。~」
2015年10月31日 日本橋三井ホール セットリスト
01. セ・ラ・ヴィ ~女は愛に忙しい~
02. さよなら90's Girl
03. トーキョー・ドライブ
04. SU SA MIN
05. heartbreak
06. ラブソング
07. Don't let it go
08. きみだった
09. How Beautiful
10. サーファー・ガール
11. Kung Fu Girl
12. 杏仁ガール~ Far Eastern Tale ~
13. Beautiful Day
14. BOYフロム世田谷
15. 地下鉄のシンデレラ
<アンコール>
16. おてもやん
17. Gift ~あなたはマドンナ~
土岐麻子「TOKI ASAKO LIVE 2015 "Bittersweet延長戦!" ~麻子曰、惑うなら今だし!アナログ盤もでるし!クリスマスだし!イスもとっぱらうし!~」
2015年12月21日(月)東京都 WWW
※チケット完売
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ナタリー【KIRINJI】土岐麻子「今が一番惑っている」30代最後のツアー千秋楽 https://t.co/B7iHSnPBwC 土岐麻子の全国ツアー「TOKI ASAKO LIVE TOUR 2015 "Bittersweet"~子曰、四十而不惑。麻子曰、惑うなら今だし。~…