チャラン・ポ・ランタン、愉快な仲間と迎えた“大収穫祭”ツアー千秋楽

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チャラン・ポ・ランタンが昨日9月16日に東京・LIQUIDROOMにて東名阪ツアー「チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン ツアー2015 “チャラン穂 秋の大収穫祭”」の最終公演を開催した。

「チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン ツアー2015 “チャラン穂 秋の大収穫祭”」LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:タカハシアキラ)

「チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン ツアー2015 “チャラン穂 秋の大収穫祭”」LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:タカハシアキラ)

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もも(Vo)(撮影:タカハシアキラ)

もも(Vo)(撮影:タカハシアキラ)[拡大]

小春(Accordion)(撮影:タカハシアキラ)

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開演前の影アナでは映画の予告編風の口上が流され、これから始まるライブへの期待感を煽った。そしてもも(Vo)、小春(Accordion)と今回のツアーに同行したカンカンバルカンの5人がステージに上がり、彼女たちは1曲目に「ワーカホリック」を演奏。ももは「今日は千秋楽だ! 行くぞー!」と叫んでから観客とコール&レスポンスを行ってライブの冒頭から場内に一体感を生み出していく。3曲を披露したのち、ももと小春は姉妹ならでは息の合った軽妙なMCで観客を笑わせ、高橋克実とのコラボで話題を集めた「ぎんなん楽団カルテット」へとつないだ。その後落ち着いた雰囲気でももと小春の2人が「泣き顔ピエロ」を届け、大サビからはカンカンバルカンも演奏に加わってにぎやかなセッションへと展開させた。また現在、劇場公開中のSMA創立40周年自社制作映画「飛べないコトリとメリーゴーランド」の主題歌「貴方の国のメリーゴーランド」ではときにメランコリックな、ときに遊園地にいるかのような愉快なサウンドを聴かせた。

ライブ中盤のMCでは、ももが自身の着用しているカラフルな衣装をモデルさながらのポーズを決めながら見せ、チャラン・ポ・ランタンの衣装担当が彼女たちの母であることを明かした。そして彼女たちは「フランスかぶれ」に続いて、フランスのシンガーソングライター、ミッシェル・ポルナレフの名曲「シェリーに口づけ」を替え歌でカバーしたり、ももが小学生時代に憧れの存在だったという松浦亜弥の「桃色片想い」のカバーをきゃぴきゃぴとした雰囲気で披露したりして観客を楽しませた。その後、彼女たちはステージに自撮り棒を持ち込み、観客をバックに記念撮影を行った。

もも(Vo)(撮影:タカハシアキラ)

もも(Vo)(撮影:タカハシアキラ)[拡大]

小春(Accordion)(撮影:タカハシアキラ)

小春(Accordion)(撮影:タカハシアキラ)[拡大]

ライブの後半、ももとさくらん(Contrabass)以外のメンバーが退場。2人で「季節は廻る」を届け、柔らかな雰囲気のコントラバスの音色と、ももの優しげな歌声が場内に響きわたった。ほかのメンバーが再びステージに登場し、小春は次に披露する「親知らずのタンゴ」にまつわるエピソードを語り出す。昔はインスト曲のみを作っていたという小春。当時親知らずを抜く際、治療に時間を要したため作曲をしていたが、治療に思いのほか時間がかかり、作曲を終えたあとに初めて作詞を行ったのだという。そして当時16歳だったももにボーカルを任せたという話から、16歳のももが歌唱する「親知らずのタンゴ」の音源が再生された。ももは恥ずかしさを感じていたようで、無表情でステージに立ちすくんでいたが、小春は再生される音源にあわせてテンション高く歌う様子を当て振りした。その後、実際に「親知らずのタンゴ」を演奏したあと、ももは「お母さんありがとう! 22歳になりました!」と親への感謝を叫んでいた。

