Negicco、愛情あふれる「NEGiFES」で満12歳を迎える

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Negiccoがグループ結成12周年を迎えた昨日7月20日、埼玉・所沢航空記念公園 野外ステージにてライブイベント「NEGiFES~Negicco 12th Birthday~」を開催。TRICERATOPSOKAMOTO'SEspeciaをゲストに迎えておよそ5時間のステージを繰り広げた。

Negiccoの満12歳を祝うバースデーサプライズに感極まるNegicco。

Negiccoの満12歳を祝うバースデーサプライズに感極まるNegicco。

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オリジナル商品「圧倒的なカレー」を紹介するNegiccoと熊倉マネージャー(左から2番目)。

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Negipecia

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2003年7月20日より新潟に拠点を置き活動を続けてきたNegicco。フェス形式で行われた今回のイベントには地元新潟の名物料理が並ぶフードコートも設置され、場内は開演前からお祭り気分を楽しむファンでにぎわっていた。開演時刻になると、まずはNegiccoの3人がステージ上で挨拶。リーダーNao☆は「長いようで短かった12年ですが、今日はこうやってすごいフェスを開いていただけてとってもうれしいです!」と感謝の言葉を述べた。そして3人はフードコートやアボット奥谷による似顔絵コーナー、会場販売のオリジナルグッズなどを紹介すると、1組目のゲスト、Especiaを迎え入れる。かつて合同ユニット“Negipecia”としてライブでの共演のみならずシングルまでリリースした2組は、昨年夏以来となるコラボレーションで「Girl's Life」を歌い、にぎやかにステージの幕を開けた。

Especia

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Negiccoがステージを去ると、Especiaの5人は「Especiaタイム、スタート!」の合図から「ミッドナイトConfusion」「海辺のサティ」「アビス」「アバンチュールは銀色に」を連発。「Good Times」では脇田もなりを除く4人がマイクを持ったままステージを飛び出し、冨永悠香、三ノ宮ちか、三瀬ちひろ、森絵莉加は歌いながら観客たちと触れ合った。最後は「YA・ME・TE!」のファンキーなグルーヴで場内を盛り上げ、トップバッターとしての役割を十二分に務めた。なおEspeciaは明日7月22日にニューシングル「Aviator / Boogie Aroma」をリリースする。

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NegiccoとOKAMOTO'Sによるコラボレーションの様子。

NegiccoとOKAMOTO'Sによるコラボレーションの様子。[拡大]

オケをバックに歌うEspeciaからバンドセットへの転換は時間を要するが、続いてのゲスト・OKAMOTO'Sはサウンドチェックの段階からエンタテイナーぶりを発揮する。各プレイヤーの巧みなソロ演奏に拍手が起こり、軽いセッションから始まったThe Whoのカバー「The Kids are Alright」では本番前にもかかわらず大歓声が上がった。熱気を保ったまま迎えた本番は「SEXY BODY」からスタート。Negiccoファンが多くを占める観客の熱狂ぶりに、ハマ・オカモト(B)は「ファンはグループ・バンドの鑑と言いますけど、皆さん本当に素晴らしいです」と賛辞を送った。中盤にはNegiccoの3人を呼び込み、ハマのお気に入りである「アイドルばかり聴かないで」をOKAMOTO'Sアレンジでセッションするというフェスならではの一幕も。短い時間で観客のハートをつかんだ彼ら。最後に歌われた最新シングル「Dance With You」では開放的な野外スタンドにシンガロングが響き渡った。

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幕間にはNegiccoのNao☆がフードコートに登場し、レポーターとして新潟名物の品々を紹介。各店舗のスタッフに直撃インタビューを行い、ゆるいやりとりで観客を楽しませた。その頃ステージ上には次のゲスト・TRICERATOPSのバンドセットが運び込まれ、Nao☆の現場レポートが終わるとTRICERATOPSのサウンドチェックへ。彼らもまたセッションからThe Rolling Stonesの「Jumpin' Jack Flash」、さらにはブルース進行で和田唱が「ちょっとずつサウンドが整ってきてるよ。そうしたらみんなのこといっぱい楽しませるからね。だからもうちょっと待って、もうちょっと待ってー!」と即興で歌い、やはり本番さながらの拍手喝采となった。

TRICERATOPS

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仕切り直して再登場したTRICERATOPSの3人は「こんにちネギネギー!」とポーズを付けてNegiccoのお決まりフレーズで観客に挨拶。1曲目の「スターライト スターライト」を歌ったところで、和田は「最高の組み合わせでステージに立てるのがすげーうれしいし、すごい楽しみにしてました」と「NEGiFES」参加の喜びを語り、「さっそくですが新曲やってもいいですか? 今YouTubeで『キャッチボール』って検索するとこの曲が出てくるから」と告げると、野球・ソフトボールの東京オリンピック正式種目採用を目指すPR映像のために書き下ろされた新曲「Shout!」を披露した。また和田はNegiccoの12周年を祝いつつ「実は明日7月21日は俺たちのデビュー記念日なんですよ」と明かし、18年前の1997年7月21日にリリースされた1stシングル「Raspberry」を演奏。最後は2006年のナンバー「トランスフォーマー」で締めくくられた。3人が去ると、TRICERATOPSの大ファンであるNegiccoのKaedeが入れ替わりでステージへ。彼らのライブを舞台袖で観ていたKaedeは感極まった様子で「私、実は『トランスフォーマー』でトライセラさんのファンになったので、皆さんの合唱が聴けてうれしかったです」と語った。

