la la larks、ゲストも登場のワンマンでメンバーの“ATY”祝福

la la larksが7月10日に東京・TSUTAYA O-Crestにてワンマンライブ「ATY感謝祭」を実施した。

ステージに姿を現したメンバーは、栗山千明への提供曲「0」から勢いよくライブをスタートさせる。1曲目が終わると内村友美（Vo）は「楽しむ準備はできてますか？」とオーディエンスに笑顔で呼びかけ、「end of refrain」「28時」とライブの定番曲へとつないでいく。「28時」では三井律郎（G）とクボタケイスケ（B）がコーラスで参加し、内村との心地よいハーモニーを会場内に響かせた。

6曲目「Loop」歌唱の際にはゲストとしてUNCHAINの谷川正憲（Vo, G）がステージに登場。谷川は身振り手振りを交えながら同曲を堂々と歌唱し、会場を沸かせた。MCでは、ライブ当日がターキー（Dr）の誕生日であり、「ATY感謝祭」というライブタイトルが“後厄”にちなんだものであることが明かされた。la la larksのメンバーと長い付き合いがあるという谷川はオーディエンスとともにターキーを祝福。ターキーは「生きてることに感謝。ピース」とポーズを付けてコメントし、フロアから万雷の拍手を浴びていた。MCがひと段落すると、谷川を迎えた編成のままでバンドはUNCHAIN「I'll Be The Music」の“la la larksバージョン”をプレイ。オーディエンスは体を揺らし、全身を使って彼らのコラボレーションを楽しんでいた。

またライブ後半では2人目のゲストとして珠麟がステージに登場した。衣装チェンジのためステージをあとにした内村に代わってバンドのセンターに立った珠麟は、la la larksの男性陣による演奏で自身の楽曲「Masturbation.」を歌唱。挑発的な歌詞をパワフルなボーカルで歌い上げ、オーディエンスを圧倒した。続く「voice」では内村がステージに戻り、珠麟と息の合ったツインボーカルを披露し、フロアを盛り上げた。ゲストとのコラボがひと段落するとライブはラストスパートへ。アップチューン「self」の演奏中には江口亮（Key）がジャンプを繰り返しながら演奏し、会場のテンションを高めていく。本編最後の曲として披露されたのは1stシングルの表題曲「ego-izm」。バンドの激しいパフォーマンスに感化され、観客は拳を突き上げ身を乗り出して彼らのライブを楽しんでいた。

アンコールでは、バンドとして初となる東名阪ワンマンツアーが9月から開催されることが内村の口から発表された。会場内がバンドを祝福する拍手に包まれる中、彼らは7月29日にリリースするシングル曲「ハレルヤ」をオーディエンスにプレゼント。内村はフロア全体を見渡しながらこの日のラストナンバーを高らかに歌い上げた。そして最後に「またお会いしましょう」とオーディエンスに挨拶し、メンバーとともにステージをあとにした。