「老人ホームでも一緒に」ユアソン、cero、片想いらカクバリズム夏祭り彩る

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8月8日、東京・LIQUIDROOM、LIQUID LOFT、Time Out Cafe & Diner、KATAにてライブイベント「LIQUIDROOM 11th ANNIVERSARY ~カクバリズムの夏祭り~“Summer's Here”」が開催された。

YOUR SONG IS GOOD(撮影:山川哲矢、小田部伶)

YOUR SONG IS GOOD(撮影:山川哲矢、小田部伶)

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思い出野郎Aチーム(撮影:山川哲矢、小田部伶)

思い出野郎Aチーム(撮影:山川哲矢、小田部伶)[拡大]

カクバリズム所属アーティストらが10組以上登場し、約8時間にわたって代わる代わるパフォーマンスを行ったこのイベント。会場にはいたるところに提灯が掲げられ、ステージにもヒマワリなどの植物が飾られるなど“夏祭り”らしいデコレーションが施された。

あだち麗三郎(撮影:山川哲矢、小田部伶)

あだち麗三郎(撮影:山川哲矢、小田部伶)[拡大]

LIQUIDROOMのライブアクト一番手となった思い出野郎Aチームは、ホーンやエレピの音色で早くから集まった観客を盛り上げる。高橋一(Trumpet, Vo)はソウルフルな歌声を響かせながら、ライブ後半にプレイした「side-B」で歌詞を「これから始まるカクバリズム夏祭りに針を落とそう!」と変えて喝采を浴びた。続いてスカートはバンド編成で登場し、澤部渡(Vo, G)が伸びやかな歌声で新曲やカクバリズムからリリースしたシングル「シリウス」などを披露した。またこの日はKATAでもライブが行われ、イベント前半はポニーのヒサミツ、エマーソン北村、あだち麗三郎らがそれぞれ聴衆を魅了する。単身でギターを弾き語りしたあだちは、自身のナンバーに加え華原朋美「I'm Proud」のカバーも歌って聴衆を楽しませた。

Alfred Beach Sandal(撮影:山川哲矢、小田部伶)

Alfred Beach Sandal(撮影:山川哲矢、小田部伶)[拡大]

Alfred Beach Sandalは岩見継吾(B)、光永渉(Dr)とともにLIQUIDROOMのステージに立ち、ニューアルバム「Unknown Moments」の楽曲などをプレイした。続いて登場したVIDEOTAPEMUSICは、外国映画の映像などをテンポよく出力しながら鍵盤ハーモニカを演奏。ホーン隊とスチールギター奏者、パーカッショニストを交えてエキゾチックなサウンドを繰り出す。そして藤井洋平&The VERY Sensitive Citizens Of TOKYOのステージでは、藤井(Vo, G)がリズム隊の光永と厚海義朗(B)の放つグルーヴに身をよじらせながらセクシーに楽曲を歌唱した。

片想い(撮影:山川哲矢、小田部伶)

片想い(撮影:山川哲矢、小田部伶)[拡大]

never young beach(撮影:山川哲矢、小田部伶)

never young beach(撮影:山川哲矢、小田部伶)[拡大]

LIQUIDROOMの6番目のライブアクト(((さらうんど)))はジャケットを身にまとった3人とサポートのachico(Vo)、Kashif(G)による5人編成でライブを実施。心地よいエレクトロサウンドをフロアに響かせる。一方KATAでは吉澤成友&松井泉がギターとドラムというシンプルな編成で、リラックスしてアンサンブルを奏でる。続くシークレットアクトの片想いはすし詰め状態の会場でライブをスタートさせ、「tristeza de carnaval(哀しいカーニバル)」「Daily Disco」などのナンバーを寸劇やダンスを交えながら披露して牧歌的な空間を生み出した。そしてKATAのラストを飾ったnever young beachも大入りの中でライブを実施。安部勇磨(Vo, G)は「僕もカクバリズムに入りたくて、事務所の住所を調べたこともありました(笑)」と話しつつ、トリプルギター編成でノスタルジックなサウンドを届けた。

cero(撮影:山川哲矢、小田部伶)

cero(撮影:山川哲矢、小田部伶)[拡大]

ceroはリハーサルで演奏した「マウンテン・マウンテン」から歌詞を「ここへ ここへ ここカクバリズム夏祭りへ!」と歌詞を変えるなどしてオーディエンスを盛り上げる。高城晶平(Vo, Flute, G)が「夏に飽きてきました! そろそろ終わらせましょう」と言いながらプレイした「Summer Soul」をはじめ、「DRIFTIN'」「Orphans」といったキャッチーなナンバーなどを披露。ラストチューン「さん!」をプレイし喝采の中でステージを終えるも、次のYOUR SONG IS GOODのハットリ“ショーティ”ヤスヒコ(Tb)の会場入りが遅れているという理由により急きょ“アンコール”として「街の報せ」もプレイした。

YOUR SONG IS GOOD(撮影:山川哲矢、小田部伶)

YOUR SONG IS GOOD(撮影:山川哲矢、小田部伶)[拡大]

ラストアクトYOUR SONG IS GOODは、ceroのステージにも登場したMC.sirafu(Trumpet)、あだち(Sax)を迎えた特別編成でパフォーマンスを開始。ゲストメンバー2人がソロを披露すると、会場から大きな歓声が上がった。ライブ後半にサイトウ“JxJx”ジュンは遅刻したハットリをからかいながら「今年も無事にこうして夏を迎えられて、レーベルを勝手に代表してお礼を言います! 2015年の夏にこのイベントができてるってことは、(カクバリズムは)問題ないかなって思ってます!」と語り喝采を浴びる。ラスト曲の前にはカクバリズムの角張渉社長も登場し「皆さんが40歳50歳になっても一緒にいられたら、老人ホームでもこういうことを一緒にやれたらいいなって思ってます。これからもよろしくお願いしまーす!」と挨拶。最後にバンドは「SUPER SOUL MEETIN' ~超ソウルミーティン~」をプレイし、夏祭りを大団円で締めくくった。

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楽しそう〜

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