めんそーれ！MONGOL800、大にぎわいの「People People」ツアー開幕

MONGOL800が9月29日の北海道・Zepp Sapporo公演より全国ツアー「MONGOL800 People People TOUR 2015」をスタートさせた。この記事では10月1日に行われた本ツアーの2本目、東京・新木場STUDIO COAST公演の模様をレポートする。

「MONGOL800 People People TOUR 2015」は8月にリリースされた最新アルバム「People People」（ピーポーピーポー）を携えたツアーで、12月26、27日の東京・中野サンプラザホール公演まで全29本が予定されている。新木場STUDIO COAST公演で彼らは最新アルバムの収録曲はもちろんのこと、ヒット曲を含む多数の楽曲を披露して、会場の空気をひとつにまとめ上げた。

ライブ序盤に2013年発表の前作アルバム「GOOD MORNING OKINAWA」の収録曲「Love song」でポジティブな歌詞と疾走感あふれるバンド演奏を届けて場内を熱くさせたMONGOL800。フロアが明るく照らされると、拳を突き上げて笑顔でステージを見つめる観客たちに、キヨサク（Vo, B）がピースサインを向ける。また彼は積極的に観客からの呼びかけに応えていたほか、テンションが高まったのか「めんそーれ！」と普段はめったに口にしない沖縄の方言を織り交ぜるなど自由なMCで場の空気をなごませていた。

モンパチは彼らの地元・沖縄の風を感じさせるような陽気なナンバー「OKINAWA CALLING」で場内を盛り上げたり、同曲とともに両A面シングルで発表されたラブソング「STAND BY ME」をしっとり聴かせるなど多彩な楽曲を演奏。キヨサクが「これからもずっと歌い続けていきます」と宣言した名曲「小さな恋のうた」では、客席にマイクが向けられて大合唱が場内いっぱいに響きわたった。そしてライブの終盤に彼らはアッパーチューン「face to face」などを投下。ハッピーな余韻を残してステージを去った。

なおライブ中、キヨサクは今回のツアーはスタンディング形式のライブハウス公演と、座席指定のホール公演があるので、それぞれ違った楽しみ方ができると語っていた。演出や照明など趣向を凝らしたものとなっているので、ツアーに参加するファンはライブパフォーマンス以外の部分にも注目してみよう。