「圧倒的なスタイル」で肩を組みラインダンスするNegiccoと観客。

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NegiccoのMeguによるフードコートのレポートを挟み、最後は主役のNegiccoがステージへ。3人は「フェスティバルで会いましょう」からライブをスタートさせると、「サンシャイン日本海」「1000%の片想い」「クリームソーダLove」と4曲を一気に畳み掛けた。この日は晴れ間も差す野外ライブ日和となったが、Negiccoの出番前には少々天候が崩れ、小雨とともに雷が鳴り始めてしまう。冒頭のMCの最中にも不穏な雷の音が鳴り響いたが、Meguの「ありがとう、雷も応援してくれているね!」という牧歌的な発言で場の空気は一気に和んだ。中盤にはNegiccoのステージを支える“NegiBand”のホーン隊が合流し、3人の歌声とバックのオケに力強く華やかな彩りを加える。代表曲「圧倒的なスタイル」ではすり鉢状の観客席で恒例のラインダンスが発生し、圧巻の光景を作り上げた。

Negicco

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終盤のMCでは、12周年を迎えた感想を1人ずつ語っていく。Kaedeが「こうやって12年がんばってきても、長く活動されている方の背中はどんどん追っかけていきたいし、15周年、20周年と迎えていきたいなと思っています。私の居場所はここにあるので、皆さんよろしくお願いします」、Meguが「私は14歳でNegiccoとしてデビューして、もう人生の半分近くをNegiccoとして過ごしているんですね。いろんな方の協力や応援があったからこそ今ここにいるので、本当に皆さんには感謝しています」とコメントし、Nao☆が「Kaedeも言ったように15周年、20周年と続けていって、皆さんともっと大きい景色を見たり、『こんなことが起こるのか』と思うことを実現させていきますので、Negiccoにこれからもぜひ付いて来て……くれるかな?」と呼びかけると、客席からは「いいともー!」の声が。温かい拍手と歓声を送る観客に、3人は「さよならMusic」「トリプル!WONDERLAND」の2曲を届けた。

“ネギセラトップス”によるコラボレーションの様子。

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「NEGiFES~Negicco 12th Birthday~」エンディングの様子。

「NEGiFES~Negicco 12th Birthday~」エンディングの様子。[拡大]

「アンコール、ネギ!」の声を受けてステージに登場したのは、NegiccoとTRICERATOPS。揃いのTシャツで現れた6人は、この日限りのユニット“ネギセラトップス”として、Negiccoのナンバー「ときめきのヘッドライナー」をバンドアレンジで披露した。その後すべての出演アーティストがステージに集い、この日の感想を話していると、突然NegiBandホーン隊が「ハッピーバースデー」を奏で、トライセラ和田がNegiccoの12歳をお祝いするケーキを運び込む。2013年の結成10周年イベントの際には号泣するNao☆とMeguの横でニコニコと笑っていたKaedeだったが、大ファンである和田からのサプライズにはたまらず涙を流してしまう。Nao☆は「皆さんにお祝いしてもらって、がんばってきて本当によかったなって思います」と感慨深く語り、最後は出演者全員横一列で手をつないで観客に挨拶。ゲストたちを見送ったNegiccoは改めて3人で手をつなぎ、「ありがとうございました!」と地声で感謝の言葉を届けた。

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13年目に突入したNegiccoは、8月11日にニューシングル「ねぇバーディア」をリリース。8月16日にはNegicco史上最大規模となる東京・日比谷野外大音楽堂にてワンマンライブ「Negicco at 日比谷野外音楽堂Road of Negiiiiii~Negicco One Man Show~ 2015 Summer」を行う。

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NEGiFES~Negicco 12th Birthday~
2015年7月20日 所沢航空記念公園 野外ステージ セットリスト

Negipecia(Negicco×Especia)

01. Girl's Life

Especia

01. ミッドナイトConfusion
02. 海辺のサティ
03. アビス
04. アバンチュールは銀色に
05. Good Times
06. YA・ME・TE!

OKAMOTO'S

01. SEXY BODY
02. HEADHUNT
03. Beek
04. まじないの唄
05. アイドルばかり聴かないで / Negicco×OKAMOTO'S
05. HAPPY BIRTHDAY
06. Let's Go! Hurry Up!
07. JOY JOY JOY
08. Dance With You

TRICERATOPS

01. スターライト スターライト
02. Shout!
03. Jewel
04. if
05. Raspberry
06. トランスフォーマー

Negicco

01. フェスティバルで会いましょう
02. サンシャイン日本海
03. 1000%の片想い
04. クリームソーダLove
05. 自由に
06. 水着・浴衣・花火・背伸び
07. 相思相愛(あら恋 remix)
08. ネガティヴ・ガールズ!
09. 圧倒的なスタイル
10. さよならMusic
11. トリプル!WONDERLAND
<アンコール>
12. ときめきのヘッドライナー / Negicco×TRICERATOPS

Negicco at 日比谷野外音楽堂Road of Negiiiiii~Negicco One Man Show~ 2015 Summer

2015年8月16日(日)東京都 日比谷野外大音楽堂
料金:前売 5500円 / 当日 6000円

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