Lead、2015年の“MASTER PLAN”提示した夏ツアー完走

Leadの全国ツアー「Lead Upturn 2015 ～MASTER PLAN～」のファイナル公演が9月5日に東京・中野サンプラザホールにて開催された。

「Lead Upturn」は2005年以降毎夏行われているライブツアー。今回は5都市10公演が行われ、会場内は毎回熱心なLeaders（ファン）でにぎわいを見せた。ライブのオープニングでは、夜のビル群を空撮したようなムービーに続いてステージの幕が落ち、谷内伸也、古屋敬多、鍵本輝の3人が姿を現す。冒頭は彼らが4人のダンサーとシンクロ率の高いダンスで魅せる、「Fairy tale」「Extreme girl」「スーパーディスコ」といった紳士的でスタイリッシュなR&Bナンバーが続いた。

その後、谷内のラップやDJ HIRORONのDJを取り入れたり、このツアーのために書き下ろした新曲「I DON'T GIVE A DAMM」を披露したりと、約40分ノンストップでパフォーマンスを続けたLead。9曲を終えて本編の折り返し地点でMCを挟むと、初見の観客にも考慮して「天然なのに真面目な伸也」「8月20日に27歳になったばかりのあっくん」「最近、増量のためにバナナにハマってるけいちゃん」と改めてメンバー同士を紹介した。

後半は、谷内作曲の「Change myself」と同じコード進行である鍵本作曲の「Until…」をマッシュアップして遊び心たっぷりに聴かせ、「strings」「My One」「茜色染まるころに」といったバラードパートではプロジェクションマッピングを駆使するなど、観客を飽きさせない工夫が多数。「Love Magic」をきっかけに始まったラストスパートは、Leadersも一緒に歌える鉄板ソングが続く展開となった。

「Lead！ ありがと！ Lead！ ありがと！」というコールに応えて「こちらこそありがとう！」とメンバーが再登場しアンコールへ。今回の「Lead Upturn」が終わろうとする中、3人はそれぞれ締めの言葉を口にする。谷内は「どこの公演もすごい盛り上がりを見せてくれたんですよ。みんなのおかげで、次につながるライブになったんじゃないかなと思います」、古屋は「メンズもちょっとずつ増えてますし、また新しい出会いがあってよかった！ それからいつもの顔にも会えてうれしかった！」と笑顔でコメント。そして鍵本は「今回は“僕たちの作戦”というテーマがあって『MASTER PLAN』というサブタイトルを付けました。2015年のMASTER PLANはここが始まりだと思ってるし、俺たちの掲げているMASTER PLANには必ず皆さんがいます。これからどんどん突き進んでいくので、ついて来てください」と、Leadersにさらなる飛躍を誓った。

その上で最後に「It's My Style」をプレゼント。彼らの真心のこもったパフォーマンスに観客のボルテージも最高潮に達し、ところどころ大合唱がこだました。銀テープが会場いっぱいに広がったあと、3人はダンサーやDJと手をつないで礼をし、充実した表情でステージをあとにした。

なお、Leadは今冬ニューシングル（タイトル未定）をリリースすることが決定。ファンは続報を楽しみにしておこう。

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。