ホーン隊を含んだ編成のバンドと4人のバックダンサーを従えて登場したw-inds.の3人は、最新アルバム「Blue Blood」の収録曲「Beyond The Blue World」よりライブをスタートさせる。最初のMCで橘慶太(Vo)が「力があり余ってる」と話した通り、「Million Dollar Girl」で彼は得意のハイトーンボイスを会場に響かせてファンを魅了。緒方龍一(Cho, Rap)と千葉涼平(Cho, Rap)は息を合わせたダンスと高揚感を煽るラップで客席を盛り上げていく。
「Show You Tonight」では橘がギターを抱えて弾き語りを披露。「The Right Thing」と「CANDLE LIGHT」の2曲では彼がピアノを演奏するなど、観客たちを飽きさせない多彩な演出で楽曲を届けていった。MCで緒方が「国際フォーラムはみんなの熱がひとつになってる気がする」とここまでのライブの手応えを語ると、フロアからステージに大きな拍手と歓声が浴びせられる。さらに千葉が2016年3月14日にデビュー15周年の記念日を迎えることに触れ「15周年記念ライブ、やりたいよね」と話し、ファンの期待感を高めた。またMC中にバンドメンバーの演奏でおよそ300曲ある彼らの楽曲から曲名を言い当てる“イントロクイズ”が行われるなど、終始リラックスしたムードでトークが繰り広げられた。
MCを終えてライブを再開させたw-inds.は「FANTASY」や「LOUD」など最新アルバムの収録曲を矢継ぎ早に投下し、グループの“今のモード”をオーディエンスに見せつけていく。本編最後に披露された「In Love With The Music」で3人は、バックダンサーも交えてフォーメーションを変えながらテクニカルなダンスを披露。万雷の拍手を浴びる中、w-inds.の3人はステージをあとにした。
本編終了後も歓声は止まらず、ライブはアンコールに突入。緒方が「終わりたくないね」と口にすると3人は名残惜しそうにしながらこれまでのツアーのことなどを振り返り、改めて客席に向けて感謝の言葉を送った。ラストナンバー「Top of the world」ではメンバーの動きに合わせてオーディエンスが一斉に手を振り、一体感あふれる光景が場内に広がる中、この日のライブはフィナーレを迎えた。
なお東京・国際フォーラム ホールA公演の模様を収録したDVD / Blu-ray「w-inds. LIVE TOUR 2015 "Blue Blood"」が12月23日にリリースされる。
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