LOST IN TIME、cinema staffとの熱演でツアー開幕

LOST IN TIMEが全国ツアー「LOST IN TIME 9th album『DOORS』Release tour『TOURS』」を9月19日に千葉・千葉LOOKで開幕させた。

バンドが6月発売のアルバム「DOORS」を携えて実施しているこのツアー。初日はcinema staffとのツーマン形式でライブパフォーマンスが行われた。1番手のcinema staffは「望郷」でライブを開始。MCで飯田瑞規（G, Vo）が「ツアー初日の聖地として知られる千葉LOOKなんですけど、僕らツアー初日以外でここに来たことなくて……」と話し出すと、すかさず久野洋平（Dr）に「そんなわけないやろ！」と突っ込まれる。記憶違いに気付いた飯田は「さっき楽屋で話してたときに言ってよ！」と恥ずかしそうに声を上げ、観客の笑いを誘った。学生の頃からLOST IN TIMEの楽曲を聴いていたという飯田は「LOST IN TIMEの音楽を聴いていると、自分が主人公になったような気持ちになる」と語り、「次の曲はcinema staffがこれから大切にしていきたい歌です。皆さんも自分のことだと思って聴いてください」と前置きしてから新曲「YOUR SONG」を披露した。

LOST IN TIMEは大岡源一郎（Dr）のカウントから海北大輔（Vo, B, Piano）が場内を包み込むような温かい歌声を響かせ、メンバーそれぞれが顔を見合わせながらグルーヴィな演奏を届けていく。1曲終えると海北は「おかげさまで初日公演ソールドアウトしました！ どうか一秒も聴き逃さず、最後までよろしくお願いします」と観客に思いを述べた。その言葉通りオーディエンスはじっとステージを見つめ、彼らが紡ぐアンサンブルに身をゆだねていた。アンコールのMCで海北はcinema staffについて「今日のcinema staff、LOST IN TIMEを潰しにかかってるなっていうぐらいすごい気合いの入ったセットリストで（笑）。本当に感謝してます。ありがとう！」と感謝を表し、「でも一緒にライブやると、準備とかあって全然ステージ観らんないってことに気付いた」と残念そうに語った。その後彼らはダブルアンコールまで観客を大いに楽しませた。

LOST IN TIMEはこのツアーで全国で21公演を実施。9月27日の茨城・mito LIGHT HOUSE公演では再度cinema staffと対バンする。