THE DHOLE、あら恋&MOPとMARZ踊らせた初ライブ

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THE DHOLEが自主企画ライブ「HOWL vol.1」を10月2日に東京・新宿MARZで開催。あらかじめ決められた恋人たちへMOP of HEADと競演した。

THE DHOLE(photo by Hiroshi Oshikata)

THE DHOLE(photo by Hiroshi Oshikata)

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THE DHOLEは小林樹音(B / ex. TAMTAM)が8月に結成したギターロックバンド。この日のイベントが初ステージとなり、あら恋とMOP of HEADがそのお披露目の舞台に華を添えた。

MOP of HEAD

MOP of HEAD(photo by Hiroshi Oshikata)

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この日のトップバッターはMOP of HEAD。George(Key)の「THE DHOLE、ありがとう」のひと言を合図に、7月リリースのアルバム「Vitalize」収録のビッグビートチューン「Action」を威勢よく叩き込んだ彼らは、The Chemical Brothers「Hey Boy Hey Girl」のサンプリングをインサートした「Uncontrol」、声ネタのループ、Hitomi Kuramochi(B)とSatoshi Yamashita(Dr)のファンキーなリズムパターン、Takuma Kikuchi(G)のカッティングが絡み合う「Dave」、GeorgeのシンセとKikuchiのギターがメロディアスに響く「Retronix Symphony」を4連投して、オーディエンスを踊らせまくる。

そしてGeorgeが「調子はどうっスか?」「いい感じ?」と笑い、Kuramochiがボーカルを務めるトライバルな「Sky」をドロップしたあともバンドのテンションは変わらない。「この年齢で新しいことをするのって勇気がいると思う」と樹音がTHE DHOLEを結成したことを称えると、Kikuchiが的確な高速リフを刻み、サポートダンサーがタオルを振り回してフロアを煽る「S.A」、Yamashitaが圧倒的な手数を見せるドラムンベースナンバー「Fresh」を連発すると、ラストナンバー「B.O.B」ではGeorgeが「すげえダンスが見たいだろ?」とオーディエンスを挑発。これに呼応しフロアに躍り出たダンサーがハードなステップを踏み、文字通り観客を巻き込んで自らのステージに幕を閉じた。

あらかじめ決められた恋人たちへ

あらかじめ決められた恋人たちへ(photo by Hiroshi Oshikata)

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TAMTAM時代から樹音と付き合いの深いあら恋は新曲を中心にセットリストを構成。正調ダブナンバー「view」ではオータケコーハン(G)、GOTO(Dr)、クリテツ(テルミン、鍵盤ハーモニカ、Per)、ベントラーカオル(Key)がご挨拶とばかりにとソロを回し合い、続く「rise」ではカオルがブリープノイズを発生させる中、池永正二(Track、鍵盤ハーモニカ)の鍵盤ハーモニカとクリテツのテルミンが叙情的なメロディを奏でてみせる。その後もバンドは、派手にフィルターをかけたシンセベースと劔樹人(B)の野太いベースラインとが重低音を形成し、ダブPA・石本聡によりダブワイズされたGOTOのドラムがフロアいっぱいに響き渡る「void」、ダビーなバッキングに乗せて池永、クリテツがメロウな鍵盤ハーモニカを聴かせる「風花」を矢継ぎ早に繰り出した。

クリテツと譲り合いながらも結局マイクを手にした池永が「THE DHOLE? THE DHOLEやんな?」「結成おめでとうございます。がんばってください」「僕らもがんばります」と照れ笑いを浮かべたところであら恋のステージは最終盤に。彼らは、池永の「最後!」の声とカオルのピアノの駆け下りと同時にキラーチューン「Res」をこの日一番の爆音で投下して、オーディエンスの大歓声を集めてみせた。

THE DHOLE

THE DHOLEのライブの様子。(photo by Hiroshi Oshikata)

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THE DHOLE(photo by Hiroshi Oshikata)

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この日の主役、THE DHOLEは樹音(B)、北原洋平(Vo, G)、長良祐一(Dr)に、かつての盟友・yuthke(G / TAMTAM)を加えた陣容でステージに登場。彼らは、そのyuthkeの空間系エフェクターを効果的に使ったギターフレーズが印象的な「Highway」、yuthkeと樹音が複雑なリフをユニゾンする「hatemade」とエイトビートを基調にしながらも、どこかストレンジなギターロックで自身の初舞台の幕を開けた。

エモーショナルなボーカルを聴かせた北原が、そのプレイ中の姿とは裏腹に「本番前『ミサイルでも飛んでこねえかなあ』と思っていた」と笑うと、バンドはジャジーなシーケンスパターンと楽器隊のタイトなプレイにリバーブをハードに効かせた北原の歌声が重なるダンスチューン「Goodluck Spider」、北原のルーズでラフなボーカル、樹音&長良による重低音、yuthkeの単音カッティングで魅せるスローナンバー「Night & Day」、樹音がブーミーなベースを響かせる「Wonderland」などを間断なくプレイ。そして正統派四つ打ちロック「Recovery」でフロアを踊らせると「ありがとうございました!」とステージをあとにした。

アンコールの声に応え、メンバーとともにステージに舞い戻った樹音は「結成したばかりで持ち曲がないんで、ホントにあと1曲だけなんですけど」と苦笑い。そんな彼が年明けの発表に向けてCD制作を進めていることを発表し、スケール感あるスローナンバー「Dawn」を披露したところで、THE DHOLEの初ライブは終了。彼らは喝采の中、改めてステージをあとにした。

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HOWL vol.1
2015年10月2日 新宿MARZ セットリスト

MOP of HEAD

01. Action
02. Uncontrol
03. Dave
04. Retronix Symphony
05. Sky
06. S.A
07. Fresh
08. B.O.B

あらかじめ決められた恋人たちへ

01. view
02. rise
03. void
04. 風花
05. blast
06. Res

THE DHOLE

01. Highway
02. hatemade
03. Goodluck Spider
04. disclosure
05. Night & Day
06. Wonderland
07. Recovery
<アンコール>
08. Dawn

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小林樹音 @JitteryJackal

先日のTHE DHOLE初ライブのライブレポートがアップされました!ナタリーさん、ありがとう。ここからが僕らのスタートです。RT @natalie_mu THE DHOLE、あら恋&MOPとMARZ踊らせた初ライブ http://t.co/GXls4GdsEf

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