11月11日に発売されるニューシングル「メビウスの行き止まり」の表題曲を演奏する前には、カンカンバルカンにツアー開始の数日前に音源を共有し、メンバーを少々困らせたというエピソードなどが語られた。そしてパワフルなビートの同曲では観客に「オイ!オイ!」と叫ばせるなどハイテンションなステージを展開した彼女たち。さらにBay City Rollers「Saturday Night」のカバーであり、行楽シーズンの夏でも家でゆっくりしたいという彼女たちなりの気持ちを替え歌にしたサマーチューン「ヒキコモリ」は、サビの「Saturday night, Saturday night」を「外出ない、外出ない」と歌うなど楽曲タイトル通りの内容の歌詞で場内の笑いを誘った。

ライブ終盤にはももが「千秋楽、ありがとう!!」と大勢の観客に囲まれツアーファイナルを迎えられたことへの感謝の思いを改めて伝えてから、ラストスパートとばかりに「この先のシナリオはあなた次第」「最後の晩餐」までライブ本編を駆け抜けた。なお「最後の晩餐」はももが赤白帽を被り、運動会の徒競走で使われる機会の多いヘルマン・ネッケ作曲のクラシック曲「Csikos Post」などを織り交ぜた“運動会ver.”として届けられた。

「チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン ツアー2015 “チャラン穂 秋の大収穫祭”」LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:タカハシアキラ)

「チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン ツアー2015 “チャラン穂 秋の大収穫祭”」LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:タカハシアキラ)[拡大]

アンコールでは私立恵比寿中学が4~6月に行ったツアー「私立恵比寿中学 飛び出せ全十ホールツアー2015~わっくわくはるバルーンGOGO~」の舞台音楽として、小春が「吟遊詩人」の再構築バージョンを書き下ろした際のエピソードや、9月12日より実施されているチュートリアルのライブツアー「TUTORIALIST」でもチャラン・ポ・ランタンが舞台音楽を手がけたことなどが語られた。その後、彼女たちは「ムスタファ」に続き、キラーチューン「Oppai Boogie」で各メンバーのソロパートを盛り込んだ熱いセッションを繰り出し、ラストは「71億ピースのパズルゲーム」で場内の熱気を一層高め、ツアーファイナルを締めくくった。

なおチャラン・ポ・ランタンは12月にカンカンバルカンのメンバーとしてもライブをサポートしたふーちん(Dr)、さくらん、とんちゃん(Soprano Sax)に加え、磯部舞子(Violin)を迎えた崩壊バンドとともにライブツアー「チャラン・ポ・ランタンと崩壊バンド ツアー2015 "Shiwasu de Gowasu"」を開催する。

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チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン ツアー2015 “チャラン穂 秋の大収穫祭”
2015年9月16日 LIQUIDROOM セットリスト

01. ワーカホリック -カンカンver.-
02. NANDE-NANDE
03. ただ、それだけ。
04. ぎんなん楽団カルテット
05. 泣き顔ピエロ -カンカンver.-
06. 貴方の国のメリーゴーランド
07. フランスかぶれ
08. シェリーに口づけ(※ミッシェル・ポルナレフ「シェリーに口づけ」替え歌カバー)
09. 桃色片想い(※松浦亜弥カバー)
10. 季節は廻る
11. 親知らずのタンゴ
12. メビウスの行き止まり
13. ヒキコモリ(※Bay City Rollers「Saturday Night」替え歌カバー)
14. この先のシナリオはあなた次第
15. 最後の晩餐 -運動会ver.-
<アンコール>
16. ムスタファ -アカペライントロver.-
17. Oppai Boogie
18. 71億ピースのパズルゲーム

チャラン・ポ・ランタンと崩壊バンドツアー2015 "Shiwasu de Gowasu"

2015年12月6日(日)神奈川県 Yokohama Bay Hall
2015年12月12日(土)埼玉県 HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
2015年12月18日(金)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
2015年12月23日(水・祝)東京都 浅草公会堂
2015年12月27日(日)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO

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読者の反応

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混沌こそ未来。。。 @e712s

φ(.. ) 昨夜のライブレポ!写真&セットリストあり。年末の崩壊バンドも気になる!→ チャラン・ポ・ランタン、愉快な仲間と迎えた“大収穫祭”ツアー千秋楽 http://t.co/cSUCIu4tBx

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