AAA、三浦大知、超特急、Da-iCEら代々木で白熱競演「a-nation island」最終日

昨日8月6日に東京・国立代々木競技場第一体育館にてライブイベント「AsiaProgress～Twinkle～」が開催された。

このイベントは国立代々木競技場第一体育館と第二体育館を舞台に7月31日から7日間連続で行われたライブイベント「a-nation island」の最終日を飾った公演。ライブアクトにはlol、BRIDGET、Dream5、FUTURE BOYZ、Da-iCE、超特急、C&K、SHOW、超新星、三浦大知、AAAが顔をそろえ、華やかな競演を繰り広げた。

オープニングアクトを務めたのはlolとBRIDGET。8月12日にCDデビューするlolはバックダンサーを従えた華やかなステージングでデビュー曲の「fire!」など3曲を披露。BRIDGETは草川瞬の「a-nation、盛り上がっていくぞ！」という威勢のいい呼びかけを合図に「Take It」「君だけ愛してる」をパフォーマンスした。

ステージ上方の大きなビジョンにイベントの開幕を告げる映像が映し出されると、舞台にはDream5が登場した。彼女たちは元気いっぱいに「シェキメキ！」を歌い踊り、会場のボルテージを引き上げる。続くMCで重本ことりは「今日は短い時間ですが、“ようかい”の力を借りてがんばります！ 皆さん、一緒に体操をしておきましょう！」と呼びかける。そして2曲目に「ようかい体操第一」を披露すると、オーディエンスは5人の動きにあわせて笑顔で体を動かした。彼女たちの次にステージに立ったFUTURE BOYZは、大音量のEDMサウンドを会場に響かせる。iamSHUMは「“9号車”のFUTURE BOYZです！」と競演の超特急を思わせる自己紹介でオーディエンスを沸かせ、2人は新曲「MOJITO ISLAND」など4曲をパフォーマンス。会場を2つに分けてコール＆レスポンスを行うなど、パワフルにフロアを盛り上げた。

続いてステージに姿を見せたのはDa-iCE。花村想太は開口一番「盛り上がって行こうぜ！」と叫び、5人は「FIGHT BACK」でアクトをスタートさせた。新曲「エビバディ」披露前、観客に掛け声の指導を行ったリーダーの工藤大輝は赤い髪色の花村を指し「このジバニャン……じゃなかった、想太に続いて声出してください！」と「妖怪ウォッチ」ネタでオーディエンスを笑わせる。5人は躍動感あふれるダンスでこの曲を披露し、会場には花村と大野雄大の力強いハーモニーが響き渡った。

超特急は1曲目に最新ナンバー「Beautiful Chaser」を披露。7人は鋭い眼差しを客席に向けながらこの曲を歌い踊り、フロアを圧倒する。2曲を終え、コーイチが「すけちゃんぽー（ユースケ）、やっちゃって！」と振ると、「任せて！」と言葉を受けたユースケは「バッタモンで何が悪い！ この世に刻んでやる、超特急という名を！」と絶叫。彼らはそのまま「バッタマン」になだれ込んだ。ビジョンにユースケ渾身の顔芸が大写しになると観客は大いに沸き立ち、サビでは7人のダンスに合わせてオーディエンスが腕を大きく振る光景が広がる。「fanfare」でステージを終えた彼らは12月23、24日に同所でワンマン公演を行うことを客席に伝えて退場。去り際にタカシは「まだまだ夢は終わらへんで！」と言葉を残していった。

ド派手なゴールドのスーツ姿で登場したのはC&K。彼らは1曲目の「to di Bone」から激しくステージを動き回り、CLIEVYは「恥ずかしがらずに Shake body!」とオーディエンスを盛り立てた。MCではCLIEVYとKEENが漫才のような掛け合いを披露して会場が笑いに包まれる。CLIEVYの「僕たちは歌を歌う人なんだよ、というところを見せていきたい」という言葉からプレイされたバラード「みかんハート」では、ぴったりと息の合った2人の優しいハーモニーに観客はじっくりと聴き入っていた。彼らは最後に「踊LOCCA～around the world 新たなる冒険～」で再び聴衆の体を揺らし、次の出演者へバトンを渡した。

台湾のアーティスト・SHOWは4曲をつないだメドレーで自身のステージのオープニングを華々しく飾った。MCに立った彼は「今日は特別なゲストを呼んでいます」と伝える。すると舞台上にはMay J.が登場。2人はMay J.の最新シングルに収録されている「北極星 ～Polestar～ feat. SHOW」でコラボしており、このステージで同曲のパフォーマンスが披露された。お互いに見つめ合いながら柔らかな歌声を重ねる2人に、客席は大きな拍手を送る。May J.をハグで見送ったあと、バックダンサーを従えパワフルにラスト2曲を歌い踊ったSHOWは「じゃあね！」と笑顔でステージをあとにした。

1曲目にTM NETWORK「GET WILD」のカバーを披露してオーディエンスの心をつかんだのは超新星。3曲目の「YOU」ではスタンドマイクを使った艶やかなダンスでファンを魅了する。ユナクは「日本でデビューして7年。やっとa-nationに参加できて光栄です」とこのステージに立つ喜びを伝えた。ジヒョクの「みんなで楽しめるよう準備してきました！」という言葉からプレイされた「Stupid Love」ではグァンスの力強い煽りに観客も呼応。ゴニルは最後に「帰る前に皆さんからのエネルギーをもらいたいです！」と呼びかけ、ラストナンバーの最新曲「BLOWIN'」で最高潮の盛り上がりを生み出した。

三浦大知は「最高の思い出にしましょう！」と叫んで自身のステージをスタートさせた。彼は躍動感あふれるダンスを踊りながら「Right Now（Remix)」「GO FOR IT」を披露し、オーディエンスの熱狂を誘う。MCでは「気合いを入れるため」パンツの上にスカートを重ねる衣装をチョイスしたことを明かし「安心してください、履いてますよ」と茶目っ気たっぷりにスカートをめくる一幕も。客席は大きな笑い声に包まれたが、その直後に彼が「ふれあうだけで ～Always with you～」を声量豊かにアカペラで歌い上げるとファンは一転して静かに三浦の歌声に聴き入り、広い会場には三浦の歌声だけが響き渡った。彼は新曲「SING OUT LOUD」ではステージを駆け回って歓声を集め、「Unlock」ではキレのあるダンスを披露する。最後の楽曲「music」まで多彩な表情を見せファンを魅了した三浦は、熱気をステージに残したままトリのAAAへと流れをつなげた。

トリを務めたAAAのステージはさわやかなサマーチューン「LOVER」で幕開け。続く「SHOUT & SHAKE」では、末吉秀太の「かかってこい代々木！」という言葉を合図に7人がステージいっぱいに広がり、会場は大きな歓声に包まれる。続く「ハリケーン・リリ，ボストン・マリ」では日高光啓が「タオルぶんぶん振り回そうー！」と煽り、観客はタオルを回して一体となった。西島隆弘は客席を見渡し「皆さん元気ですね！ 今日一緒のステージに立った出演者の皆さんのおかげですね」と笑顔をみせる。このMCの後のパートではミディアムチューンの「恋音と雨空」「さよならの前に」が披露され、感情を込めた歌声をつないでいくメンバーの姿にファンは熱い眼差しを送る。ビジョンにゲーム画面をイメージしたVTRが映し出され「GAME OVER?」がドロップされるとステージは佳境へ。7人はサインボールを客席へ投げ入れ、舞台上を縦横無尽に動き回った。ラストナンバーの「PARTY IT UP」では銀色のテープがフロアに放たれ、きらびやかにイベントのフィナーレを告げる。観客に笑顔を向けながらこの曲をパフォーマンスしたAAAは、オーディエンスと一緒に大きなジャンプをしてステージを締めくくった。